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56.VSゴブリンジェネラル2



「ギャルルルルル…!」


 部隊のゴブリンを全滅させた俺に向かってジェネラルが唸る。かなりご立腹のようだ。煽るように歯をカタカタと鳴らしてやると、勢い良く突撃してきた。



「ガアァッ!!」




 最初の振り下ろしと変わらない力任せの一撃をいなして斬りかかる。



(硬いな。《鋼の肉体》か。)



 腕を斬り飛ばしたつもりの一撃は浅い傷を残しただけだった。流石にこの硬さが常時って事はないだろうから魔力を消費して強化しているのだろう。



 躱して斬ってをどれくらい繰り返しただろうか。こちらは一度も攻撃を受けていない。だがこちらの攻撃も僅かずつしか通らない。ランクによる肉体性能の差のせいなのか、必ずこちらが攻撃する前に相手が《鋼の肉体》スキルを起動出来ているのだ。



 このまま続けていれば勝てるがあまりにも時間がかかりそうだ。かといって状況を打開できる手札はない。有効な攻撃を入れられるのが剣しかないからだ。尻尾やナイフでは強度が足りない。






 何かないかと考えながら戦っていると、突然ジェネラルが目を見開き、剣がブレた。



(動揺…?なんにせよチャンスだ!)



 俺は即座に魔力加速も使って剣を振る。それに対してジェネラルもすぐに持ち直して構える。



(狙い通り!)



 思ったとおりに構えたジェネラルの剣にそのまま思いきり剣をぶつける。


 たまらず剣を取り落としたジェネラルの首に返す刀で一閃。ジェネラルはギリギリで腕を滑り込ませてガードする。



 ()()()()()()()



 剣の影から左手を伸ばし首を掴む。力を込めて握り込みスキルを発動する。



(《飛骨拳》!吹っ飛べ!!)



 両足と尻尾を支えに発動した《飛骨拳》によってジェネラルは吹き飛ばされていった。



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