パチンコ依存症の恐ろしさ...
あなたは、パチンコ愛好家ですか?
それとも、依存症ですか?
私は、パチンコ依存症だ。
辞めたくても辞められない状態で、毎日のようにパチンコに行っている。
とにかく、行きたくて仕方ないのだ。
仕事も、なかなか続かず...彼氏の収入でパチンコをしている。
開店時間が近づくと、気持ちがソワソワしてくる。
私が何故ここまでギャンブルに、はまってしまったのか。
1番最初にパチンコに行ったのは、母親に連れられて。
よくある、ビギナーズラックというので、短時間に何万も稼いでしまった。
だいたいの人は、これがきっかけでギャンブルにのめり込んでいくのだが、私は違った。
確かに勝って嬉しかったが、はまる程ではなかった。
それから何年もギャンブルなんて忘れていた。
彼氏と同棲を始めて、アルバイトでパチンコ屋で働く事になり、そこで仲良くなった友達がいた。
その友達がスロットをする人で、一緒に行こうという話しになって、私は3万円を財布に入れて出かけた。
生まれて初めてのスロット。
ドキドキしながら、やり方も教えてもらって打ち始めた。
あっという間に3万を使い切った。
1度も出ずに終わってしまい、悔しい思い、イライラした気持ちで家に帰った。
悔しさが止まらなかった...
どうやったら治まるのか考え、次の日に1人でパチンコ屋に行った。
スロットではなく、パチンコを打った。
何か、気持ちが落ち着き、夕方からのバイトもどうでも良くなり、夢中で打った。
負けて、またイライラ ...
私は、これがきっかけで、パチンコ依存症に陥っていく事になるのだ。
朝から夕方まで、時間を忘れパチンコを打つ事が楽しくてたまらなかった。
家賃・光熱費 ・携帯代を彼氏と折半で払っていたのだが、そんなのパチンコで勝てばいいんだと勝手に思い込むようになっていた。
完全に脳がやられてしまっていた。
気づくと、何万も突っ込んでいて、財布の中のお札が少なくなってくると、だんだんと「もうヤバい。いい加減、辞めないと、家賃とかが払えないぢゃん...」と思いつつも、「後少しで出る!後1000円やったら逆転できる!」と頭で考えて、結局は負ける。
お金を使い切って、「どうしよう...」となる。
その頃には、バイトもクビになっていて無職だった。
貯金があったから、それを切り崩して家賃などを払い、パチンコもやっている状態で、いつか、一発逆転できると信じて、毎日、何万もつぎ込んでいった。
何度も彼氏と喧嘩もして、それでも辞める気はなかったと思う。
挙げ句のはてには、「パチンコ屋が、私を呼んでる」とまで彼氏に言っていた事もあった。
もう、誰にも止められないぐらい酷かった。
でも、こんな生活、いつまでも続くわけもなく...
貯金の金額が少なくなり、家賃などの支払いが難しくなってきてしまったのだ。
彼氏と相談し、安い所に引っ越そうという事になり、たまたま団地が空いていて、家賃も今までの半分、そこに決まりになった。
自分の実家から、かなり遠く、友達とも簡単には会えないだろうな...と寂しくなった。
車がないと、絶対に不便ぢゃん!と思うような所だった。
そして、そんな田舎っぽい所での生活が始まる。
車の免許がない私は、まず駅まで行ってみようと彼氏の車で最寄り駅まで連れてってもらった。
とにかく、遠い...
自転車でも15分くらいはかかる。
そして、パチンコ屋がなかったのだ。
基本、私は家にいる方が多く、たまたま近くにパチンコ屋があったから行っていただけで、なければ行かない。
引っ越しをして、私はまったくパチンコに興味がなくなった。
今思えば、そんなに簡単に辞めれるのか?と不思議だが、本当に一切行かなくなった。
これが、1度目のパチ依存症。
もう何年もパチンコ屋には行ってなかった。
パチンコの存在を完全に忘れていた。
子供3人にも恵まれ、幸せいっぱいに生きていた。
旦那がパチ・スロットをやる人で、連れてってもらったのが再発のきっかけになってしまった。
お金がある程度、貯まると、仕事を休んでまでスロットを打ちに行くようになる。
私は、抑うつ状態になり、仕事を辞める事を決断。
家にいる事が多くなるかと思いきや、暇でする事がない。
旦那は仕事、子供たちは学校・保育園で、私は1人ぼーっとしていた。
そんな毎日に飽き、ふとスロットを思い出す。
行ってみようかと思い、1人で出かける。
打つと、何となく落ち着く。
それからは、毎日のようにスロットに行くようになった。
何か出そう...という所で、財布の中は空っぽに。
「どうしよう...」と思った所で、銀行にも残金はない。
一度、家に帰り、私の取った行動はとんでもない、ある意味、犯罪かもしれない。
息子がバイトで頑張った給料が財布に入っていて、棚に置いてあるのを見つけてしまったんだ。
心の中で、「ほんとにごめん...」と思いながら、私はそれに手をつけてしまった。
母親が息子の財布から、お金を取る...情けない。
そんな事を何度かやってしまった。
夕方、学校から帰って来た息子に、「1万円、借りた。○○日には返すから、ごめんね。」と言うと、息子は「わかった。」と言っていたが、何度か繰り返すと、「は?また?ちゃんと返せんの?」と。
返せる保証なんてなく、とても怖くなった。
スロットで勝つ事もあり、その時にまとめて返すようにしていた。
旦那には内緒にしてと、息子に頼み込み、黙っていてもらった。
何とか、全額を返す事ができた頃には、旦那も知っていて、焦ったが、それ以来、息子から借りるのは辞めた。
お金が無かったら、パチ屋には行けないんだと体や頭に覚えさせ、何とか行かないように、我慢した。
行きたくて仕方なかったが、お金がなければ行けない。
たまに、旦那から、「買い物しといて」と3000円ぐらい渡された事があり、パチンコを打ちたい気持ちがMAXで、1パチでもいいと思い、打ちに行ってしまった。
1000円だけは残しておかないとと決めていたのだが、500円しか残せなかった。
毎日、ウズウズして、パチンコに行きたくてたまらない日々が続いたが、忘れようと必死だった。
だんだんと、行きたい気持ちが大きくなっていき、私は携帯で消費者金融の事を調べ初めるようになる。
今まで、カードを持つ事や借金をする事など、絶対にダメだと思っていたが、どうしてもパチンコが打ちたくて、ネットで申し込んでみた。
審査に通らないでくれという気持ちと、お金はすぐに返すから審査に通ってくれという気持ちがぐちゃぐちゃになっていた。
消費者金融から連絡があり、審査に通ったとの事だった。
その日に5万円を借りて、スロットを打った。
負けてしまい、次の日もまた何万か借りて打った。
結局、すぐに返す事ができず、借金は増えていくばかり。
大勝ちした事があり、20万円ぐらいになったが、半分以上は借金返済に当てた。
それでも借金はまだあった。
何度も借りては少し返すの繰り返しで、なかなか返し終える事ができない...
そんな中、会社にクレジット機能付きのカードを作りませんか?という人たちが来ていて、私はつい作ってしまう。
今回も、また審査が通るかわからない状態だったから、ダメ元で申請だけ出してみた。
また審査が通ってしまった。
1枚目のカードの借金は、まだ返せてないのに、2枚目のカードが届いた。
1枚目のカードから、次々とお金を借り、返せないまま限度額がいっぱいになってしまった。
迷ったが、2枚目のカードからも借りるようになった。
あっという間に限度額いっぱいになる。
もう返せないと思い、旦那に相談すると、旦那もカードを持っていて、同じく返せていなかった。
2人とも、返せるあてもなく、ネットで調べ、弁護士さんに相談するのだが、旦那がなかなか行こうとしてくれず説得するのに時間がかかった。
でも、もう返せないとわかったのか、やっと弁護士さんの所に行く事にした。
弁護士さんに、正直に返せない事を話すと、「これは、自己破産しかないですね。」との答えが返ってきた。
私は60万ぐらい、旦那は80万ぐらいの借金に膨れ上がっていた。
それから、毎月1回、弁護士さんの事務所に行く。
通帳も全て見せた。
通帳の中身も細かくチェックされ、「これは、何ですか?」と何年も前の事を聞かれた。
私と旦那は、たった30分の為に、1年ぐらい事務所に通い続けた。
毎月の収支を記入しなければいけなくて、通帳もその都度コピーを取られ、食費などが高いと注意され、私はいつまで続くんだろうと、疲れ果てていた。
約1年後、ようやく弁護士さんに、「こんな感じで、大丈夫だから、これを裁判所に提出しましょう」と言われた。
それから、約2ヶ月ぐらい経ってからだろうか、弁護士さんから「○月○日、裁判所へ来て下さい。」と連絡があった。
旦那と私は、裁判所へ行き、弁護士さんと合流した。
TVで見るような部屋に入り、緊張が一気にMAXになった。
他にも30組ぐらいの人たちがいて、私たちと同じで、自己破産する人たちが集まっていた。
弁護士さんから、「裁判官があなたたちの名前を言い、簡単に今まであった事を話し、間違いありませんか?と聞いてくるので、返事をして下さい。」と言ってきた。
順番が来て、席に座り、「間違いありません。」と答え、席に戻り、退室。
ここから、また1ヶ月ぐらい待ち、裁判所が自己破産について決定されるまで待機。
やっと弁護士さんから連絡がきて、事務所に行くと、「これで終了となります。お疲れ様でした。」と言われた。
やっと終わった。
これからは、もう借金をしない事やローンなどを組めない事などを聞いて、全てが終了となった。
自己破産の他にも方法はあったかもしれない。
旦那と私は、弁護士さんと相談をして、自己破産という形をとった。
ローンを組めないのは、かなり不便で、携帯を機種変したくてもローンが組めない為、一括払いしかできない。
そこだけは、不便だが、後は変わりなく生きれている。
今の彼氏もパチンコ・スロットをやる人で、付き合いたての頃は、私も何度か連れてってもらった。
同棲して、パチンコ屋の近くに住むようになり、行く回数もかなり増えた。
使う金額も、それなりだ。
1日で、5万円も使う事もある。
パチンコ屋さんが近くにあると、お金があれば行ってしまう。
今、私はまた無職で収入がなく、彼氏の収入でパチンコに行ってしまっている。
彼氏に連れて行ってもらったパチンコで当たりが続き、5万円ぐらいになり、私は1万円もらった。
その時、ちょうどお金がなかったから、1万円なんて大金だった。
それ以来、パチンコにのめり込んでしまった。
今では、行きたくて仕方ないぐらいになってしまって、開店時間が近づくと、落ち着かない日もあるぐらいだ。
お金がなければ、行けないと頭と体がわかっている為、大丈夫だが、少しでもお金があれば、朝から打ちに行ってしまう。
特に夜...ソワソワして、顔にも出てるらしく、彼氏に、「行きたいって思ってるでしょ」と言われてしまう。
少しだけと思って行くのだが、やり始めると止まらなくて、出るまでやってしまうのだ。
YouTubeで見たら、私みたいな奴はパチンコ依存症で、あまり酷い場合は、病院に行ったり、カウンセリングを受けたりしなきゃ治らないらしい。
病院に行くべきか、彼氏に相談した事がある。
彼氏は、「病院行ったって、治らないよ!気持ちの問題だよ!」と否定され、とりあえず病院には行っていない。
ネットでも色々と調べている。
依存症かどうかのテストもやってみた。
どう考えても依存症だ。
負けず嫌いで、出るまで打って、負けたら勝って取り戻そうとする...
辞めたい気持ちもあるが、コントロールができない。
さすがに、依存症だという事を親友には話せないでいる。
ストレスがたまると、たまにパチンコに行くとだけ言っていて、それ以上は言えない。
本当は、相談したいし、話しを聞いて欲しいなと思っているが、勇気がない。
彼氏に相談しても、「パチンコ好きは嫌いだし、一緒にいたくない」とまで言われてしまう。
どうしたら良いのか...日々、考えながら生きている。
行かない努力もしているが、あまり効果はない。
依存症になると、脳が変えられてしまうと聞いた。
とても恐ろしい病気だ。
ギャンブルを楽しんでやっているうちは、まだ良いが、だんだんはまって辞められなくなったら、もう遅い。
そうなる前に気づいて欲しい!
私みたいになったら終わり。
簡単に依存症から抜け出すのは難しい。
私も依存症と向き合い、どうにか治していきたいと思っている。
一緒にがんばろっ!!
これを読んで、少しでもパチンコ依存症の方の役に立てればと思います。