20.調子にのると碌なことがない
《レベルアップしました》
同じ方法で更に2組のゴブリンを倒した。ゴブリンのレベルが最初のペアより低かったが、ステータスを確認するとレベル17になっていた。最初よりスムーズに体が動くので、奇襲がやりやすくなっている。後ろからの不意打ちで両手を使って二匹仕留めることが出来れば3匹組のゴブリンも倒せそうだ。
3匹でも狩ってみようと決めて同じように待っていたのだが、なぜかゴブリンがまったく通らなくなった。明らかにおかしいな。今は《直感》も反応してないし、移動しておいたほうがいい気がするな。
そう思って立ち上がり移動しようとした時、突然《直感》が強く反応した。なにかヤバイやつが迫って来ている。少なくともゴブリンよりはかなり強い。しかも、速いぞ!
《直感》が反応する方に向いたとき、すでにそいつは目視できる距離にいた。
名前:なし
種族:ホブ・ゴブリン 種別:邪妖精
レベル:5
ランク:D
スキル
《棍棒術Ⅲ》《腕力強化Ⅱ》《急所突き-》《脚力強化Ⅰ》《音源感知Ⅱ》
見た目はゴブリンとほぼ同じ。体が一回り大きい以外にはぱっと見てわかる違いはない。
スキルにある《音源感知Ⅱ》というスキル。動いてなかった時は《直感》が反応していなかったし、立ち上がったときの音に反応してこっちに来たのか。そのまま動かずに大人しくしているのが正解だったか。
ホブ・ゴブリンもこちらをしっかりと認識しているようで真っ直ぐに走ってくる。《脚力強化Ⅰ》を持っているためかその速度はかなりのものだ。これはもう逃げられない…!
迫って来たホブ・ゴブリンの棍棒が、勢い良く真っ直ぐに振り下ろされた。




