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騎人バスタースコルケト

 アヘビスの出現から三十分くらい経って、校舎内は騒がしかった。けど、極端に荒れまくってはなかった。


「こっちだ! 他人を押したり急かさず列になって避難しろ!」

 アタシとさっきの二人組から始まった伝言が上手くいったみたいで、生徒会主体の避難活動が始まった。

 アヘビスに操られた人たちも、腕っぷしに自信のある人たちが、机でバリケードを作ってどうにか抑えつけていた。


 アタシはなんであそこまで迷ってたんだろう。

 やっぱ、助けを求めた方が何もかも早く済んだじゃんか。


 とか思いながら、アタシは第一発見者として、五階の廊下で、生徒会に混ざって誘導をしていた。


 すると、生徒会長がアタシのところに来て叫んでくる

「後は自分たち生徒会でどうにかする。それ以外の人はさっさと安全な場所に!」


 アタシは、その人の警察ドラマさながらの気迫で思わず震える。

「ああはい、わかりました! すぐ行きます!」


 アタシはとっととここから逃げ、階段を降り始めた。

 一階まで降りて、玄関口へ行く最中。アタシはこっそりと横にそれる。そこから保健室の窓を経由して、校舎の外へ出た。


 アタシは周りに人も敵もいないことを確認してから、手に持つカード形態のスコルケトに、ハンズフリー通話みたいにして聞く。

「スコルケト! アヘビスはどこにいる!?」


『校庭です! 数分前からちょこちょこ位置がズレてる気がしますが、大体は変わっておりません!』


「わかった! じゃあ行こう!」

 アタシはハンズフリーを続けたまま、走り出す。


『お、お待ちください、リョウカさん! 貴方は一体これからどこへ!?』


「言った通り校庭へ行く! あのアヘビスをどうにかするには、それと同じ由来の力を持ってるスコルケトで対抗するしかないもの!」


『で、ですが! いくら私がいるとはいえど、私だけでは……!』


「変身者が要るって話でしょ。大丈夫、ここにいるから!」

 アタシはスコルケトの角を、自分のこめかみにコツンと当てた。

「もうのんびり変身者探しとかしてる場合じゃないし、こればっかりは人に頼れない……! だからお願い、アタシと戦って!」


「……承知しました! このスコルケト、貴方を臨時で変身者と認めましょう!」


 アタシは数メートル進む度に増えていく不安を、どうにかどこかへ捨てていって、走る。


 校舎外周を半分回って、校庭に出た。

 ありえない風景が広がっていた。

 土にはミステリーサークル的な絵が描かれてて、四割くらい水色に光っていた。

 中心点には、ツタンカーメンが座ってそうな玉座の黒バージョンがある。

『いました! 奴がアヘビスでございます!』

「アイツか……! いかにも悪そうな奴だね!」

 そこには黒い鎧……絶対に、アヘビスの変身した姿『騎人バスターアヘビス』が、背もたれに背中をベタっとくっつけて、偉そうに座っている。


 それで、気になることがもう一つ。

 ええと、マンセルだっけ、マッコールだっけ……? なんかカナダから来た短期留学制の女子が、アタシとアヘビスと点を結んだら正三角形が描けそうな位置で倒れてた……しかも血を流して!


 アタシは玉座のアヘビスが見てることを忘れて、急いで駆け寄る。

「大丈夫ですか! マッコールさん!?」


「う、ああ……今のところ命に別状はない……デース。あと、マイネームイズ、アルバート・マンセルといいマース……」


 パット見大丈夫に見えないけど、どうなんだろうか……

「というか、どうしてあなたがここに?」


「その少女が無謀にも我に挑み、破れた。ただそれだけのことよ!」

 と、玉座からアヘビスが言ってきた。

 アイツはアタシを凝視して、顎に手をそえて、首を傾げた。

「ほう、よく研ぎ澄まして感じてみれば、我と同じエンヂェントパピルスが居るではないか……確かこの気配は……誰だ!」


 スコルケトはアタシの手から飛び出し、サソリ形態に変形して着地してから、威嚇みたいに両ハサミを広げた。

『スコルケトですよ! ピラミッドに封印された時、隣に置かれていた者ですよ!』


「貴様のような矮小なものが己を誇示しても塵に等しいのだ。それに、我と横並びになれる者など存在せぬ」


『物理的にはお隣さんだったでしょうが!』


「黙れ。言葉を重ねれば重ねるほど、元より軽い貴様の存在が削れていくのが見えるぞ」


『むむむ……』


 アタシは黙りこくったスコルケトを拾い直して、アヘビスへ改めて向き合う。今度はアタシの番だ。

「あなたですね、この学校でメチャクチャやってる張本人は! どうしてくれるんですかこれ!?」


「違う。我はこの別世界を理想郷に創り変えようとしているのだ。我のみが全ての愚民を束ねる王にして、全ての下等な人類の崇拝を受ける神となる世界にな……!

 メチャクチャやってるとは言葉遣いと理解がなっておらぬぞ……榎本リョウカ」


 空いた口が塞がらないとはまさにこのこと。

「……え、なんでアタシの名前を!?」


「貴様は我に肉体と精神を捧げる候補だったのだ。

 我の大好物である、絶望と屈辱と憎悪がブレンドされた極上の感情を生み出すに相応しい人間だったのだからな」


 アヘビスは人間の負の感情を好んでて、変身者も重たいそれを抱えた人を選んでる。スコルケトの説明通りだ。なんかコーヒーみたいな捉え方をしてるのは意外だったけど。


「ていうか、『だったのだ』ってなんですか? まるでアタシ、前々から仕掛けられてたみたいな言い方してますけど……」


「少しは頭が働くではないか。そうだ。貴様も、今操っている見浦ゼンとかいう少年も、我が選別を行っていたのだ。高城トラジという仮の代弁者を用いてな」


 高城トラジ……あの野球部の腹立つヤツ!?


「あの高城トラジという男にも、一応感謝しておかねばな。

 図体こそは優れているが、奴は心の貧しい小物。我が器に求める、重く、黒い感情は生み出せそうになかった。

 だが奴には、他人にそれを育ませるだけの人脈と地位だけはあった。

 それを用い、関わった者たちを徹底的に侮辱し、種を撒いたのだ」


「じゃああの時、アタシにバスケ辞めろとか言ったのは……実はアンタだってこと!?」


「それは違う。我は、奴に取り付いていたが、精神の主導権はほとんど奴に渡してた。ただし、悪意を強めてな。

 そうして奴はあれだけの罵詈雑言を振りまいたのだ」


「なら、イカルガはどうしたんですか!? まさか、アイツも洗脳して!?」


「イカルガ……? 奴は知らぬ。勝手に好き勝手していただけだ。

 そいつもトラジとやらも、つくづく人間は愚かな者だと、改めて学ばせてくれたのは一緒だがな」


 ここでアヘビスは立ち上がり、アタシたちに問いかける。

「だからこそ我は君臨するのだ。

 この魔法陣が完全に輝いた時、我の秘術が世界全体へと広まり、我が天下が成る。

 それまでの退屈しのぎに、無駄なあがきをしてみせよ……榎本リョウカ、スコルケト!」


 もはやイカルガとかトラジへの怒りとかが思い浮かばない。

 この何もかも平気で踏みにじっていく奴を、アタシは決して許せない。


『では、参りましょうか……リョウカさん!』

 と、右手に握ったスコルケトが言った時、アタシの腰に、アヘビスとお揃いの古代文明っぽいベルトが巻かれていた。


「うん、わかってる……なんか決めポーズとかした方がいい?」


『緊急時はしない人ばかりなので、無理しなくていいですよ』


「わかった、じゃあ変身!」

 アタシは普通にカードをベルトの真ん中部分に差し込む。

 そしてアタシの身体のあちこちに鎧が張り付き、いつか見た紫メインに金縁がついた姿になる!

「騎人バスタースコルケト、爆誕!」


「よろしい。では、ものの数秒で地に埋めてやる」

 変身完了してすぐ、アヘビスは左手を向けて、アタシにビームを撃ってきた。


「ど、どう戦えばいいの、これ!?」

 スコルケトが頭に直接答えてくる。

(右腕のブレードをお使いください! 切れ味も耐久力も抜群です!)

 言われた通り、アタシは右腕から伸びてるサソリの尻尾っぽい剣の平面を構えて、ビームを受ける。

 一瞬、強風が吹いた時くらいの圧力が来たけど、アタシは左足で踏ん張って耐えられた。


 ビームが止んですぐ、アタシはアヘビスへ接近する。

 アヘビスが剣をグニャグニャにして、リーチを伸ばして攻撃してきた。


 けどアタシは飛んだり跳ねたりして全部避ける。

 すごい。ゴツめの鎧を着てるのに、逆に力が湧いてくる。


 アタシは危うげ無くアヘビスに近づき、右腕の剣を力いっぱい、何度も振り付けた。

 アヘビスは剣でガードしたり、途中途中トゲの魔法を使ったりしてきた。

 

 アタシは運動神経が高いほうだけど、バトルとかは決してやったことない。攻撃もちょくちょく食らったりした。

 けど、スコルケトの鎧の硬さと、間接的だけどアタシを殺しかけた敵への執念で、何度も何度も反撃を食らわせていった。


 このまま粘ればどうにかギリ勝てる……!


 ……上手くいってる時こそ、足元をすくわれがち。って、誰か言ってた気がする。


 そう思ったその時、アタシはマジで足元をすくわれた……というより、思いきし踏まれた。しかもよりによって右足を!


「いぎゃああああッ!」


「貴様は右足の人差し指が内出血しているそうだな……トラジに憑依していた時の記憶が役に立つとは、塞翁が馬よ」


 アヘビスのパワーと、スコルケトの防御力が足し算引き算された結果、アタシは普通に踏まれたときみたいに痛がり、地面に転がってしまった。


(私はそれも危惧して、貴方を変身者に選ぶことに消極的だったのですが……まさかそれを堂々攻めるとは、何たる卑怯な……!)

「こ、こんにゃ……!」


「失せよ、雑魚めが!」

 アタシは、アヘビスに剣で叩かれる。

 アーマーの硬さもあって、斬られはしなかったけど、ゴルフボールみたいに一旦宙を舞って、校舎近くの木に思い切りふっ飛ばされた。


 ここで大ダメージのショックで、ベルトからスコルケトが外れる。

 アタシは元の姿に戻った状態で、うつ伏せになった。起き上がろうにも、足とか色々痛すぎて……ダメだ。


「口ほどにもない者どもだった……」

 アヘビスは地面に転がったスコルケトの方に、剣を向けた。

「……だが、いかなる些細な火種でも、大火事になり得るのなら消すしかあるまい。この世界にエンヂェントパピルスは我が唯一であるべきなのだ」


 そこからギュンと、剣を伸ばした。

「スコルケト、危ない!」


 スコルケトは八本ある足を動かして、逃げようとする。けど、剣の速さがそれを遥かに上回ってる。というより、あの剣は自由にグネグネでできるから、先回りだって何だってできる。


『す、すみません、リョウカさん。こんなあっけない幕切れで……』


 アタシは無駄だと思いながらも、スコルケトの手を伸ばした。

 その向こうで、アヘビスの剣先と、RPGの序盤とかで買えそうな鉄の剣がぶつかる。

 アヘビスの剣先は跳ね返され、縮んでいった。


 その剣の持ち主の、最近の画質きれいなRPGの王子様みたいな、黒髪のイケメンさんは、スコルケトに言った。

「おいそこのサソリ! その存在からして色々とわからんが無事か!?」


『ええ、どうにか……そちらこそ何やら得体のしれないふんい……』


「無事ならいい! 後はじっとしてろ! コイツは俺たちがやる!」


 そう言って黒髪のイケメンと、

「手助けするよ、ギルフォード!」

 

「当たり前だろ! 力の半分と俺の剣を貸してやってるんだ。無駄にするなよ!」


 真行寺さんが同じデザインの剣を持って……え、真行寺さん!?


「真行寺さん! どうして貴方……」


「今忙しい!」


「あ、こちらこそごめん……」


 黒髪のイケメン……ギルフォードさんと真行寺さんは、斜め左右から同時に、剣を構えてアヘビスへ突っ込む。


「この世界にも死にたがりは大勢いるようだ……ハァッ!」

 アヘビスが叫んだ瞬間、二人はビタッと止まった。ついでにアタシは重りを背負わされたみたいにより地面にベタっとした。

 だいたい三秒後、二人は再生ボタンを押したみたいに、何事もなかったように動き出した。


「こやつらも神通力が通用しないか……ならばお望み通り殺してくれる」


 アヘビスが自分の周りにトゲトゲをたくさん作って、二人へ撒き散らす。


 けれども二人は剣で弾き落としたり、ダンスみたいに身体を動かしまくって避けた。すごい、アタシは多少はかすりとかしてたのに。


 アヘビスがおちおち魔法的なのを使えなくなるくらい距離を詰めた二人は、挟み討ちで攻撃をしまくる。

 けど、アヘビスは全く動揺していない。あの剣をタイミングを見極めて伸ばしたり縮めたりして、二人の攻撃を防いでる。


 というより、よく見ていると、アヘビスは防御しながら攻撃していて、真行寺さんたち二人は攻めまくってるようで後がない感じがしてきた……二人を相手しているのに、どんだけ強いんだアヘビスは……


「どうするギルフォード! やっぱり僕が力を返して、貴方がフルパワーで戦ったほうが……!」


「この期に及んで前言撤回してんじゃねえッ! 二人なら勝てると信じたオレ様が馬鹿者になるじゃねえか!

 ミハル、もっと二人がかりの強みを引き出してみろ!」


「わかった、取り込み中にごめん、ギルフォード!」


 二人はとにかく至近距離を保って、アヘビスにありったけ剣を振った。

 ある程度は命中してる。それでもアヘビスは全く弱ってない。


 かなり時間かかったけど、アタシはどうにか片膝立ちくらいまでには復活した。

 アタシなりにあの二人を少しでも手伝わないと……


 そう思ったアタシは、アタシよりはまだ何か出来そうなスコルケトが転がってた方へ向いて、聞いてみる。

「ねえ、何か他に武器とか攻撃とかできない、スコルケ……!?」

 けど、そこにはスコルケトはいなかった。


 どこに避難したんだ!? アタシは校庭をキョロキョロ見渡す。すると、スコルケトは、さっきアタシが通ってきた校庭までの道へ戻っていた。


 でもってそこには、サッカー部の上流さんがいた。校舎の角に隠れて、こちらをチラ見してた。


「え、え、待って!? 情報量多すぎるってこれ!?」

 上流さんは、エジプト風玉座とか、校庭のミステリーサークルとか、戦う真行寺さんと謎のイケメンとかに驚き、限界まで目をひんむいていた。

 どうやらただ、外の様子を見に来ただけっぽい。

 

 灯台下暗し的なのだろうか。足元でカサカサ接近してるスコルケトには気づいていない。

 ま、まさか……


『貴方にはさして恨みはありませんが……失礼させていただきます!』

「え、何このこ、ええええッ!?」

 やっぱり。スコルケトはホラー映画の虫みたいに上流さんの顔に張り付く。

 カード形態に変形し、ホラー映画つながりでキョンシーの御札みたいになり、スッと消えた。

 そして上流さんの両目は、金色にギラギラ輝き出した。


「もはやなりふり構ってはおりません! 誰の力を借りてもアヘビスを倒さねば……変身!」

 上流さんを乗っ取ったスコルケトは、腰に突然現れたベルトに、これまた突然出てきたスコルケトと同じデザインのカードを入れる。

 さっきアタシが変身していた姿、騎人バスタースコルケトになった。


「うおおお、覚悟せよ!」

 スコルケトは全速力で走る。真行寺さんとギルフォードさんと攻防を繰り広げてるアヘビスに、右腕の剣を思い切り突き出した。


 アヘビスは二人を連続で蹴って遠ざけた後、

「何度もやかましいぞ」

 左手からスコルケトへビームを撃った。

 スコルケトは剣の刃を盾にして進む。

「疾く散れ」

 続けて、アヘビスはグネグネの剣を、スコルケトの左から振ってきた。


 スコルケトは左腕で受け止める。アーマーはついてるけど、右腕みたいにちゃんとした武装がないから、少し右に上半身がブレた。


 その瞬間、アヘビスが左手からのビームを太くした。

 スコルケトは体幹のブレもあって、とうとう防御しきれなくなった。ガッツリ胴体にビームを食らってしまう。

 五、六回くらい地面を転がった後、またスコルケトのベルトからカードが抜け落ちて、上流さんは元の姿に戻ってしまった。


「あの人、何しに来たのか知らないけど……」

「有り難くこのチャンスを使わせてもらうぞ!」


 ビームを撃ち終えたアヘビスに、間を置かずあのコンビが同時攻撃を仕掛けた。

「貴様らもだ、疾く散れッ!」

 アヘビスは剣に左手を添えて、水色のオーラを付けた後、それで周囲を滅多切り。二人はそれぞれダメージを食らって、一メートルほど吹っ飛んで倒れた。


 アヘビスは二人を交互にチラ見した後、

「無意義な時間だった……」

 地面に転がったスコルケトへ向いた。

「では本題に戻るとしようか。二度も面倒を起こしおって、スコルケトとやらが。やはり貴様は消すに限る……!」


 今度は確実に壊すつもりだ。アヘビスは伸びる剣とか使わず、直接壊すためにそちらへ歩いていく。

 すると上流さんが、匍匐前進みたいにしてスコルケトを掴み、アタシの方にぶん投げた。

「すまん、榎本さん……! せめてアンタのものは、アンタに返す……!」

「無駄な手間を増やしたな、貴様」

 アヘビスは八つ当たりとして、上流さんの腹に一発蹴り入れて、気絶させた。


 改めて、アヘビスはアタシの方に向かってきた。

 アタシは手を伸ばしてスコルケトを掴み、抱きしめるように持って、

「ごめんスコルケト、アタシはもう戦えない……」


『重々承知しておりますとも……リョウカさん。貴方はよく頑張りました……』


 ふと地面を見ると、あの水色の光の進行度は、八割くらいになってた。

 おしまいだ。みんなアイツの奴隷になる。

 スコルケトはもちろん、アタシも散々困らせた罰で殺される。


 アタシは目を力いっぱいつぶった。スコルケトに助けられた命だ。この人と一緒に殺されてもいいように、覚悟を決めるんだ……


「諦めるんじゃなあああいッ!」

 アタシは叩き起こされたみたいに目をハッと開いて、声がする方……傷つきながらもどうにか立って、両手を広げてる真行寺さんへ向く。


【完】

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