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49.スケルトン※

 

 side冒険者


 ゴブリン洞窟は静寂に包まれていた。


「こりゃすげぇな。大掃除直後より少ないだろこれ。」


 リーダーのそんな言葉にエルフの魔道士が答える。


「私もそれなりに経験豊富なつもりだったのですが、ここまで静かなダンジョンは初めてですね。」


 普段から無口な聖職者(ヒーラー)も大きく頷いていた。



 大掃除直前であれば、ゴブリンの鳴き声がそこかしこから聞こえるようなダンジョンだったが今は見る影もなかった。




「俺のスキルでもなにも感知できないな。ほぼゼロって聞いたが今のとこ完全にゼロだな。」



 シーフがスキルを使って広範囲を探ってもモンスターの気配はなかった。


 黒の剣は不気味に思いつつも、ダンジョンの奥へと歩を進めるのだった。






「なにかいるな。」


 シーフの言葉に、黒の剣は息を潜める。そしてゆっくりと敵の姿が見える位置まで移動した。



「ありゃ、スケルトンか?」


「そうだな。剣っぽいもの持ってるし多分上位種のソードスケルトンだろ。」


 それなりに距離があり薄暗いので自信なさげなリーダーの言葉にシーフが答える。リーダーはその答えを聞いて指示を出す。



「よし。珍しいっちゃ珍しいが異変に関係あるとは思えんしサクッと潰していくぞ。矢の一撃で終わるだろうが一応戦闘準備だ。」



 リーダーはそう言うと背負っていた弓を手に取り矢をつがえる。


「シッ!」


 メンバーがそれぞれ武器を構え、いつでも動けるようになった事を確認したリーダーは矢を放つ。






 そして、正確にスケルトンの頭蓋に向けて飛んだその矢は、弾かれたように振り返ったスケルトンに斬り払われた。



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