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1: 光と死

チクタク!チクタク!


時計の針が進み、分針がまた一回転を終えた。すでに午後4時55分だが、灼熱の暑さは空気中に残っていた。教室の中では、学生たちがその圧倒的な存在を感じ、進行中の議論に集中しようと苦しんでいた。


ここは、名門のイタミ高校。埼玉県内で最も優れた学生たちが集まることで知られた名高い学校だ。丘の上に堂々とそびえ立ち、下に広がる賑やかな街を見下ろしている。


「はぁ…ここ、すごく暑いよ〜!」と、1人の学生が汗をかいた手のひらで扇ぎながら不満を漏らした。


教室にはエアコンが備えられていたにもかかわらず、1時間前に発生した停電のため、全く役に立たなかった。学校にはバックアップの発電機もあったが、その日は運が悪く、メンテナンス中だった。解決策がなく、誰もが息苦しい暑さに耐えるしかなかった。特に、学校の2階にあるクラス1-Aの教室にいる不運な学生たちにとっては、さらに厳しい状況だった。


チョークの擦れる音の中、かすかなささやき声と時折あくびが教室を満たしていた。英語の先生ですら退屈に感じ、あくびをしてからすぐにその考えを払いのけ、黒板に書き続けた。


後ろの列、窓の近くに、静かに座っているのはミツハ・レイカという女の子だった。他の学生たちとは異なり、彼女の視線は外の枝に止まった鳥に向けられており、その美しいさえずりに心を奪われていた。


誰もがレイカを知っていた。彼女は親しみやすく、いつもクラブ活動とアルバイトを両立させていることで知られていた。その美しさは、素晴らしい教室の生徒会長に匹敵すると言われることもあったが、彼女の外見には少し劣っていると感じられていた。


彼女の特徴的な一つは、美しい紫色の瞳で、それはまるで宝石のように輝いていた。彼女はまた、暗い色合いの中に微妙な紫色のニュアンスが現れる、短くてダークでシルクのような髪をしていた。その紫色は、光に照らされると初めてわかるものだった。レイカは白い制服を着ており、ダークブルーのブレザーよりもそれを好んでいた。暗い色の服は熱を吸収するため、それが真実であると彼女は信じていた。


制服の胸元には、マルーン色のリボンが斜めにダークブルーのストライプで結ばれていた。スカートもマルーン色で、裾にはダークブルーのストライプが刺繍されていた。


レイカがその穏やかなひとときを楽しんでいると、教師のうるさい叫び声がその静けさを壊した。その突然の叫び声に、レイカの注意は現実に引き戻された。


「シン・ソル!」


教室にいる全員が、レイカも含めて、一斉にクラスメートのシン・ソルに視線を向けた。


ソルは特に印象的な人物ではなく、ただの普通の男の子だった。白い制服とダークブルーの学ランを着ており、群衆の中に簡単に溶け込んでしまう、まるで目立たない存在のようだった。唯一目立っていたのは、彼の目、珍しい灰色の色だった。クラスにはほとんど参加せず、学業やスポーツでも目立たず、どちらも平均的だった。


ソルはよく自分の考えに没頭しているようで、まるで壊れない泡の中に閉じ込められ、自分の思索だけに囚われているかのようだった。このため、彼は変わり者として知られ、彼と関わることはほぼ不可能だった。今も、現実から切り離された彼は、先生の絶え間ない呼びかけに気づかず、先生を苛立たせていた。


結局、先生は我慢できなくなり、ついに怒鳴った。


「シン…!」


英語の先生は歯を食いしばりながらつぶやき、拳を強く握りしめた。


突然、先生はチョークマーカーを彼に投げつけた。みんなはそれがソルに向かって空中を飛んでいくのを見守っていた。


教師に叱られることは普通のことだったし、授業中に不正行為をした生徒にチョークを投げるのもよくある光景だった。しかし、ソルがしたことは、みんなを驚かせた。


初めて、ソルが投げられたチョークに反応するのが見られた。彼は大胆にも指でそれをキャッチしようと試みた。その予想外の行動に、みんなは驚きの表情を浮かべた。


「まさか…」


「まさか、あのチョークを指で挟もうとしてるのか?!」


「それは無理だ!そんなことできるわけない!」


部屋の乾いた空気の中、みんなは熱さを無視して、次に起こることに目を凝らして見守っていた。しかし、ソルの素早い反応も無駄に終わり、チョークは彼の指をすり抜け、彼の額に軽く当たった。痛そうに見えたが、彼は全く反応しなかった—わずかなひるみさえ見せなかった。


「痛っ!」先生が突然つぶやいた。額にピリッとした感覚を覚えながら。 「何だ、今のは?」と混乱しながら額をこすった。


彼の反応は明らかだったが、誰もそれに気づかなかった。みんなはソルに夢中で、彼の異常な試みへの期待が先生の不快感を上回っていた。チョークマーカーが軽く床に落ちると、クラスメートの一人が笑い出した。


「ぷっ…プハハハハハハ!」


クラス1-Aの皆はお互いに目を合わせ、瞬時にムードが変わった。笑いが教室中に広がり、誰もがその場の面白さに耐えきれなかった。


「ハハハハハハハ!」


その明るい雰囲気に、先生は一瞬先ほどの奇妙な出来事を忘れた。しかし、すぐに彼のフラストレーションが再燃し、激しい波のように膨らんで、眉をひそめた。そして、彼はソルの授業中の不正行為に対して注意を向けた。


「ええと!シン・ソル、聞いてるのか?お前の頭の中のくだらない考えが、私の授業より重要だと言うのか?」


予想に反して、ソルは返事をしなかった。これがさらに先生のフラストレーションを引き起こし、彼は怒りに任せて叫んだ。「お前の中間試験や小テストの成績はせいぜい平均だろう。お前は私の授業でサボっても許されるような天才なのか?」


その叫び声が教室の緊張を破った。みんなは熱さを忘れ、代わりに教室中に笑い声が広がった。それは嘲笑ではなく、ただただその状況が面白くて仕方がなかったからだった。


「おい、まじか!あのチョーク、キャッチするかと思ったのに!」ソルの前の席に座っていた男子が友達に言った。友達は肩をすくめて答えた。「いや、最初から無理だってわかってたよ!」


突然、先生が真剣な表情で彼を見つめ、質問した。「それでは、前置詞の種類について説明してください。」


その質問を聞いたソルは、無造作に英語の教科書を取り、落ち着いた様子でページをめくりながら、まるで先生の怒りを恐れることなく、ゆっくりと本を調べ始めた。


先生は彼の遅延に気づき、「18ページ、シン!」と怒鳴った。


ソルはすぐにそのページにめくり、答えを見つけた。そして、落ち着いた口調で声に出して読んだ。「前置詞にはいくつかの種類があります…」


ソルが読むのを見て、レイカは一瞬彼を見つめた。眉を上げ、心の中で思った、シン・ソル…なんて不思議な奴だ…


レイカは再び窓の外に目を戻した。再び木に焦点を合わせた時、さっき枝に止まっていた鳥がもういなくなっていることに気づいた。


鳥はどこへ行ったんだろう?


彼女は鳥が飛び移ったかもしれない反対側の枝を探し、見える他の枝も注意深く見てみた。しかし、どこを見ても鳥の姿は見当たらなかった。


ふーん、もしかしたら鳥は飛び去ったのかな… レイカはため息をつき、思考が漂った。まあ、いいか…


ちょうどクラスに戻り、再び先生に集中しようとしたその時、微かなさえずりの音が彼女の耳に入った。


ん?あれは…?


彼女は一瞬も躊躇せずに振り向き、木の幹の根元で何かがもぞもぞしているのに気づいた。その時、彼女はその微かなさえずりの音がそこから聞こえていたことに気づき、予想通りだった。教室の高さから、彼女は鳥の頭しか見えなかったが、それは地面に横たわっていた。


レイカはその鳥の右羽が折れているように見え、痛みに苦しんでいるようだった。


その可哀想な生き物を心配して、彼女は前庭でその様子を見に行くことを決めた。


「ああ—」


リン!リン!リン!リンギー!


校庭のベルの音がレイカを一瞬止めさせた。他の皆もその音を聞き、顔をパッと輝かせた。長い間、息苦しい熱を耐えた後、ついに終わったのだ。


「やっと!」


躊躇うことなく、生徒たちは荷物をまとめて立ち上がった。レイカも同じように、荷物をまとめて他の生徒たちに続いた。


「さようなら、渡辺先生!」クラス1-Aは一斉に言い、みんな頭を下げた。


生徒たちが解散する中、レイカは怪我をした鳥を助けるために前庭へ向かっていた。しかし、彼女が出ようとしたその時、後ろから女子たちの声が聞こえた。


「ミツハさん!授業後にショッピングに行くんだけど、一緒に行かない?」


レイカはただ微笑んで頭を振った。「ごめんなさい、ちょっと用事があるので。また今度ね!」


そう言うと、レイカはすぐに廊下を駆け出し、女子たちを残して走り去った。女子たちはため息をつき、反対方向へ向かって歩き出した。


「はあ… ミツハさん、ほんとに忙しいんだね。」


「うん、バイトしてるからね。だからいつも忙しくて、ショッピングとかカラオケに行けないんだよね。」


「私もミツハさんみたいな考え方を持っていたら素晴らしいのにな。」


「無理だよ。あんた、めちゃくちゃ怠け者だから!」


「ハハハハハハハハ!」


グループが笑いながら学校の敷地を後にする中、レイカは怪我をした鳥が横たわる木の元へ向かった。鳥はその羽の痛みにまだ苦しんでいた。


無力さを感じながら、レイカは鳥の苦しみを和らげるためにできることは少ないことを知っていた。代わりに、彼女は鳥が回復する間、捕食者から守ることを決めた。周囲を見渡し、鳥が平穏に癒せる安全な場所を探した。


この可哀想な鳥をどこに置こう?


レイカは建物を見上げ、屋上の小さな庭を思い出した。


あそこなら安全だろう…


慎重に、レイカは鳥を手のひらに乗せた。彼女の温かな手に触れると、鳥の必死なさえずりがやわらぎ、静かになった。優しい足取りで、レイカは建物に戻り、しばらくしてようやく屋上にたどり着いた。


「ふぅ…ふぅ…やっと…」レイカは息を整えながら息をついた。


ドアを押し開けると、ひんやりとした風が彼女を迎えた。レイカは深く息を吸い、午後の陽射しが顔を温めるのを感じた。鳥がさえずり、感謝の気持ちを表すかのようだった。


振り返り、レイカは庭を見渡し、安全な場所を探した。彼女の目は、いくつかの低い茂みに囲まれた 陶器の鉢 の近くの小さな陰った隅に留まった。レイカはそこに鳥を優しく置き、静かな場所で平穏に休ませた。


「ここなら安全だね。」


「チュン!」


レイカは鳥がまるで自分に応えているかのようにさえずるのを聞いて微笑んだ。


太陽が沈み続ける中、レイカは立ち上がり、屋上の端に歩いていった。彼女の前には、広がる埼玉市が広がっていた。


なんて美しい…


レイカは右腕を上げて腕時計をちらっと見た。「あと30分で夜勤か…」


彼女はしばらく考え込んだが、余った時間をどう過ごすべきか決めかねていた。


彼女の視線は再び目の前の美しい景色に戻り、もう一度その眺めを楽しまずにはいられなかった。


はぁ…もう少しここにいようかな。


埼玉市全体を見渡しながら、レイカはその瞬間を楽しんでいたが、ドアが開く音に気づき、振り返ると見覚えのある姿が出てきた。


あれは…シンくん?


ソウルは屋上の端に立っているレイカに気づいたが、彼女には気を使わなかった。まるで彼女を見ていないかのように、ただ通り過ぎていった。


「シン君…?」


ソウルは答えなかった。代わりに、彼女を一瞬だけ見てから、端に向かって歩き続けた。


「えっと…何してるの—」


「観光。」ソウルは突然答えた。


レイカはその返事に黙り込み、言葉が喉に引っかかった。緊張した沈黙が二人の間に広がり、二人とも賑やかな街を見つめていた。


これ…すっごく気まずい…レイカは思った、手のひらが汗ばんでいく。何か言わなきゃ…面白い話でも始めてみようかな?


レイカは必死にその気まずい沈黙を破る方法を考えていた。しばらく考えた後、ようやく何か思いついた。


「ねえ、シン君。」


ソウルは少し首をかしげて、彼女と目を合わせた。


「何?」


「ど、どうだった…一日?」


優しい風が二人の間を通り過ぎ、遠くの街の音が聞こえてきた。ソウルは少しだけ街並みを眺めてから答えた。


「良い。」と、平坦に答えた。


レイカは不満げな表情で彼を見つめた。その返答、なんなの?彼女は思った。「良い」だけ?「君は?」とか、会話を続けるような何かを加えればいいのに…


しばらくの沈黙の後、レイカは再び自分から話を振ることに決めた。


「えっと…学校はどう?」と、会話を続けようとした。


「…」


レイカは30秒ほど待ったが、ソウルは返事をしなかった。彼女の忍耐も限界に達し、顔をしかめ、苛立ちがこみ上げてきた。


なんて失礼なの!女の子を放っておくなんて、どんな男だ!


ソウルの無関心に苛立ちながら、レイカは彼を無視した仕返しをすることに決めた。


ふん!それなら…


躊躇することなく、レイカは手すりに飛び乗り、彼の前に座って意図的に彼の視界を遮った。


「何してるの?」とソウルは彼女に尋ねた。


「座ってる…?」とレイカは意地悪そうに答え、目を閉じて得意げに見せた。


どう?彼女は思った、唇ににやりとした笑みを浮かべながら。今、めちゃくちゃイライラしてるでしょ?


レイカはソウルをちらっと見て、彼のイライラした反応を待っていた。しかし、期待はすぐに打ち砕かれた。ソウルはただ少し横にずれて、より良い視界を確保しただけだった。最もレイカを苛立たせたのは、彼の表情がまったく変わらなかったことだった。まるで彼女の小さな挑発が全く効いていないかのように。


必死になって、レイカはもう一度動き、再びソウルの視界を遮った。しかし、ソウルは反応しなかった。彼はただ再び横にずれただけだ。二人は左右に動きながら、この動作を繰り返した。


なんで…負けを認めないのよ?!レイカは思いながら、毎回の試みでフラストレーションが溜まっていった。


突然、彼女の目が大きく開かれた。無駄な行動を繰り返していたことに気づいて、止まった。


待って…なんでこんな無駄なことしてるの?


顔がすぐに真っ赤になり、恥ずかしさが込み上げてきた。


くっ…バカみたいに見える…


レイカは素早く顔を手で覆い、恥ずかしさを隠そうとした。しばらくして、ようやく彼女は顔を上げて彼を見た。


「ご、ごめんなさい…」


ソウルは彼女を一瞬だけ見つめ、その表情はいつもと変わらず無関心だった。


「うん。」


レイカはため息をつき、答えないことに決めた。まだ恥ずかしさが残り、視線を下の賑やかな街に向け、二人の間に沈黙が広がった。


その沈黙が続く中、突然、レイカは一定の鳴き声に気づいた。それはすぐに彼女にとって見覚えのある音だった。彼女はすぐに振り向いた。


あれ…あの時助けた鳥だ!


レイカは飛び上がり、鳥を置いていた場所に急いで向かった。到着すると、いくつかのアリがその小さな体に這っていた。可哀想な鳥は終わりなく鳴き、必死にアリを追い払おうとしていた。


レイカは急いで鳥を拾い、しつこくついてくるアリから救い出して、手すりのところに戻した。優しく羽に息を吹きかけ、アリを散らした後、一匹一匹丁寧に指で取り除いた。


「は、は!これでどうだ!」と彼女はつぶやき、柔らかな指でアリをつまんだ。


鳥がアリから解放されたことを確認した後、レイカは手すりに座り、鳥を優しく膝の上に置いて、その羽をやさしく撫でて落ち着かせた。ソウルは無表情のまま彼女を一瞥し、レイカは鳥の世話に夢中だった。


レイカは気づかずに、さっきアリを引き抜いて置いた場所にそのまま座ってしまった。しっかりしたアリが彼女の足に這い上がり、制服の下に潜り込んで太ももを鋭く噛んだ。


「イタッ!」と彼女は叫び、思いがけない痛みにびっくりして、すぐに鳥を手すりに戻した。「なんだこれ?」と、痛みをこすりながらつぶやいた。


数秒後、また別のアリが噛み、さらにもう一匹。気づけば、いくつものアリが彼女の太ももを噛んでいるようで、まるで彼女がしたことに復讐しているかのようだった。


「イタッ!イタッ!イタッ!」とレイカは再び叫んだ。


痛みが広がる中、レイカはあのしつこいアリたちが鳥から引き抜かれたことを思い出し、恐怖と共に、彼女がその上に座ったことを悟った。


この小さな…!


気づけば、レイカはバランスを崩し、手すりから落ちそうになった。


な、なんだ…?!


パニックになりながら、彼女は手を伸ばし、見つけたものをつかんだ。ソウルだけが彼女の近くにいたので、迷わず彼の肩をつかんだ。


「何してるんだ?」


レイカのしっかりした手がかりにもかかわらず、ソウルの力では自分を支えることができず、バランスを崩してしまった。二人は一緒に転がり、レイカによって引き起こされた予想外の混乱に巻き込まれた。


くそ、なんて不注意なんだ!


レイカは目をぎゅっと閉じ、冷たい風が彼女の周りを吹き抜ける中で震えていた。自分の体が空中を降下していくのを感じ、命の保証が全くないことに恐怖を感じた。


くそ!もし生き残ったとしても、もし誰かに、私が転んだ理由がアリに太ももを噛まれたせいだってばれたら、恥ずかしさで死んでしまう!


その結果がどれほど恥ずかしいかを想像していると、突然、体全体に温かい感覚が広がった。冷たい風が突然消え、代わりに体中に広がる温かさが感じられた。


「何が起こってるの…?」レイカは混乱してつぶやいた。


レイカは周りを見回し、ソウルが空中に浮かんでいるのを見た。驚くべきことに、彼は全く怖がっていないようだった。まるで予想していたかのように、冷静に見えた。彼女が話しかける前に、周りのすべてが白くなり、何も認識できなくなった。


その晩、埼玉県の数人が、イタミ高校に光の柱が落ちるのを目撃した。誰もその理由を知らなかった。あまりにも突然で前例のない出来事だった。光の柱が消え始めると、目撃者たちはただ呆然と見つめ、どのようにして、またなぜそれが現れたのかを理解できずにいた。

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