表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

はじまる

 もう何度目だろう。何度繰り返せば終わるのだろうか。もう終わらせたい。今度は記憶を消してみよう。

さあ今回は、ドウナルノダロウ。






 心が死んでゆく、虐待をされている。相手が喜ばないように体の感覚と感情を殺す。

無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無







 今は何歳だっけ、誘拐されたのが5歳でそれから約9年だから約14歳か。

二人では広い部屋にいる。誘拐犯の名前は灰谷だそうだ。

隣にいる女の子は身体中に怪我があるのだが普通そうにしている。

自分は目が死んでいるなんてよくいわれる。


 女の子の名前はヴィヴィだ。

俺の目が死んでいると言っていたが、ヴィヴィは目に光がなく、壊れていた。


 誘拐犯はデタラメなことを言ったりする。

よく言うのは、

「俺はお前たちを愛している、だからお前たちも俺を愛せ。」

なんて言う。ヤツの声を聞くだけで 殺す殺す、

あ、あ、あ、落ち着け、無心だ。無心・・・





 ヴィヴィが灰谷に呼ばれた。違う部屋で虐待されるのだ。

俺も3年間はあったが面白くないようで、この家の掃除をやらされている。

逃げようとしたが孤島で逃げれないと悟った。

ああ、殺されたい。





女の子が違う部屋で悲鳴を上げている。俺は聞こえた瞬間に虐待部屋に向かった。

部屋に入るとヤツがこっちを見ている。俺は倒れたママノオンナノコヲミテシマッタ。





 嗚呼、体が勝手に動いている。自分は動画でも眺めているようだ。

前に向かって歩いている。

ヤツに近づくとパンチが来た、

ヤツのパンチを壁際方向に向かって避け、壁を蹴った。ヤツの顔を狙うため。

顔に手がとどくところで、指を目に入れ、鼻をトッタ。

ヤツは顔を押さえていた。口を動かしているようだが、聞こえない。

机の引き出しから銃を取り出したヤツは銃口を向けてきた。

それと同時に銃声が響く。

死んだと思ったが倒れたのはヤツの方で、俺は気が抜けて倒れた。

倒れる途中で女性の優しい声が聴こえた気がする。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ