表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異天神話 Wall of Fiction  作者: あんず
概念世界
10/10

王之堕天使-ルシフェル-

 堕天使之再誕(フォールンリバース)の発生により、魔界より眠りについていた堕天使が目覚めた。


 先に顕現を果たした崩壊之堕天使(パラドクス)堕天之王(ルシファー)分裂体の王之堕天使(ルシフェル)唯我之堕天使(ソラト)知恵之堕天使(グシオン)否定之堕天使(メフィストフェレス)無価値之堕天使(ベリアル)の通称六之堕天使である。


 *


「ついに我らの悲願が叶う」


 そう語ると王之堕天使(ルシフェル)は喜びに身体を震わせた。


「だが、真の再誕ではない。唯我之堕天使(ソラト)は未だ我と同化しておらず……既に下界へと行ってしまった」


 そう王之堕天使ルシフェルは、唯我之堕天使(ソラト)が去った方向を見つめながら言う。


「ですが、好機であることには変わりません、堕天之王(ルシファー)様。それに、唯我之堕天使(ソラト)と互角に戦っている二人組の人間もいます。上手く利用できれば、壊滅的な打撃を与えられるやも」


「ああ、だが……。あの忌々しき我が兄も来るだろう」


 否定之堕天使(メフィストフェレス)の進言に王之堕天使(ルシフェル)は表情を曇らせる。


「ええ、今彼と衝突するのは避けるのが得策でしょう。まずは唯我之堕天使(ソラト)を利用し、天使の出方を伺いましょう」


「そうだな、数でも劣っているのだ。利用できるものを最大限使うしか勝ち目はない。兄の采配は天界大戦争にて学んだ、まずは天使共を誘き出すこととしよう」


 王之堕天使(ルシフェル)はそう言って、不敵に笑った。


無価値之堕天使(ベリアル)は聖騎士団の居るグライグ王国に行ってもらおう、どうせ秩序之大天使(ガブリエル)が出張ってくる。無価値之堕天使(ベリアル)分かっているな?」


「当たり前じゃない、妹として姉のことはしっかりと殺しておくわ」


「うむ、それでいい。知恵之堕天使(グシオン)智慧之大天使(ウリエル)だろ?」


「ええ、わたくしに殺らせていただけるのでしたら、必ず」


「貴様には期待している、さて崩壊之堕天使(パラドクス)は人に敗れ連絡がないが、復活はしているはずだ。見つけ次第、報告してくれ。それと、否定之堕天使(メフィストフェレス)、お前には愛心之大天使(ラファエル)を任せる。存分に遊んでやれ」


「ありがたきお言葉。この手であの女を殺せる日が来るとは、期待を裏切らぬよう全力を尽くし、あの女狐を殺してさしあげましょう」


 否定之堕天使(メフィストフェレス)はそう言うと、準備のためにその場から立ち去る。


「直ぐに勝敗が決まる戦争だ、決して気を抜くなよ」


 王之堕天使(ルシフェル)否定之堕天使(メフィストフェレス)にそう返すと、自身も準備を始めるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ