10.強くなろう
どれくらいたっただろうか。いまだに抜け切らない恐怖を押さえつけて、立ち上がる。
俺が出会ったオーガが特別だったのか、それともオーガという種族はみんなあのぐらい強いのか。どちらなのかはわからない。だけど楽観はするべきじゃない。後者だと考えるべき、だと思う。
俺は弱い。さっきだってゴブリンがこっちに吹き飛ばされてたら粉々になってたんじゃないだろうか。今の俺は、ちょっとした戦闘に巻き込まれたらそのまま死ぬ。
そんなのは、嫌だ。
──死にたくない。だから、強くなりたい。
希望はある。レベルをあげて進化する事で強くなる。魔物はそういう生き物だ。
今の俺はFランクだ。ひとまずの目標は、2つ上のDランクにしよう。ゴブリンより強くなって楽に狩りを出来るように、そしてオーガやそれと同等の魔物に出会ったときに逃げ切る可能性を残せるように。
当面の方針を決めたところで早速行動を、といきたい所だがちょっと待ってほしい。現状だと2匹以上で行動してるゴブリンすら狩れないのだ。死んだふりからの不意打ちで1匹倒せても2匹目の攻撃で死ぬ。一対一でも正面から戦って勝てはしないだろう。
まともに戦って勝てる可能性があるのは同族くらいだろうが今まで一度も見ていない。多分生まれてはフラフラと歩いていってゴブリンとかに殺されてるんじゃないだろうか。
…しばらくうろついて単独のゴブリンか、生まれたばかりのスケルトンを探すしかないか。オーガと遭遇しないことを祈っておこう。頼りにしてますよ《直感》先生!
気分のらないなーとか思ってたら忘却の彼方に飛んでいって2年以上経過してましたね。
ぼちぼち更新しようかと思います。またどっかで消えるかもですが…。




