思い出す前世
転生したことを思い出した俺。
極振りした運の値はよくわからない。
だが、生命力、魔力、精神力、体力を上げる方法はわかる。
限界を超えて訓練するのだ。
限界を超えた際、ちょっと上がるとか聞いたことがある。
そして、もっと簡単なのが、オーブを狙うこと。
オーブには、人間の潜在能力を上げる効果があるのだとか。
オーブというのは、モンスターの第二の心臓とも言われるもので、魔石とかとも言われているものだ。
俺は、オーブを信じて、1つ100円程度のプチスライムもどきの魔石を使い続けているが、結局、ステータスに変化はなかったが…。
…運ってなんだろ?
エクストラな人生ってなんだろ?
せっかくなので、少し整理しよう。
この世界は、前世から見たら近未来の雰囲気の世界だ。
その理由は、こっちの世界には、魔法があって、モンスターもどんどん湧いてくるし、資源も潤沢で、生きている人自体の身体能力も高いからだ。
とは言え、めちゃくちゃ人の命は軽い。
狩場に強いモンスターが急に現れることもあれば、モンスターが異常繁殖してしまっているとかもよくある。
強かった誰々が、再起不能とか引退とかそんなニュースばかり。
しかし、性質が悪いのは、ある程度でも、モンスターを倒せるようになれば、モテるし、名声にもつながり、金回りも良くなることだ。
ちなみに同級生の生命力、魔力、精神力、体力の平均はだいたいどれも1000くらい。
ステータスオール1の俺は、かなり悲しいというわけだ。
『条件がそろったため、能力:晴耕雨読がゲーム関連スキルに分解されます。』
『スキル:錬金術LV1、鍛冶LV1 、服飾LV1、薬学LV1、農業LV1、畜産LV1、養殖LV1、採掘LV1、解体LV1、付与LV1を取得しました。』
『スキル:基本料理がスキル:料理LV1に変化します。』
『能力:千里の道も一歩からが使用できます。…発動します。』
『能力:睡眠学習空間が使用できます。』
『能力:インベントリが使用できます。』
『能力:異空間牧場が使用できます。』
悲しんでいる俺。
そんな、俺を慰めるように無機質な声が脳内に響く。
『スキルを使うと、精神力が減りますが、能力は、エネルギーを使いません。なので、早速、睡眠学習してください。』
そんなことを言われる。
寝ろと言っても、まだ学校選びが…。
『いいから、早く寝てください。』
はあ、寝るか。
俺は布団に入った。
『睡眠学習空間を使用します。』
俺は、真っ白い空間の中に1人たたずんでいた。
「ここは?」
『ここは、睡眠学習空間です。睡眠中に、一日合計24時間使用することが出来ます。もちろん、外とこちらの空間は、時間の流れが別です。』
「そうなんだ。」
『早速、学習をはじめます。本日、学習する内容は、魔法とスキルと技です。』
「カリキュラムとかあるんですか…?」
『あなたは、今、高校選びで困っているんですよね?でしたら、この3つは、早急に学ばなければならない項目ですよ?』
「…はい。」
『では、早速はじめましょう。基本の魔力、精神力、体力の操作を身に着けますよ。』
「…嫌な予感。」
『呼吸するくらい自然に、操作出来るようにしていきます。どれだけ、下手でも、この空間では、気絶もできませんから頑張ってください。』
「…待っ!」
その瞬間、息が苦しくなり、体はだるくなり、思考が飛びそうになる。
『時間短縮で、3つ合わせて訓練しますね。』




