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目玉焼き大戦  作者:
10/10

完食

 同時刻、『ケチャップ』軍は前進を続けていた。


 史上最大規模の戦力である。おかげで、本国はからっぽだ。


 が、こうするだけの理由があった。


 一昨年、昨年と、二年連続の『トマト大凶作』によって、国をるがす一大事が起きたのだ。


「ここで負ければ、我らは二流国に転落だぞ!」


 大将軍がげきを飛ばしていると、先発隊からの報告が届く。


「オムライス大陸への『第一次上陸作戦』に成功しました!」


「上陸した部隊は、後続を待つ必要はない! そのまま進軍せよ! この大陸の黄色高地に一番乗りするのは我々だ! 今こそ、トマトの意地を見せる時!」


 トマトの大凶作によって窮地きゅうちに陥ったメーカーが、ここにきて立て続けに新商品を開発してきたのだ。


 ケチャップと同じような粘性ねんせいを持たせた、各種調味料たち。和風ソース、きのこソース、タルタルソース、カレーソース、クリームソース、イカスミソース、麻婆まーぼーソースなどなど。


 ――あなたのおうちは、まだケチャップのオムライス?


 そんなCMを、テレビやラジオ、インターネットで流しまくっている。


 おかげで、ケチャップの売上が・・・・・・。


新参者しんざんものたちには絶対に負けるな! かくの違いを見せつけてやれ! オムライスには絶対に、ケチャーップ!」


 大将軍がさけぶと、軍全体が声をかさねる。


「ケチャーップ!」


 この状況では、オムライス大陸の攻略こうりゃくが最優先だ。目玉焼き大陸に戦力を回す余裕よゆうなどなかった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 目玉焼き大陸は 湿潤な大地に中央は豊富な地下水を含んだ(片面焼き)温帯でしょうか(-ω- ?) それとも、焼けた砂に覆われ中央はしまった一枚岩の小高い丘を有する(両面焼き)熱帯でしょうか(…
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