ゴズの街
週一回だ・・・目標は週一回更新するんだ・・・
頑張ります。
ハッターさんに連れられてようやくゴズの街までたどり着いた。
立派な門の前には衛兵さんらしき人が立っている。
おお・・・マジ異世界って感じだ・・・
石畳の道を衛兵さんの待つ門まで馬車でポクポクと進む我々・・・
「おや?ハッターさんおかえりなさい。
毎度のことで悪いが身分証と入市税をお願いする。」
「はい、お役目ご苦労様です。」
「おや?君は初めて見る顔だね。身分証をよろしいかな?」
お約束キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
そして例にもれず持ってネーヨ身分証!!
「申し訳ないですが、私どうやら記憶喪失のようでして、自分の身分どころかどこに住んでいたのかも思い出せない有様です。身分証も持っていないようですし、こういった場合はどのようにすればよいのでしょうか?」
「なんと・・・それは不便だろう。ふむ・・・ならば冒険者ギルドで新しい身分証を作るのが良いのではないかな?あそこであれば判定石もあるし、もしかしたら知り合いに会える可能性もあるかもしれない。」
「判定石?」
「うむ、触った者のスキルを判定してくれる魔道具だ。高価なものだが冒険者ギルドには必ずと言っていいほど置いてある。まぁこれで判定しないことには冒険者にはなれないのだから当然と言えば当然なのだがな。」
なるほど・・・そんな便利アイテムがあるのね。
でもなー・・・俺のスキルのレベルおかしいかならなぁ・・・
あ!そういえば低くするなら偽装できるみたいなこと言ってたような・・・
ものは試しだ!
(ステータスオープン!)
ーステータスー
名前 ツカサ・ニノマエ
年齢 16歳
性別 男性
職業 監視者
称号 竜神代行者
スキル 異世界言語5
アイテムボックス-
ナイフ5
料理7
ギフト 才能の塊
これを・・・こうだ!
ーステータスー
名前 ツカサ・ニノマエ
年齢 16歳
性別 男性
職業 料理人
称号 竜神代行者
スキル ナイフ1
料理3
ギフト 無し
これなら問題ない程度だろ!
料理は絶賛された手前1にしとくわけにはいかないし・・・
職業をそれっぽくしとけばいいわけもたつって寸法だ!完璧!
「でしたら冒険者ギルドで登録をしてみます。もしかしたら何か思い出すきっかけになるかもしれませんし。」
「わかった。では登録がすんだらギルドカードを店に来て欲しい。よろしく頼んだぞ。入市税はその時に払うで構わんからな。」
「はい。ご迷惑をおかけしますがお願いします。」
などとやり取りをしてから門をくぐり町の中へやってきた。
おお・・・煉瓦造りの素敵な街並み・・・これはファンタジーや・・・
お??ずんぐりむっくりしたのはドワーフ??ってことはエルフもいるのか?いるだろ!いるに決まってる!
これはテンション上がりますわー!
子供のころに読んだロード〇島戦記の影響でエルフ大好きなんだよね!(これはたぶん親父の影響だろう)ちっぱいだっていいじゃない・・・エルフだったら!むしろエルフで巨乳とか邪道!・・・いや・・・それもありだな・・・うん・・・だってエルフだよ?ありあり!
おっとそれよりもギルドに行って登録しなきゃ。
「ハッターさんお世話になりました。
とりあえずギルドに登録してなんとか一人でやっていけるように頑張ってみます。」
「おお・・・そうですか。私の店はギルドの近くなので折角ですから送っていきますよ?」
「いいんですか?ありがとうございます。」
「いえいえ。大した手間ではないですからね。何かあったら相談してくださいね。これでも顔は広い方なんで何かできることがあるかもしれません。」
「重ね重ねありがとうございます。その時はよろしくお願いします。」
ああ・・・いい人だ。
異世界で初めてあった人がハッターさんで良かった。
こうしてゴズの街に着いた俺は人生で初めての冒険者ギルドへ向かうのだった。