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属性

「っつ、はぁはぁはぁはぁ。

遅くなりましたっ!

詳しい状況を教えてもらえますか?」

梨華とルートが走って、

ウィルクが琉斗をおぶって

少し遅れて冒険者ギルドへとやってくる

「「「っうおおおおーっ!」」」

「女神様だ!女神様が来てくれたぞっ!」

「今日は早いですね!

いつもなら、戦場に直接来るのに

ギルドに来るだなんて!

亜種だから駆けつけてくれたんですか?」

「おいっ!失礼だぞ!

それじゃあ、

いつもはサボってるみたいじゃねえか!」

ウィルクが琉斗を

背中から降ろして冒険者を叱りつける

「いいのよ、そんなこと。ホントのことだしね。

というか、ウィルクのほうが失礼よー!

サボってなんかないんだからねー!」

「あ、あぁ。すまんすまん。」

「っと、冗談はこれくらいにして・・・

亜種なんだよね?」

梨華が真面目な顔になって聞く

「はい、そうです。

全長20メートル、幅10メートルの幼龍です!」

報告役の人が答える

「っつ、厄介な!

近くに親龍がいいといいけれど・・・」

ドラゴンか・・・属性はなんだ?」

「それが・・・魔属性です!」

「魔属性っ!

そんな・・・聖属性を持っている人は何人いる?」

梨華がさらに険しい顔になって聞く

「それが、一人もいません!」

報告役が悲痛そうな顔で言う

「っつ、一人も!?」

「そんなにまずいのか?」

ルートが訳が分からず聞いてくる

「ええ、魔法には属性がある

というのは知っているでしょう?

それぞれの属性によって

相性というのがあるのだけど、

魔属性と聖属性は

他の属性の魔法ではあまり効果がないの。

だから魔属性は聖属性で、

聖属性は魔属性で戦わないといけないのだけれど

今は誰も聖属性を持っている者がいないから

こちらが圧倒的不利になってしまうの。」

「そうなんですか!

じゃあ、ヤバイじゃないですか!?」

「だからそう言ってるだろ!

話しを聞け、話しを!」

「すいませんでした・・・」

ウィルクが少し落ちこんで謝る

「しかし、どうするかな・・・

そうだ!女神様は持ってないんですか?聖属性。」

「それが聖属性だけは持ってないんだよね。

そこが最大の欠点だとは思ってるんだけど・・・」

そう言うと梨華は黙りこむ

「女神様までがダメだとなると・・・

どうするべきか・・・・・」

「・・・仕方がないな。

よしっ、奥のアレを使おう!」

ウィルクが考えこむと梨華が覚悟を決める

「なにか策があるのか!?」

ウィルクが藁にも縋る思いで聞いてくる

「うん、ホントは使いたくなかったけど

こうなったら仕方ない!」

「よし!そうと決まったら行くぞ!

みんな五分で仕度しろ!」

「「「「おうっ!!!!」」」」



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