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目玉焼き大戦  作者:
5/10

五口目

 四つの大軍の中でも、『ケチャップ』軍は速攻そっこうを得意としている。


 まさか、すでに黄色高地近辺まで接近しているのか?


 だが、この白い大地において、『ケチャップ』軍の赤い色は目立つ。発見できないなんてことは・・・・・・。


「む、赤か」


 指揮官はすぐさま副官に話しかける。


「まさかとは思うが、あれだろうか。コンビニとかで近年、見るだろ? 透明とうめいのコーラとかコーヒーを」


 本来なら黒い色をしているのに、透明の飲み物。


 もしも、あのような技術を『ケチャップ』軍が取り入れているのなら・・・・・・。


「なるほど。透明になっている可能性があるわけですか」


「透明でなくても、赤以外の色に擬態ぎたいしている可能性がある。たとえば、白とか」


 指揮官はヨウショク平原に伝令でんれいを走らせた。あそこには『マヨネーズ』軍がいる。『ケチャップ』軍が擬態してまぎんでいないか、周囲の軍は至急しきゅう確認されたし。


 このように、各軍が戦場の情報収集に奔走ほんそうしている中、北の国境線は不気味ぶきみな静けさにつつまれていた。


 この方角だけは、黄色高地に直接つながる道がないことから、大同盟軍は戦力を配置していない。過去の戦いにおいて、北の国境を越えてきた軍は存在しないのだ。


 しかし、そこになぞの大軍が接近しつつあった。


 その正体は、『ハンバーグ』軍である。


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