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11話 たこパ

キッチンでは、レイとみちるが準備をしている。美桜と有栖は2人に、手伝おうかと言ったが、ゆっくり休んでくつろぐように言われた。みんなでスマホで音楽を聴いたり、youtubeを見ていたりしている間に準備が終わったとみちるが伝えに来たので、食事をする場所に行くことにした。

みんなはそれぞれの席に座り、チューハイをグラスにつぐ。


「それじゃあ、みんなかんぱい!」


グラスの音が小さくキンッとなる。


「早速焼いていこうか」


みちるがそう言うと、ホットプレートに具材や生地を入れていく。生地が焼けると、みんなは竹串を使ってころころ丸めていった。

焼き上がるとお皿に入れて食べ始めた。


「うふふ。楽しいわね。ほかほかで美味しいー」


みちるは彼女達にこんなことを聞いた。


「美桜さんも有栖さんも、たこ焼き作ることってあるの?」


「ええ。あるわ」


「2人は料理はするの?」


「うん、私と有栖さんは、なんでも作れるわよ。」


「へえ!いいなあ!今度僕達にも作ってよお!」


すると、かなえがわくわくしながら話に入ってきた。


「僕も2人の手料理、食べてみたい!」


「うん、いいわよ。今度私達の家に来てね!

ご馳走するから!」


「わあ、楽しみー」


そして、みちるはこの家での生活のことについて、語り出した。


「僕達の家は僕がごはんを作ってるんだよ」


「あっ、配信で話してましたもんね」


「みちるが作るごはんは美味しいんだよ」


と、笑顔で話すレイ。

しかし、それにつっこむようにみちるが言った。


「だって!一緒に暮らしてるみんながごはん作らないからじゃん!」


それを聞いて、みんながアハハと笑う。


「でも料理ができることは良いことよね。」


「でもさ!レイくん野菜苦手なんだよ。

僕の皿ににんじんをよく入れてくるもん、

僕が作ってるんだけどね」


「私が野菜を克服できる料理を作ってるあげましょう」


美桜の言ってることを聞いて、レイはくすくす笑っている。


「いや、いいよ。俺は……」


「えー」


みんなで色々な会話で盛り上がったり、お酒を飲んだりしているうちに、たこ焼きを食べ終わった。

お酒を飲んだので、美桜は酔って眠くなってしまった。そんな様子の美桜に優光が話しかけた。


「美桜さん、眠い?こんなときは寝たらいいよ。僕のベッドで寝な。遠慮なく使っていいから。僕は自室のソファーで寝るよ」


「うん……」


「優光くんはどうする?」


「僕はまだ起きて、お酒飲んどくよ」


「まだ飲むの?」


「うん、僕はまだ大丈夫だから。

じゃあ、美桜さんを部屋に連れてく」


優光は美桜を部屋に連れて行く。

部屋に入った美桜はベッドに入ると、

すんやりと眠った。

しかし、この後ハプニングが発生することを

美桜はまだ知らなかった。


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