転生
よろしくお願いしますm(_ _)m
ゲームをしながら寝落ちした。
気づいたら、見知らぬ部屋で寝ていた。
部屋には、机と椅子とベッドしかない。
机には、メモと光る野球ボール大の玉が5つあった。
ようこそ。
ここは、君からしたらゲームのような世界だと思うよ。
気に入ってくれるとうれしいかな。
机に置いてある5つの宝玉は、調整用の宝玉だよ。
触れて強く使いたいと思えば使用出来るから使って見てね。
メモは読み終わると、火がつき、灰も残さず消えた。
俺は、選択肢もないので、宝玉を使うことにする。
1つ目…。
文字と言語に関する知識を理解できるように調整いたします。
…何か変わったのだろうか?
まあいいや。
2つ目…。
この世界に適応するよう体を作り変えます。
体が光る。
…。
何かを感じられるようになった。
3つ目…。
あなたはこの世界でどう生きたいかを思い浮かべて下さい。
そのための力を授けます。
…。
どう生きたいか。
ゲームのような世界だったらすぐ死ぬのは嫌だな。
かと言って頑張るのもつらい。
熱い感じも無理そうだ。
安全に、楽しく、それでいて健全に…。
…要望が曖昧で、能力の設定が困難のため、あなたの記憶から、能力を選別します。
…あなたの能力を設定、「晴耕雨読」とします。
晴耕雨読。
なんか世捨て人みたいな感じの意味だった気がするが大丈夫か?
…4つ目。
あなたのステータスを設定します。
生命力、魔力、精神力、体力、運をそれぞれ設定出来ます。
※運の値はこの先の人生で、変更できませんので、注意してください。
だったら、他のステータス犠牲にしても運極振りしかないと思う。
生命力:1
魔力:1
精神力:1
体力:1
運:96
…5つ目。
あなたのこれからの旅路の難易度を設定してください。
イージー…楽な幸せ人生。
ノーマル…山あり谷ありな人生。
ハード…やりがいのある人生。
エクストラ…隠された選択肢。
これは、もうエクストラしかないだろう。
スペシャルモード。
エクストラ決定。
測定結果。
生命力1、魔力1、精神力1、体力1。
俺の人生はいったいなんなんだろう。
この虚弱の理由は一体…。
15才の高校選びで、俺は絶望していた。
校庭を走れば、1周で息切れし、魔法を使えばライター程度の火をつけただけで、魔力切れ。
親からもらった何かの参加賞のスキルオーブで得た基本料理のスキルですら上手く扱えない。
「俺の将来って…。」
ここまでの記憶が流れ込んできた。
いつの間にか、部屋には雑多な漫画や、ゲーム、参考書が並び、俺は俺を思い出した。
前世の記憶と、今世の記憶の混濁に戸惑いつつ、状況を整理する。
「ああ、今、思い出した。俺、設定で、運極振りしたんだっけ。この15年間は、記憶が封印されていたのか…。それはいいとして、運の値って結局なんだったんだ?」
そんな感じで、俺の転生生活がスタートした。




