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96.なんか謝られた

 


 さて、グラシオが行ってしまったので一人だ。もう少し魔力を回復させたら一旦街に戻ろう。手頃な魔物の情報を聞いて狩りにいって経験値を稼ぐとしよう。


 魔力を回復している間に残ったキングの骨をコートの内側の骨組みに追加していく。残ったからといってAランクの骨を放置するのは流石にない。なにかあった時に時に体を治す材料になるだろう。まあ骨組みも吸収した骨で作ってるんだからそもそも体の一部ではあるのだが。



「よっし。魔力も回復したし行くか。」



 ついでに街までの道中でいくらか魔物が狩れるとなおよし。大幅なレベルアップと体の骨の入れ替えがあったから一応慣らしはしておきたい。






「おお、魔王候補様!おかえりなさい!」



 結局特に何もないまま街まで帰ってきた。そして門のところで街長に大きな声で迎えられた。



「おう、ただいま。オーガキングは倒したぞ。グラシオは魔物が強くなってる原因探りに森の奥に行った。」



「我らのためにありがとうございます。そして申し訳ありませんでした。てっきり異常を知って来てくださったものだとばかり…。魔王候補様を危険に晒すことになってしまいました。」



「結果的に予定より強くなれたし気にしすぎなくていいよ。魔王になるためにさっさとレベルアップしなくちゃだしな。」



 深く頭を下げる街長に気にしないように言う。なんなら普通にレベルアップを頑張ってるだけでは体をAランクの骨に置き換えることなんて出来なかったのだから、死にかけたことを考えてもプラマイでプラスと言ってもいい。

 街に来た理由をこっちも話してなかったわけで、なにが悪かったと言うなら認識のすれ違いがあったことだろう。



「俺は街を拠点にレベル上げするから、出来ればBランクの目撃情報がある場所を教えてくれ。」



「寛大なお心に感謝いたします。すぐに情報をまとめてまいります。」



 街長は再度頭を下げるとその場を去っていった。情報を待つ間なにをしようかな。




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