41.地道に頑張ろう
なんとかゴブリン達からの猛追を振り切ることに成功した俺は、壁にもたれかかって死体のふりをしていた。考え事をするにはこのスタイルが安全なのである。
今後は調子に乗らずに慎重に、という反省はいいとして、問題はこれからどうやって狩りをするかだ。
レベルアップして進化して、ピンチをどうにか切り抜けたとはいえ、俺はまだまだ弱い。ランクで言えば普通のゴブリンと同格で、生まれてから目にした格下なんてその辺の壁を這ってる虫と、さっきバイトドッグに踏まれてたお仲間だけである。
ただのゴブリン相手なら極端に数が多くなければ勝てる。ランクが同じでもゴブリンは頭が悪い。普通ならスケルトンはそれ以下なんだろうが、こちとら半端とはいえ元人間なのだ。
バイトドッグは死んだふり奇襲に失敗したらほぼ負け、上位種ゴブリンは単独なら可能性があるけど基本それなりの数のゴブリンを引き連れてるだろう。
そうなるとやっぱりゴブリンを狩るしかない。今回追いかけられた原因はおそらくだが、縄張りの中の特定の場所でゴブリンを狩りまくったうえに派手に走って離脱したからだろう。
……あらためてしっかり考えるとまじで頭おかしい事してるな俺。前世どころかちょっと前の自分の考えすら意味がわからん。
ともかく、ゴブリンを少し狩ったら移動するのを徹底すればそこまで危険はないはずだ。俺を逃がしてしまったことをゴブリン達が共有する可能性を考えると、死んだふり奇襲を過信しないようにするのが注意点ってところか。
方針も決まったし早速動こう。
慎重に、コツコツ地道に強くなろう。骨だけに。
せっかく再開したので今日も更新します。
次は8月です。




