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1.プロローグ
|•ω•`)よろしくお願いします
陽の光の射さない洞窟の奥深く、水滴の落ちる音が規則的に響く。
ダンジョン。濃い魔力が溜まり、魔物を生み出すようになった場所。ヒカリゴケの放つ僅かな、ボンヤリとした光がこの場の唯一の光源だ。
いつものように魔力が蠢き、魔物が産みだされる。動く骨の魔物、スケルトン。動きは鈍くて力も弱い最下級の魔物。知能も低く、生まれ次第目的もなく歩き出す。
だが、今産みだされた個体は様子が違った。その顔の前に自分の手を持っていき、そのまま後ろに倒れたのだ。ガシャン、という音が響く。
そのスケルトンは暫く倒れたまま、カタカタと歯を打ち鳴らしていた。そして、何かに納得したように一つ頷くと立ち上がり、歩き出した。
ここはダンジョンの奥深く。その普通とは違うスケルトンを見ていたのは、壁に張り付く虫達だけだった。