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能力確認

そういえば旅の手引きがどうとか言ってたな・・・

と思った瞬間目の前にウインドウのようなものが現れた、タイトルは「旅の手引き」・・・なんというか本当にゲーム感覚だ・・・

操作方法は頭の中で思うだけで勝手にというタイプのようだ、非常に助かる。

どれどれ・・・・


その辺にあった岩に腰掛け俺は手引きを読み進める・・・

ふむふむ・・・

なるほど・・・



小一時間ほどたった今俺はいろいろな確認をしていた。

「ステータス!」

目の前に現れるウインドウ



ーステータスー

名前 ツカサ・ニノマエ

年齢 16歳

性別 男性

職業 監視者

称号 竜神代行者

スキル 異世界言語5

    アイテムボックス-

    料理1

ギフト 才能の塊



おお・・・完全にゲームだな・・・

手引きによるとこのステータス任意の情報を他人に見せることも可能らしい。

上方に偽装することは不可能だが下方に偽装するのは可能とのこと、まぁ今のところ何の問題もあるまい、そうありのままでいいじゃない、氷の階段やら王宮は作れないけども。

この「異世界言語」と「アイテムボックス」ってのが基本セットってやつか・・・

趣味の料理までスキルとして登録してくれているとは有り難い。

でもこんな戦闘のできなそうなスキル構成では魔物やら盗賊に出会ったらひとたまりもないな・・・まぁ見渡す限り誰もいない丘の上で心配しるような話じゃないんだろうが・・・



続いては・・・

「ボックス・オープン!」

言葉にしなくてもいいらしいが最初くらいはな、所謂様式美ってやつだ。

ふむ・・・ボックスはMMORPGとかと同じタイプのイメージか・・・

お・・中身に銀貨10枚と水筒とナイフが入ってるじゃないか!

貨幣価値や物価はわからないけどこれは有難くいただいておこう。

取り出し方は・・・と思った瞬間にナイフが俺の手の中に現れた。うん・・・便利。



まぁ使ったことないんですけどね~・・・と思いながらナイフを振るまねごとをしてみると、

【スキル・ナイフ5を獲得しました】

と頭に響くアナウンス・・・え?ちょっと振っただけよ?大丈夫なのそんなガバガバな上げ方で?

すごいな・・・才能の塊・・・

これは本気で何の苦労もなく生きていけそうだな・・・

さっきの心配はなんだったんだろう・・・


それはともかく町?村?人のいるところに行かなければ・・・

俺は現代っ子なんだ、野宿なんてしたことない。快適なホテルとまではいわないがせめて人間らしい食事と温かい寝床くらいはないとゆっくり休むこともできないと思う。

幸い未舗装ではあるが眼下に道が見えるのでこれに沿って歩いていけばどこかしらの人里にはたどり着けるだろう・・・

それまでに自分の設定くらいは考えておかなくては・・・



と思いながら移動を開始する俺、ことのほか快調に進む旅路。

どうやら数値では表れないが能力値的なものも元々の自分のものよりはるかに上昇しているようだ。

非常に楽ちん、快適快適である。

元々楽天的な俺は大して考えることなく進んでいくのであった。

まだ見ぬ異世界の住人との出会いを求めて・・・




【新規獲得技能】

ナイフ5

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