僕のお嫁さん
琉斗が可愛いって思うのは私だけでしょうか?
琉斗の寝室では、琉斗と梨華の二人が
琉斗のベットに入って一緒に寝転がっている
「・・・えへへ、こうやってお姉ちゃんと
一緒に寝るのって久しぶりだよね。」
琉斗は体をこちらに向け微笑みながら
さきほどから繋ぎっぱなしの手を軽く握る
それに答えて梨華も手をそっと握り返す
「うん、そうだね。
最近はあなたが寝たらすぐに
私も部屋に戻っていたから。
・・・ごめんね、さみしい思いばかりさせて。」
「・・・ううん、大丈夫。
僕強い男の子だもん、もっともっと強くなって
将来はお姉ちゃんを守れる立派な男になるんだ。
それで、お姉ちゃんを僕のお嫁さんにするんだ。」
琉斗は本気でお姉ちゃんと結婚する気でいる
「あはは、それは無理だよ。
お姉ちゃんは、あなたのお母さんの妹で、
あなたの叔母さんなのよ。
三親等っていうのがあってね、
簡単に説明すると、血が繋がっていて
近すぎると結婚しちゃ
ダメっていう法律なんだけど
これじゃ、分かりにくいかな?」
梨華は琉斗に結婚出来ないことと、
その理由を伝える
「・・・よく分かんない。どういうこと?」
琉斗は理解できずに聞いてくる
「えっと・・・
あなたのお母さんとかお父さんとかいるでしょ。
そのあなたの親が、あなたにとっては一親等。
ここまでは分かった?」
「えっと、何とか。」
「それじゃあ、次は二親等ね。
二親等はあなたのお祖母さんや、
お祖父さん、兄弟のことを言うのよ」
「うん、分かった。」
「最後は三親等。
三親等はね、おじいちゃん、お祖母ちゃん、
叔母に叔父のことを言うのよ。
他にも色々あるけど
とりあえずはこれくらいかな。」
「・・・えっとじゃあ僕はお姉ちゃんとは
結婚できないってことになるんだね。」
「うん、そうなるね。
分かってくれたみたいでよかったよ」
「残念、じゃあお姉ちゃんが結婚するときは
相手を連れてきてね。
そうじゃないと、絶対認めないんだからね。」
「あはは、分かったよ、約束する。
指切りげんまんでもする?」
「うん、するっ。」
琉斗がそう言うと二人は繋いでいた
手を放し小指をからませる
「ゆーびきりげんまん嘘ついたら僕怒るからね」
途中までは普通の指切りと同じだが
私たちの間で決めた指切りは
最後が~怒るからねで終わる
針を千本飲ませるなんて怖いということから
琉斗だったら(僕)怒るからね、
私だったら、(私、お姉ちゃん)怒るからね
となる。音程とかリズムは滅茶苦茶だけど
他にいい言葉がないのでそれを使っている
「・・・これでいいかな?」
「うん、いいよ。」
琉斗がそう言ってからからませていた
小指を放し、手を繋ぎなおす
「それで、さっきの説明で分かったかな?
多分、分かんなかったでしょ。
正直に言ってちょうだい。」
「・・・えっとね、正直に言うと
よく分かんなかったよ。」
「やっぱり、分かんなかったか。
ごめんね、説明下手で。
もっと、解りやすく教えて欲しかったら
家庭教師の先生に聞くといいわよ。
お姉ちゃんじゃうまく
説明できないみたいだから。」
「うん、そうする。」
「・・・それじゃあ、そろそろ寝ようか。」
「えっつ、まだお話聞かせてもらってないよ。」
「ああ、そうだったわね。
それじゃあ何がいいかしら・・・
そうねえ、冒険のお話しでもいいけど
もう大抵話しつくしたのよね。
同じ話じゃつまらないだろうから
何か別の話を・・・
ねえ、琉斗は琉斗のお母さんと
私の関係とかって知ってるの?」
「僕のお母さんがお姉ちゃんの
お姉ちゃんだってことは知ってるよ。
けど、詳しい話は知らない。」
「教えて欲しい?それとも興味ない?」
「教えて欲しいっつ!」
「じゃあねえ、まずはあなたのお母さんと
お姉ちゃんのお母さんの話をしようか・・・」
5月13日編集しました
誤字報告ありがとうございます!完結して暫く経つのに、見て下さっている方がいると実感出来てとても嬉しいです。




