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33話 ミスガイ・トライアスといっしょに!① 1/2

<ファリア>

「ミスガイ?はて誰じゃったかの」


<ミスガイ・トライアス>

「覚えてないですか?アヴィーチェでいっしょに戦った」


<ファリア>

「あーあの時の小僧か、最近物忘れが酷くての」


<ミスガイ>

「嘘ついてますよね」


<ファリア>

「ふふ、それでなぜここに」


<ミスガイ>

「それが———」


約一ヶ月前 海上都市アヴィーチェ トライアス修道院


<ミスガイ>

「お母さん、どうして止めるの!シリウス達が心配なんだ!


<ルナ・トライアス>

「話は最後まで聞いて。ミスガイ、外はこことは違って未知の危険に溢れています。魔王軍に遭遇するかもしれない。それにあの方を追うというのは……連盟軍とも戦う可能性だってあるのですよ」


<ミスガイ>

「でもシリウスはこの街を救ってくれたじゃないか!だから今度は僕がシリウスを助けたいんだ!」


<ルナ・トライアス>

「彼らが私達にしてくれた事は大きい。でも親として貴方を行かせられません。私だって貴方が心配なんです!選挙の前にここを出て行った時も、魔女と戦っていた時だって!」


<ミスガイ>

「それでも!ボクは彼を助けたい。友達を見捨てるなんてできないよ。ボクはボクの思うように生きたいんだ!」

(今、胸の所が急に熱くなって………)


<ルナ・トライアス>

「………分かりました。思うように生きなさいって言ったのは私でしたね」


二人が鎮まると、物陰から今までの様子を見ていた子供達が集まってきた。


<童>

「お兄ちゃんまた行っちゃうの?」


<ミスガイ>

「ごめんね。また帰ってきたら思いっきり遊ぼう!」


<女の子>

「怖くない?」


<ミスガイ>

「怖いよ。でも友達の為なら頑張れる気がするんだ」


<ルナ・トライアス>

「ミスガイ。これを着て行きなさい」


彼女が杖を振るとミスガイの修道服が変化した。


<ミスガイ>

「この服は………それにiDeasまで」


<ルナ・トライアス>

「私が第二次魔術大戦の時、魔王軍と戦う時に着ていた服よ。これが貴方を守ってくれる」


<ミスガイ>

「ありがとう。お母さん」


<ルナ・トライアス>

「気をつけて。例えどんな事があっても信念を貫けば必ず道は開けます。それがトライアス修道院の最後の教えです」


<ミスガイ>

「うん!行ってきます!」



———————



<ミスガイ>

「あの後黒い髪の連盟軍の人の後をつけていったんだ。透視の魔眼を使って」


<ファリア>

「ほう、ただ追ってきただけじゃったとは。妾達の位置が割れたのも、被検体が攫われたのもお主のせいと思っておったが」


<ミスガイ>

「シリウスが攫われた!なんで!」


<ファリア>

「被検体はモリタミとの繋がりがあるからの、妾より奴の方が捕まえやすいと踏んだのだろう」


<ミスガイ>

「そうか………間に合わなかった」


<ファリア>

「しかしアヴィーチェからここまではかなりの距離がある。聞き込みだけで妾達の居場所が分かるものか?」


<ミスガイ>

「ボクも途中で見失ったんですけど、さっき正体不明の魔力反応が観測されました、周辺地域に立ち寄らないで下さいって情報が」


<ファリア>

「魔力反応とな!奴らそこまで分かるのか?」


<ミスガイ>

「あれ、知りませんでした?魔術免許証を持ってない人が魔術を使うと、周辺にいる人に注意報が来るようになってて、だから魔王軍とか危ない魔物とかにも会いにくいんですけど」


ミスガイがiDeasのホログラムを映し出した。

ファリア達が訪れた先々に赤い点が光っている。


<ファリア>

「迂闊じゃった……ただの免許証だと侮っておった。まさかそこまで管理しておるとはの。移動してきた先々で魔力の痕跡を残しておったのか。お主免許証は持ってるか?」


<ミスガイ>

「持ってますけど……もしかして持ってる免許証偽m」


<ファリア>

「ちと借りるぞ」


ミスガイの魔術免許証を取り上げ、まじまじと観察するファリア。


<ファリア>

「なるほど、そういう”魔法”か。解析しても警報がなる仕組みのようじゃ。じゃが、これだけ触れば何となくわかった」


自身の杖を出し、魔弾を放つファリア。

ミスガイのiDeasに反応は無い。


<ファリア>

「これで問題なさそうじゃ。さて、どうしたものか、新しい拠点でも探しに行こうかの?」


<ミスガイ>

「え!助けに行かないんですか?」


<ファリア>

「被検体は妾が作ったホムンクルスじゃ、いくらでも代わりは作り出せる。確かに奴は面白い変化をしておったが、妾の支援無しには肉体の強化もままならなぬ、その時点で底が知れておる」


<ファリア>

「代わりにお主が妾の被検体になるか?」


<ミスガイ>

「ならないよ!ってちょっとどこ行くんですか!」


<ファリア>

「ここには用がない、それにまた奴らが帰ってきても困る」


<ミスガイ>

「ええっ………ちょっと!」


<………>

「あーもう!さっきから見てればじれってえな!言いたい事あるなら言えばいいだろ!」


次回は1/12になります!

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