52.依頼達成報告※
side冒険者
「報告は以上だ。」
「…わかった。しかしお前らの報告じゃなきゃふざけんなって怒鳴ってるとこだな。」
黒の剣はギルドに戻って鑑定のスクロールを提出し、遭遇したスケルトンについて詳しく報告した。問題だったのは鑑定したスケルトンのステータスだった。
「俺達だって目を疑ったよ。あの化け物がEランクとか信じられねぇ。」
基本的にCランクパーティには、Cランクのモンスターを安定して倒せる実力がある。昇格する条件の一つでもあるので当たり前だ。
そのCランクパーティである自分たちを殺しかけたモンスターである。事前情報が皆無だった事を合わせても最低でCランク上位、下手をすればBランクだと思っていたのだ。
「白い魔剣、謎の高速移動に高い剣の技量、か。スキルにそれらしいものは無かったし、まとめて魔剣の能力ってのがしっくりくるな。」
「確かにな。スケルトンが剣の修行しましたってより説得力あるわ。しかしそうなるとんな強力な魔剣がどっから湧いて出たんだって話だが。」
ギルドマスターの言葉にシーフが同意する。そのそばで聖職者もウンウンと頷いていた。
「魔剣の事はこっちで調べるさ。スケルトンのことで他に気になったことはあるか?」
ギルドマスターはそう言ってメンバーを見る。それに反応したのはリーダーと聖職者だった。
「そういやあのスケルトン小さかったな。普通のスケルトンはもうちょっとでかかった気がする。」
「あのスケルトン、鑑定スキル持ってた。」
二人の言葉にギルドマスターは、ああ。と頷いて答える
「それは多分人の死体から生まれたスケルトンだからだろうな。魔力溜まりから生まれたやつは大体サイズが同じなんだが、死体から生まれたやつは大きさがその死体基準になるんだよ。生前のスキルを残してることもあるんだよ。」
ちょっと長くなりました。
冒険者視点ここまでです。
連載中注目度ランキング91位でした。
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