二人でお出かけ2
琉斗と梨華が王宮の前の繁華街を歩いている
「・・・琉斗、ほらあそこ見て!」
「えっ、何どこ?」
「ほら、あそこ!あのお面。
かわいいのとかおもしろいお面いっぱいあるよ!」
「あっ、ホントだ!
ねえ見て!変なお面があるよ!」
琉斗が指をさして梨華に知らせる
「ぷっ、何あれ!変な色、変な柄。
あははっはははっ!おっかしい。
ちょっと、見に行ってみようか!」
梨華は吹き出してひとしきり笑ったあと
笑いをおさめて琉斗に提案する
「うん、行こう!」
そう言って琉斗は梨華の手を軽く
引っ張ってそこへ向かう
「あっ、ねえ琉斗。これつけてみて!」
梨華が上のほうにかけてあるお面を指さして言う
「なに?よく見えないよ。」
琉斗がぴょんぴょん跳びながら必死に見ようとする
「あはは、そうか琉斗は小さいから見えないのか。」
「もう、やめてよね!小さいとか言わないでよ!」
「ごめん、ごめん。悪かった。
お詫びにおんぶして見せてあげるね。」
「うん、わーい。久しぶりのおんぶだ!」
「ごめんね、琉斗重いからなかなか
おんぶしてあげられないんだ。」
「うーっ、僕そんなに重くないもん!」
「あはは、そうだね。琉斗は平均的な体重だよ。
私に力がないだけだよ。」
「お姉ちゃんは魔法はすごいけど
体力も筋力も全然ないもんね。」
「あはは、そうだね。
・・・よしっ、じゃあおんぶするからおいで。」
「うん!」
そう言うと琉斗は梨華とつないでいた
手を放し梨華の後ろに立つ
「よいしょ・・・っと」
梨華が琉斗の体を持ち上げおんぶする
「わーい、高ーい!」
「見える?お面。」
「うん、見えるよ!あれでしょ!」
琉斗がお面を指さして聞く
「そうそう、それ。
変なお面でしょ!」
「ホントだー!何これ?」
「・・・それは東のほうにある国から輸入した奴だよ。」
梨華と琉斗が話していると
今まで黙って見ていた店員のおじさんが声をかける
「へー、そうなんですか?
ちなみにあれはどこのお面ですか?」
梨華がお面を指さして店員に聞く
「あぁ、あの熊のですか?」
「はい、そうです。」
「これはこの国の職人から買ったものだよ。」
「そうなんですか。
・・・ごめん、琉斗そろそろ降りてくれない?
さすがにつらくなってきた。」
「分かった!」
「・・・よいしょっと、ありがとう、琉斗。」
梨華は琉斗の返事を聞くと琉斗を降ろす
「ねえ、琉斗、何か欲しい奴ある?
あのくまのお面とかかわいいと思うけど?」
「うーんとね、くまのもかわいいと思うけど
僕ウサギさんのがいいなー!」
「そうか、じゃあウサギさんのにしようか?」
「うん!買ってくれるの?」
「あたりまえでしょ、
それともいらなかった?」
「ううん、そんなことない!」
「そう、じゃあ、これでいいのね?」
「うん!」
「じゃあ、これください。」
「はい、銀貨5枚になります。」
「はい、えっと1、2、3、4・・・5っと。」
梨華は財布を取り出して銀貨を五枚取り出す
「確かに。ありがとうございました。」
店員がお金を受け取って軽く頭を下げる
「琉斗つけてみて!」
「うん!
えっと・・・これでいい?」
琉斗がお面をつけて聞いてくる
「ちょっと曲がってる
・・・よしっ、これでいいかな?」
「わーい、ありがとう!」
「よかった、喜んでくれて。
じゃあ、次どこ行きたい?」
「うーんとね、僕何か食べたい」
「うん、じゃあ行こうか?」
「うん!」
そう言うと二人は手をつなぎ直して歩きだす




