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12話 魔術とは

<ソフィー(ファリア)>

「魔術とは何か。そも魔術の源流は”神の法則”じゃ。


遥か昔この世界に神々がいた時代、彼らは見るだけで未来を見通し、歩くだけて草木を生やし、書くだけで動物を生み出し、息を吸うだけで嵐を起こしておったという。身体機能の延長、生きる行為全てが世界を変えうる力を持っておった。


神々が消え、魔王全盛の時代。人間共は奴らに対抗する為、神の法則を模倣して対抗しようと考えた。

当時魔術を使える者はごく僅かで、魔術も魔術とも呼ばれておらん”不思議な力”程度の認識じゃった。その後多くの時間をかけ、人類は神の法則、その仕組みを解析、理解し、制御する(すべ)を生み出した。その術こそが、魔術じゃ。


魔王が死して人の時代が来た時、多くの人類が魔術を学び応用、発展させる事で、誰もが魔術を学び、使う世界となったのじゃ。今では学問の一つとして数えられておる。


魔術は神の法則の模倣。

その力は使い方を誤れば他者を傷つけ、自らをも滅ぼしうる。

故に世界初の魔術書にはこう書いてある。


”魔術とは死の代行である。”


力を振るう者は、その力の影響を考えねばならない。妾達はその力に自覚的であらねばならぬ。」


<シリウス>

「魔術は死の代行、か…………」


神の力、その模倣。

エミーやアスカさん、刀の女やこの女、色んな所で魔術を見てきたけど、それ程までに危険なものだったとは。


<ソフィー>

「仰々しく言ったが、正しく学び、扱えば魔術ほど便利なものは無い。包丁は使い方を誤れば凶器じゃが、正しく使えば料理の道具となる。」


<ミスガイ・トライアス>

「確かに!」


<ソフィー>

「魔術も同じじゃ。身に余る強大な力を制御し支配する。魔術という学問はその術を学ぶためにある。」


神の力を正しく使う、か。

僕もエミーやアスカさんみたいに出来るだろうか。


<ソフィー>

「まあそんなに難しくはない。教科書を見ながら問題を解き、解法を覚え、応用を学び、閃きによって解くスピードを上げる。文字や算術を学ぶのとやる事は同じじゃ。」


<ミスガイ・トライアス>

「大丈夫ですよ!へなちょこのボクでも一応は使えるんで!」


可愛く両手でガッツポーズを取っているトライアスさんを見て、少し励まされた気がした。

何事もやってみないことには分からないよね。


<ソフィー>

「まずは基礎の基礎、魔力を知覚する所から。魔力は自らの体の周囲を包み込むように存在しておる。通常は物理的に干渉することは無いが、」


女は近くにあった石を上に投げた。


<ソフィー>

「密度や量を変化させる事で物体を破壊する事も出来る。」


落下してきた石は女の頭上で粉々に弾け飛んだ。


<シリウス>

「なるほど、空気みたいなもんか。」


<ソフィー>

「ほれ、被検体。」


機械的な文様が入ったブレスレットを投げられる。


<ソフィー>

「魔力を持たぬ者も魔術が使えるようになる魔導具じゃ。魔力を知覚できると被検体の周囲が青く光るようになっておる。ほら、お前にも。」


トライアスさんにも同じものを投げる。


<ミスガイ・トライアス>

「ボクもですか?」


<ソフィー>

「そうじゃ。妾は天才じゃからの、凡人がなぜ出来ぬのかが分からぬ。じゃからお主のような凡百の人間がフォローすれば何か変わると思うての。」


結構失礼なことを言っているが、”魔法使い”にとっては自分以外の人間は凡人らしい。


<ミスガイ・トライアス>

「は、はい、やってみます。」


彼女が目を閉じた。

次第に彼女の周囲が青く光り始める。

その光は炎のように揺らいでいて、小さい炎と大きな炎が交互に現れているように見える。


<ソフィー>

「周囲の魔力の形は人によって千差万別。四角やキザギザ、三角なんて者もな。魔力探知で人が特定できるのはこの為じゃ。」


ここに来たとき魔力を誤魔化すっていうのはこの形を変えてたのか。


<ソフィー>

「しかし面白い形をしている。ほら被検体もやってみろ。」


彼女と同じように目を閉じる。

外側に意識を向け、どうにか魔力っぽい物を感じ取ろうとする。


<ミスガイ>

「何も起きませんね。」


<シリウス>

「特に何も感じないけど、魔力を感じるってどういう感じ?」


<ソフィー>

「自分の指を眉間に近づけると何か感じるじゃろ?」


<シリウス>

「うわっ、感じるっ。」


<ソフィー>

「これと似たようなものじゃ。」


<ミスガイ>

「絶対違いますって!」


<ソフィー>

「ふふ、冗談じゃ。」


口を押えて不適に笑う女。

どう見てもからかってる。こっちは真面目にやっているのに。


<ミスガイ>

「なんかこう、感覚を外に向けるんじゃなくて、内側に向ける感じというか、深い湖に落ちるような。」


魔力が外にあるから肌で感じ取ろうとしてたけど、そうじゃないのか。

湖に落ちるように、深く沈むように、か。


もう一度目を閉じる。

今度は感覚を内側に。

もっと深く深く、感覚を研ぎ澄ませて――


心臓の音が聞こえる。

ドク、ドクと生命の鼓動が聞こえる。


やがてその音が聞こえなくなって、一抹の静寂が訪れる。


………ウス


闇の中、遠くの方で子供の声がした。

誰かいる!


反響するその声は次第に大きくなって、


シリウス!!


<シリウス>

「はっ!」


覚めるように目を開けた。

今誰かと目が合ったような………………


<ミスガイ>

「シリウスくん!光ってるよ!」


見回すと、青い光がボクの周りを包み込んでいた。

さながらお伽噺のプリンセスみたい。


<シリウス>

「きれい…………」


青い光は少し暖かく、その幻想的な光景に見惚れてしまった。


<ミスガイ>

「あっ消えちゃった。」


<ソフィー>

「まあ初めてにしては上出来じゃ。継続すれば目に頼らずとも他者を認識できる。」


10秒くらいしか光を保てなかったけど、魔力がどういうものか少し分かった気がした。

魔術は元々神の力と聞いて、物騒なものかと思っていたけれど。

その実、優しく、暖かい力だと感じた。


<ソフィー>

「次は魔術をやるぞ。」


<シリウス>

「え、もうやるの?」


<ソフィー>

「こういうのはさっさとやったほうが良い。2人とも杖を出せ。被検体はブレスレットを叩くと出てくる。お主は持っとるか?」


<ミスガイ>

「持ってます!」


トライアスさんは裾からパスケースを取り出した。


<ソフィー>

「それは何じゃ?」


<ミスガイ>

「これは()()()()()です。魔力を持っている人は生まれたときから全員持たせられて、杖と紐づけて使うんです。」


カードをクルッと回すと30cmほどの杖に変わった。


<ミスガイ>

「階級に応じて使える魔術や魔導具も変わったりして。街の横断とか買い物とか、身分証の代わりとか、とにかく色々使えるんです。」


<ソフィー>

「これが例のやつか。」


<ミスガイ>

「初めて………見ます?」


持っていないのが珍しかったのか、こちらを怪しんでいる。

ちょっとまずいんじゃ。


<ソフィー>

「…………いや、妾も持っておる。」


手の上からトライアスさんと同じものが現れた。それをすぐに杖に変形させる。

それを見て彼女も少しほっとしている。

僕もほっとして、少し力が抜けた。

多分とっさに作ったと思うけど、やっぱり魔法使いってすごいんだな。


<ソフィー>

「ほらやるぞ、被検体もほれ。」


話を完全に逸らしにきてるのがわかった。

ブレスレットをタップすると木製の杖が出てきた。

長さは鉛筆くらいでとても持ちやすい。


<ソフィー>

「杖は魔術師にとっての必須の魔導具。主に魔術の補助に使われておる。


ただの木の棒だと侮るなよ。その効果は魔術の指向性を決めたり、魔力量の最適化、複雑な魔術を整理し簡略化させるなど様々じゃ。


杖無しでも魔術はできるが、そうなると緻密な魔力操作を自分で行わなくてはならぬからの、よく暴発する事が多い。余程実力が無ければ扱えぬ、妾のように。」


事あるごとにドヤ顔しているな、この魔法使い。


<ミスガイ>

「長さも形も使う人によっていろいろあるんだよ。ボク達のは短いけど、足の長さ位ある杖とか、他にも指輪型とかグローブ型とか、武器と杖を兼ねてる人もいるかな。」


<ソフィー>

「そして魔術。基本的に魔術は魔力と、詠唱があれば発動できる。消費する魔力は己のものを使うか、お前達の持っておる魔導具や魔石を使う事もある。


詠唱は魔術における設計図、プログラムのようなもの。魔術の原理や構築方法が詠唱の言葉に込められておる。」


女は杖を振ると砂の壁が現れた。


<ソフィー>

「観測者よ、掌握せよ。 

 我引くは大いなる弓張月。

 ――弾丸バレット。」


杖から青色の弾が放たれ、砂の壁が木っ端微塵になった。


<ソフィー>

「今のは魔弾の基本的な詠唱、自らの魔力を固め、飛ばす。そういう意味を持っておる。細かく言えば工程はもっとあるが。


多くの魔術師が術を口で唱えるのは、言葉にする事で魔術をイメージしやすくなる、だけではない。」


<シリウス>

「というのは?」


<ソフィー>

「魔術に限らず、万物を無から生み出すのにはそれ相応のエネルギーが必要じゃ。

じゃが音は人類が最も簡単に生み出せる創造物。音という既存の物を媒介にする事で、魔術は現世に存在を許される。」


女がまた杖を振ると、砂の壁が二つ現れた。

詠唱必要だって言ってたのに、サラッと詠唱なしで魔術したよこの魔法使い。


<ソフィー>

「さあやってみようかの。おぬしら、そこの壁に打ってみよ。」


杖を砂の壁に向ける。

そして力いっぱいに叫ぶ。


<シリウス、ミスガイ>

『観測者よ、掌握せよ!

我引くは大いなる弓張月!』


杖の先端に魔力が収束し、青い塊が発生した。


<ミスガイ>

「うん!いい感じ!」


<シリウス>

「これなら!――弾丸バレット !!」


そう叫んだ途端、青色の弾は霧散した。


<シリウス>

「ん、これは……………」


<ミスガイ>

「詠唱すれば普通に飛んでいくはずだけど……………」


<ソフィー>

「ん……………」


少しの沈黙。

女は考えた末に、


<ファリア>

「才能ないの。」


<シリウス>

「そんなああああああ!!」


僕の嘆きが公園に響き渡った。



―――――――――――

  12話 魔術とは

―――――――――――



その後も何度も何度も何度も何度もやったが全くと言っていいほど飛んでいかなかった。


<シリウス>

「はあ、どうすればいいんだろう?」


<ミスガイ>

「うんと、ボクがやってる時は、ボールを投げるイメージでやってるかな。」


<ソフィー>

「良い事を言うたな。先も言ったが魔術を使う時、イメージは重要じゃ。

詠唱が要るはとは言ったがの、魔術の構造を理解、イメージしておれば無詠唱でも魔術は出来る。じゃが、その分威力や効力が下がるし、難易度も高い。」


再び砂の壁を再び出すと、間髪入れずに青い弾を放ち穴を開けた。

穴は空いたが粉々にはなっていない。


<ソフィー>

「だから多くの者はある程度の出力を保つ為に”術の名”のみを言う事がほとんどじゃ。これもイメージさえ出来ればあー、とかうー、とか適当な名でも発動はする。が術の名は魔術のイメージに近いものを当てるのが基本じゃな。」


ritardand(リタルダンド)

conduct(コンダクト)

To Coda(トゥ コーダ)

女の魔術が音楽に関係してるのは、その方がイメージしやすいからなのか。


<ソフィー>

「魔術は基礎が大事じゃが、上達はそれぞれの技量やセンスもあるからの。」


<シリウス>

「センスか〜」


<ミスガイ>

「あ、あの。」


<ソフィー>

「どうかしたかの。」


<ミスガイ>

「イメージを掴むためにちょっとキャッチボール、しませんか?」


女は砂の壁を片付けると宿に戻ると言った。

眠くなってきたらしい。


<ソフィー>

「明日の朝迎えにきてやらんでもないが。」


<シリウス>

「徹夜なんてしないよ!」



トライアスさんは腕からグローブとボールを取り出し僕に渡した。

これはどういう魔術なんだろう。


体が小さいのもあって、あまり遠くに投げ返せなかった。

そんな僕をトライアスさんは気遣って、ちゃんとキャッチしてくれるし、下手で投げ返してくれる。


ボールがグローブに当たる音が公園に静かに響く。心地よい。


<ミスガイ>

「どうしてこの街に?」


<シリウス>

「話せば長くなるんですけど、壊れちゃったものがあって、あの人の知り合に直してもらいに来たんです。」


<ミスガイ>

「そうなんだ!ここまで来るのに遠かったんじゃない?海の上だし。」


<シリウス>

「そんなことないですよ。ここに来る途中でも色々あったので慣れてます。」


家が落下したり、ボート漕いだり、空飛んだり色々あったなあ、他にも実験台にされたり、刀の女と戦ったり………………


<ミスガイ>

「そういえば転生してから2週間しか経ってないって言ってたけど、どんな旅をしてきたの?」


<シリウス>

「それは……………………」


その質問を聞いたとき、ここに来る以前のことを思い出してしまった。

転生した後のみんなとの記憶。

投げ返されたボールは僕を通り過ぎていく。


<ミスガイ>

「大丈夫?!ごめん!嫌だった?!」


<シリウス>

「いえ、そんなことは…………」


どんな顔をしていたんだろう。

トライアスさんはひどく慌てているようだった。


<ミスガイ>

「あ、あ…ちょっと休憩しましょう!」


近くのベンチに腰掛ける。


それから今までの事を話した。

転生してモリタミのみんなに助けられたこと。

連盟軍にみんな殺されたこと。

転生先がホムンクルスだって知ったこと。

あの女に実験台にされながらも目的地に向かっていること。


<ミスガイ>

「思い出させちゃってごめんなさい。」


<シリウス>

「いいんです。新しい所に行ったり、新しい人と会うと辛いのが紛れるんです。話を聞いてくれてありがとうございます。トライアスさん。」


<ミスガイ>

「いえいえ!ボクは何もしてないよ。ただ話聞いてただけだし。でもモリタミっていい人達なんですね。シリウス君を命懸けで守るなんて、あんまりいいイメージなかったから。」


刀の女もテロリストだと言っていたし、一般的には良いイメージを持たれてないのかもしれない。


<ミスガイ>

「それにしても皆殺しはひどい!あ。だからボクの時もひどい感じだったのか。」


<シリウス>

「どういうことですか?」


<ミスガイ>

「ボクは元々戦争孤児でね。なんでもモリタミと連盟軍と魔王軍の戦いに巻き込まれたんだって。」


僕と同じように、彼女も……………………


<ミスガイ>

「それ以前の記憶はおぼろげだけど、目を開けると家も燃えてバラバラになって、ひどい跡だった。その時今のシスター長に助けられたんだ。保護された時は親もいなくて、どうしようもなくて事あるごとに子供達に当たってたんだって。ひどかったらしいよ、みんなに暴力振るってたみたいで。」


今の優しいトライアスさんからは想像付かない姿。

でも僕も変身して、兵士の奴らを殴っていたような気がする。

感情の行き場が無くてどうしようもないときって、つい暴力に頼ってしまうのかもしれない。


<ミスガイ>

「その時いたのが今の領主カント様だったんだ。領主様の子なのに面子とかも関係なく殴りあったり、競ったり。足の速さとかどっちが落ち葉を多く拾ったかとか、くだらないことしてたっけ。ある時ボクが水路に落ちちゃって溺れそうになった時、一番にカント様が助けてくれて。彼だけじゃない、修道院のみんなが助けてくれたんだ。」


<シリウス>

「水路になんか縁がありますね。」


<ミスガイ>

「確かに!それでね、その時に人に優しくしようって思ったんだ。それから出来る限り会った人には親切にしよう!って思ってる。だからカント様にいつか恩返ししたいって思ってるんだけど……………」


公園に静けさが戻る。

彼女は溜息をついて、


<ミスガイ>

「修道院にいるボクに何か出来ることってあるんだろうか……敵なのに。」


<シリウス>

「………………側にいて、話を聞くだけでも助けにはなりますよ。僕みたいに。」


彼女が僕の話を聞いてくれて少し楽になったように。

選挙で張り詰めているだろうカントさんの側にいることにも意味はあると思う。


<ミスガイ>

「そっか…………そうだね!ありがとうシリウス君!」


彼女の顔がパアっと明るくなる。


<シリウス>

「いえいえ。お礼を言いたいのはこっちです。」


<ミスガイ>

「いやこっちだよ!ありがとうね!」


その後も二人でありがとう合戦をしていた。

そんなお互いが可笑しくて、満天の星空に二人の笑い声が響き渡る。


<ミスガイ>

「は~あ。なんか汗かいちゃった!そろそろ戻ってシャワーでも浴びよう!」


<シリウス>

「はい!」


宿に戻ると女はベットでぐっすり眠っていた。

意外と健康的なんだな……………

トライアスさんが先にシャワーを使っている。


<ミスガイ>

「きゃああああああっ!」


<シリウス>

「大丈夫?!」


叫び声を聞いてとっさにシャワールームのドアを開けた。


<ミスガイ>

「いてて、ゴキブリがいたなんて、どこから入って…………」


ってそうだ!()()じゃん!


必死に目を隠そうとしたが、開けた瞬間見てしまった。

彼女にあるはずの無い、男の体にのみ付いているアレが……………………


<ミスガイ、シリウス>

『きゃああああああああああああ!!!』



次回は5月18日更新です!

☆いっしょに!なになに~☆


キャッチボール

魔弾の修練において有効なトレーニング方法

投げるイメージをつけること魔弾の早期習得の助けとなっている

この方法は学校で教えられる事が多く、レヴィリオン世界で広く知れ渡っている


スポーツ

レヴィリオン世界では魔術を使うと何でもありなので、魔術可のスポーツと無しのスポーツに競技が分かれている。

昔は全て魔術無しで行っていたが、不正による不正で競技が成り立たなくなり、国家主導で区分化が行われた。


転生者達の世界にあるスポーツは魔術無しで行われており、

競技場にはルーンショット製の結界が張られている


魔術ありの場合は空中や海中競技が多く、また自分の魔導具や使い魔を戦わせたり、魔術師同士のバトルなんかも行われている。

転生者世界のスポーツを魔術ありで行う、アメイジングスポーツという分野もあり、4年に一度行われる大会は熱狂を見せている。

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