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王子様とその護衛の悲劇



梨華が酒場にいたころのこと

王宮では第一王子であり、

梨華の甥でもある琉斗が大声で叫んでいる

「遅いっ、遅すぎる」

「王子様、落ち着いてください。

たしかに少し遅いですが

きっと後始末などで忙しいのでしょう」

そんな琉斗を見かねて、

そばにいる第一王子つきの護衛が王子をなだめる

「さきほどお前がその後片付けも

全て終わったと報告してきたばかりじゃないか!」

琉斗はそれを聞いても少しも落ち着かない

「・・・それでは

きっと何か事情があるのですよ。

そうでなくては王子様を

こんなにまたせるわけがありません。」

「だから、そのわけとはなんなのだ。

もしかして、何か危ない目にでも

遭っているのではあるまいか。」

「大丈夫ですから王子様、

そろそろお休みになられてください。」

「そういうわけにはいかん。

心配で寝てなどいられるか。」

「梨華様は、兵士に捜させておりますので、

じき見つかるでしょう。

ですから、あなた様は

お早くお休みになられてください。」

「さきほどからずっと待っているが

一向に見つからんではないか。」

「ですから、もうお休みになられて・・・

『ええい、もういい。自分で捜しに行くっ。』

「王子様、なりません。

こんなに、夜遅くに王宮の外にでるなど。

それだけは、断じていけません」

「それではどうすればいいと言うのだ」

「ですから、もう少しお待ち下さい。

すぐに、見つけ出して連れてきますから」

琉斗はしばらく押し問答した後、

頭をかきむしり天を見上げて叫ぶ

「もう、これでは埒があかん。速く帰ってきてくれーっつ」






5月12日修正しました

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