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こんにちは異世界

ジト目になったドラゴンが俺のことを見つけている・・・

ちょっと気まずい・・・


それにしても「力」ねぇ・・・

ネットチートが使えないとなると俺の実力じゃ大したことできないぞ・・・

せっかくのチャンス無駄にするのは惜しい、なんとかいいアイディアを・・・

そうだ!先にその世界の説明をしてもらったほうが何か浮かぶかもしれない!


「えーっと・・・

先に俺が行く世界?異世界?がどんなところでどんな危険があったりするのか教えて欲しいんですけど・・・」

「ほぅ?」

ドラゴンさんにやりと笑う。

「良いぞ、情報収集は大事だろうて。

そうだのう・・・まぁ分かりやすく言ってしまえばお前たちが歴史で習っただろう中世くらいの世界だ。

ただし、魔物・魔法といったお前たちの世界にはない要素がある。

スキル・称号なんてものもあるのぅ・・・なんというかあれじゃ、「げーむ」によく似た世界という感じかのう・・・」


スキル!称号!!魔法!!!

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!俺の厨二心が爆発するぜ!!

しかしそんな世界で俺生きていけるか?

いや・・・それはこれからもらう「力」次第だろう・・・

どうする?攻撃力か防御力か魔力か・・・いや・・・適応力でしょ!


「才能の塊・・・なんてものはもらえますかねぇ?」

「ん?なんじゃそれは?」

「ですから、何をやるにしても効率的というか成長が早くなるようなそういった能力です」

「まぁそれくらいなら構わんか・・・」

いただきましたよ!成長チート!

「ではその才能の塊という能力を自分の頭の中でしっかりと思い描くのだ・・・その思いがこの世界に新たな理を加えてくれる・・・」

そう言うとドラゴンさん大きな口を開けて光り輝く・・・ってブレス??ドラゴンブレスなの!?俺なんか怒らせちゃいました!?

『案ずるでない、お前と新しい力を世界に定着させるための作業じゃ。』

急に頭に響く声、念話ってやつか?さすが神様。

そして光の奔流が俺を包んでいく・・・

『あ・・・細かいことを決めるのを忘れておった・・・

まぁ「旅の手引き」と「基本セット」くらいはつけてやるから頑張るのだぞ?』

おいいいいいいいい!

やっつけ仕事にもほどがあるだろおおおおおおおおお!

そして俺の意識は薄れて・・・





目が覚めると小高い丘の上にぽつんと立っていました・・・

「これが・・・異世界・・・」


実感わかないよね!回りなんもないもん!

とりあえずゲーセンじゃないことだけは把握した。

特に痛むわけでもない後頭部をさすりながら俺はこの世界に降り立った。


こんにちは異世界!

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