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拾いふだ  作者: lycoris
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出会い

「あんだこら?クソガキが。あん?おん?」

何なんだ。誰なんだ。

何をしたと言うんだ。

確かに暴走族に絡めれてた時に警察に通報もせずに見て見ぬ振りしてたけど。

と言うか、何故そんなに喧嘩腰なんだ。

そう考えてる間も、

「あぁん?おぉん?う〜ん?」

などと挑発気味に言ってくる。


昼間っからサラリーマンが、身長的な意味でも上から目線で挑発し続けている。

見かけた時に、こっちが驚いている間に間合いをつめられていた。

そして、今に至る。

急だったから戸惑っていたけど、とりあえず絡まれている理由を聞くことにした。

「あの、僕何かしましたか?」

と問いかける。

あの日に何をやっていたのか を聞きたかったが、今それを聞くことは出来なさそうだ。

第一泣きじゃくってたから知られたくないか、話したくないのかもしれない。

それに面識すらない赤の他人だ。

答えてくれる訳もないので、見なかったことにして、どうでもいいことにして、この状況をどうにかすることにした。

サラリーマンは

「あれ?」

などと拍子抜けした様になり、急にオドオドしだし、周りキョロキョロしだしながらたじろいでいる。

そして、ブツブツ言い出した。

彼に視線を向けながら待っていると、答えがまとまったのか、こちらに問いかけてきた。

「おーい」

こちらの顔の近くで手を振る。

「だから何?」

さっきまでの挑発よりも、こっちの方がバカにされているように感じ、ちょっとムッとした。

「あれれ?マジなんだ…」

「マジ?」

彼は謎の言葉を発した後、またブツブツと言い出した。

あまり聞いたことがない言葉だけど、最近テレビで聞いた気がする。

いや、聞くようになった気がする。

意味は分からないが、確か妹が友妹の友達との会話や長電話で使っていたような使っていなかったような。

曖昧な記憶を辿っていると

「てことは、君は俺が見えるし、更に俺の声も聞こえる 。ってことでいいんだな?」

「は?そうですけど?もしかしてあなたは幽霊なんですか?」

「なんか生意気に聞こえるな。まあ第一印象があの絡みだったからそうなるのもしょうがないか。

まあ、複雑(?)な理由だけど幽霊かな?」

「自分でもよく分からないの?」

「ああ、よく分からん。だが、たぶん幽霊なんだろうな。」

まさか、

急に発覚した事実に驚く。

幽霊が現実に居たなんて。

もしかして取り憑かれるの?

適当に受け答えするんじゃなかった。

恐怖と不安に襲われる。

「そんな急に目の色変えんなって。

こっちだってショックなんだぞ。

そんなことより、顔色悪いぞ?

大丈夫か?」

「誰の所為だよ!」

「そっかそっか。悪い悪い。俺の所為だな。

急にこんな話したらびっくりするよな。

俺も驚いたし。

別に呪ったり取り憑いたりしないから安心しろ。と言うか方法が分からないんだがな。

まあ、害を与える気はないから。」

彼の言うことを信じていいのだろうか?

不安で立ち尽くす中、周りが騒がしくなったような気がした。

幼稚園児などが下校する時間だ。

公園で遊んでいるのもいる。

「あ!」

「うぉっ!?どうした?」

「早く帰らないと!!」

そういって、早急に家に帰る為に、振り返り走りだす。

が、すぐに向き直って「じゃっ」と言って、彼に軽く手を振った。

彼は「おう」と返事だけして、まだ少し驚いている様子だった。

そのまま全速力で家に向け走る。

息を切らしながらも家をつく。

駐車場の車を念入りに見渡し、家に入る。

靴は、靴箱の中以外には無かった。

「ふぅ…」

汗が滴る顔を拭いながら、自室へ戻る。

そして、そのままベットへ倒れ込んだ。

「あー、疲れた…

危ない危ない。

…ヒュー…」

などと、ため息交じりの独り言を呟く。

その後、さっきの出来事を思い出す。

今度は不安はなかったが、精神と肉体的な疲れから、眠気が漂った。

このまま目を瞑れば眠れるかも…

そうして、することもないので、おとなしく眠気に身を任せる。

一気に体が力をなくす。

何もする気は起きない。

「あー…」

脱力しながら(うめ)き、目を閉じた。

体が少し熱い様な気がしたが、そんなことよりも眠ることに集中しようとした。

だから眠れなくなってしまった。

「うぅ〜…」

うなだれる。

寝返りをうち、布団をどかす。

とにかく暑い。

眠いのに眠れない。

起き上がり、窓を開け再びベットに寝転がる。

「チッ…」

思わず暑さに舌打ちした。

それと同時に家のドアが開いた。

\ただいまー/

玄関の方から聞こえてきた。

どうやら妹が帰ってきたらしい。

そのままドタドタとリビングに受話器を取りに行った。

どうやら今日も電話は長いこと使えないらしい。

と思っていたら、リビングのドアが開く音がしたと同時に、電話の着信音が鳴った。

ガチャ 妹が受話器を取る。

返事を聞く限り、どうやら親からの電話だったようだ。

そして、再びリビングのドアが開き、今度はこちらの部屋へと足音が近づく。

そして、ドアが開く。

「スゥー…スゥー…」

部屋の中のは軽い寝息が聞こえるだけだった。

そして、ドアが閉まり、再びリビングのドアが開いた。

\うん、寝てたよー/

「ふぅ…」

危ない、危ない。

一応病人だから大人しくしてないとうるさいんだよね。

あー、びっくりしたなーもう…

…スゥー…スゥー…


目が覚めると辺りが眩しかった。

読んでいただきありがとうございます。

連日投稿ですみません。

それと、来週は私事情で時間が取れないので、次回更新は2週間後になります。

よろしくお願いします。

次は贈り物の方を更新です。


それでは


すみませんが、しばらく更新を休ませていただきます。

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