33話 ミスガイ・トライアスといっしょに!① 2/2
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「あーもう!さっきから見てればじれってえな!
言いたい事あるなら言えばいいだろ!」
ミスガイの胸の辺りが光るとそこからトライアスが飛び出してきた。
<ミスガイ>
「え!トライアス!」
<トライアス>
「おい待てよ」
<ファリア>
「ほう、分身体か。妾の腕を掴むとは不敬じゃぞ」
<トライアス>
「クソッタレに敬も不敬も無ぇだろ。お前あいつの生みの親なんだろ、だったらなんで取り戻しに行かねえんだ」
<ファリア>
「言ったであろう、彼奴は妾の物、妾の物を捨てるも使うもどうしようと妾の勝手じゃ。他人に口出しされる覚えはないぞ」
トライアスの手を強引に振り払うファリア。
<トライアス>
「シリウスを物扱いねぇ、なぁんだ魔法使いとはもっと偉大な奴かと思ってたんだが案外小物臭いんだな」
<ファリア>
「見かけによらず悪かったのう、だからと言って今後の方針を変えるつもりもないが」
<トライアス>
「そうか、そうだよなぁ。だってお前、元魔法使い……いや、”魔女”だもんな」
<ファリア>
「なんじゃと」
<トライアス>
「お前、本当は魔法使いでもなんでもないんだろ。お前からは魔法使い特有の凄みみたいなのが感じられねえ。それにシリウスを、ヒトを人と思わねえ言動といいオレ達が倒した魔女となんか似た匂いがすんだよなあ」
杖をトライアスの喉元に突き立てるファリア。
<トライアス>
「やんのか?」
<ファリア>
「魔法使いを侮辱されたのには妾の寛大な心で許してやろう。じゃが妾が魔女と宣うか、彼奴らと同族と思われるのだけは何を持ってしても許し難い。その口再び開いてみろ、次は首が飛ぶぞ」
<トライアス>
「ハッ、何度でも言ってやろうか魔女さんよ!」
魔弾を放つファリア。トライアスは即座に大剣を出し、魔弾を振り払った。
<ファリア>
「ほう、やりおる」
<トライアス>
「そんなんでオレは殺されねえぜ」
<ファリア>
「次は飛ぶと言ったであろう!」
<トライアス>
「やってみな!」
<ミスガイ>
「二人ともストップ!!!」
二人の間に割って入るミスガイ。
<トライアス>
「ちょ、お前危ねえ!」
魔弾と大剣が交錯し、周囲が爆風で包まれた。
<ミスガイ>
「ん…………ん?助かった?」
トライアスに抱き抱えられるミスガイ。
ファリアは杖をトライアスは大剣を互いの喉元に突き立てる。
<ミスガイ>
「2人とも?」
<トライアス>
「やめておこう、これ以上争っても何も生まれやしねえ」
<ファリア>
「フン、お主が何もしなければよかったものを」
互いに武器を下ろす。睨み合っているが二人の目に殺意は無い。
<ミスガイ>
「………今お茶出します!」
ファリアは杖を振るい椅子とテーブルを出した。
椅子に腰掛けたミスガイがiDeasから水筒を取り出し、お茶を淹れる。
<ファリア>
「てっきりお主はもう出てこないかと思っておったんじゃかの」
<トライアス>
「オレはこいつの力の化身だ。こいつが力を必要とした時はいつでも出てこれるんだよ」
<ミスガイ>
「お茶どうぞ」
<ファリア>
「ん、味は悪くは無いの」
<トライアス>
「ふう、あーさっきは魔女って言って悪かった。シリウスが魔女って言うと怒るって言うの聞いててよ。似た匂いがするのは本当だがあんなに怒るとはな。お前があいつらと違うのは知ってる、オレたちの街を救ってくれた恩人だからよ」
<ファリア>
「まぁそれくらいの賛辞で許してやろう。それより彼奴め、余計な事を口走りおって、腹が立ってきた、何か言ってやらねば気が済まん」
<トライアス>
「お?んじゃ取り返しに行くか?」
<ファリア>
「無理じゃな。どこにいるかも分からんし」
<トライアス>
「魔法使いなのに?」
<ファリア>
「今は、元じゃ」
<ミスガイ>
「なんかちょっと仲良しになってるし」
<トライアス>
「それは本当なんだな。それでも元魔法使い変わりはないだろ。なんか方法とかあるんじゃねえのか?ほら魔力探知で探すとかよって、あ」
<ファリア>
「お主は知っておろうに、あやつの魔力は子供の姿ではあまりにも小さい。変身すれば拾えるかもしれんが、探知するのは妾でも至難の業じゃ」
<トライアス>
「じゃあ軍の基地を調べてみるとかは」
<ファリア>
「この世界にどれだけあると思っておる。虱潰しにやってもキリがない」
<トライアス>
「でもこいつはお前達を1人で見つけたぜ」
<ファリア>
「お主は関与せんかったのか」
<トライアス>
「そうだ。ここ来にたのもお前を見つけたのも全部ミスガイだ」
<ファリア>
「ほう、じゃあ人探しの達人に、いいアイデアがあるか聞いてみようかの」
<ミスガイ>
「えーボクに振るの?でも、軍の基地を調べれば誰が捕まったかのデータが見れるかも、そこから今いる位置を割り出せる可能性は高いと思う」
<ファリア>
「じゃがそんな重要な情報を基地に置いておくものかの」
<ミスガイ>
「本部だったら可能性は高いかも。ハッキングとかできる?」
<ファリア>
「侵入して情報を抜くのは得意じゃ。ところで本部はどこなんじゃ?妾はそういうのは疎い」
<ミスガイ>
「調べてみるね………やっぱり今は首都にあるって」
<トライアス>
「んじゃ決まりだな、行くか!アイシールへ!」
次回は1/18になります!
☆いっしょに!なになに~☆
iDeasの機能
・物体収容能力
生物、非生物問わず20kgまでなら空間拡張魔術により収容できる。物体は収容空間内で宙に浮くようになっている為、重さを感じる事は無い。
ただし人間を収容するには魔術連盟の認可が必要。




