異空間牧場と料理と身体強化
続いて、俺は、買い物に向かった。
軍資金3200円。
ラーメンを食べなければ、4200円あったが、まあ、仕方ない。
行くのは、花屋。
目当ては、実をつけるトレント種。
俺は目当ての店に行くと、恐る恐る扉を開けた。
2800円で、実をつけるトレント種を買う。
買う時にテイムするのだが、意外にも上手くテイムできた。
『農業LV1があるので、植物系のテイムに補正がかかるんですよ。』
それでもほとんど魔力使わなかったぞ。
『魔力操作を鍛えた影響ですね。あとは、運の要素もありますね。』
運か…。
何はともあれ、部屋まで、無事にトレントを持ち帰れた。
『異空間農場に行きます。』
俺の目の前の空間が開く。
中を覗きこむと、草原が広がっていた。
トレントを下ろすと、早速、根を張っていた。
『プチスライムもどきのオーブをあげて下さい。』
俺は、トレントにオーブを近づけると、枝で器用に食べていた。
『農業LV1→LV3になりました。』
これって、レベル上がるとなんかいいことあんの?
『できたものの品質が上がったり、効率が良くなったりしますよ。』
ふーん。
『トレントは意外と可愛いものですよ。』
…そうだな。
初めてこいつに同意してしまった。
というわけで、夜。
今日の食事当番は俺なわけだが…。
『スキル:料理を使ってみましょう。』
まあ、そうなるよな。
スキルは、主に精神力を消費する。
精神力が切れると、雑になったり、意識が飛んだりするからやっかいだ。
『鍋にしましょう。スキルは味付けの時だけ使います。あとは、こっちで指示しますので、頑張って下さい。』
手早く、野菜と肉を切っていく。
野菜の皮で出汁を取りと、ここまで、はいつも通り。
味付けで、スキルを使う。
魔力が少し消費される。
どうやら、うまくいったようだ。
野菜や肉に含まれる魔力を上手く合わせられたように感じる。
俺は、あとは、いったん火を止め、米の準備も始めた。
「あれ?今日、いつもより美味しい。」
「材料変えたか?」
「ちょっと、色々勉強中。」
『料理LV1→LV5になりました。』
食事の片付けのあと、自室に戻る。
『寝る前に、技の訓練です。やってもらうのは、身体強化。魔力と体力と精神力を同等くらいに消費するので、出来たら即、寝落ちになると思います。』
それは、危険なのでは…。
『最初から横になっていれば問題ありません。感覚だけつかめばいいので…。』
技とかってさ。
覚えたら技名言ったら、技打てるとか出来ないの?
『意味がわかりませんよ。できるようになるならできなくもなります。忘れないように毎日やるんですよ。』
そっか。
『さっさと寝て下さい。』
はいはい。
俺は、言われた通り横になる。
『3力操作はできると思いますが、あなたは5秒が限界だと思って下さい。5秒で、身体強化をものにしてください。』
やり方がわからないです。
『ただ気合いを入れるのとは違います。魔力を全身に均一に覆ってキープする感覚です。』
それなら、昨日寝てる間に24時間やったな。
俺は、横になったまま、昨日のことを思い出す。
やってみると意外に簡単にできた。
と言っても2秒くらいだったが…。
3秒で準備して2秒。
いいのか悪いのかわからん。
あとは、睡眠学習空間で、考えよう。
俺はガス欠で気絶した。




