表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拾いふだ  作者: lycoris
20/27

あの日にあの日のあの日を

「はぁ…」

一人で公園のベンチに座ってため息を()く。

これまでの事を振り返ってこれからの事を考える。

そうするとため息が自然と出てくる。

事は重大だが今は余裕がある。

目的は分かってるが目標がまだ分かっていないからであるが。

本当はそんな暇は無いが暇が出来てしまうったのだからしょうがない。

地道にやるしか無いようだ。

それにしても因果なものだ。


これからやるべき事をただ考えるだけしてると、いつの間に日を(また)いでいた。

「早いもんだなー」

忙しい時は遅いくせに。

さっきまで夕暮れで真っ赤に染まっていた。

さっきまで真っ暗な中で星空と月明かりに薄っすらと照らされていた。

さっきまで()いたり消えたりを繰り返していた信号機が機能を取り戻した。

今日はこの公園の近くを行き来する親子連れが多いな。

一つの家族について行った。

原因はどうやら入学式のようだ。

そうか、今はそんな月日だったな。

別段興味も無いので再び公園に戻る。

そういえば、俺の入学式は…

あやふやな記憶を呼び起こし考えが脱線していく。

そこから連鎖的に、印象に残ってる記憶だけが引きずられていく。

そうするとまわりを通るカップルに少しだけ腹が立った。

特定の人にしか見え無い事をいい事に喧嘩を売りに行った。

向こうはやはり気づきもしない。

まあ好都合だが少しだけ寂しくも感じた。

こうなったら通行人に片っ端から喧嘩を売…声をかけてみるか。

そう思ってちょうど近くでこちらの方を見上げていたガキに喧嘩を売ってみた。

入学式だから今日はお休みですか〜?

「あんだこら?クソガキが。あん?おん?」


子供と別れたあと、周りを見回すと1人のさっきの子と同い年くらいの子供と目が合った。

その子は慌てて目を逸らしそそくさと逃げていくように去っていった。

子供に()けられるとは、心に来るものがあるな。

傷ついたガラスのハートを癒すためにベンチに座る。

「あれ?」

途端に何かを忘れた。

「あれ?え?あれ、え、うわっ。あれ?」

少しパニックになる。

忘れるはずもないほど重要な事だった気はするんだが、まったく思い出せない。

たしかさっきまで考えてたはずなんだが。

「…うーん…」

唸るしか出来ない。

「…まあ、いいか。」

開き直るしかない。

そのうち思い出すだろう。


それから中々思い出す事は出来ないでいた。

そんな日々の中、入学式の日に話した子供と再会し仲良くなった。

この子のおかげで少しずつ思い出すことができていた。

ぼんやりと、

どうでもいい記憶を。


この子はどことなく会社の部下に似ている。

名前を覚えるほど親しくは無かったが、ウマはあったはず。

だから思い出したのだろうか。

うーん、そんな事よりもっと大事な事を思い出さなきゃいけないんだが。

これはこの子のおかげかどうかは分からないけど、あと少しまで頭に出かかっている。

だが、そのあと少しが果てしなく遠い。


いつの日か、前に話した子供にまた会い、とある3枚のカードを見せてもらった。

これがお気に入りなのだと。

そこ3枚を見て衝撃を受けた。

1枚は見覚えがないが、2枚はある。

まさに入れ食い状態だ。

後は釣り上げるだけ。

だが獲物は重い。


そしてまた別の日、仲良くなった子供に祈ってくれ、と頼まれた。

祈りなんて後悔と一緒。

そんな言葉を思い出した。

未来に起こる後悔しうる出来事を回避出来るよう願う。

それは未来の後悔、未来への後悔。

そんな変な事を言っていた変な奴が居たな。

久々に会いたいけど、思い出せない。

その後、この子に後悔に付いて説教めいた事をしてしまっていた。

歳になると説教が増えてしまっていかん。

こう思う事自体歳なのか?

説教が終わるや否や、かけっこをして久々に動いた。

思った以上に動けていた事に内心驚いていた。

そしてそこへこの子の友達が現れたので隠れて様子を見ることにした。

やはり彼らは仲が良いようだ。

話だけじゃどうにも、少し心配しすぎていたのかも知れない。

そしてこえてきた話に俺が関わっているようだ。

干渉しすぎてしまったか?

とりあえず俺の正体がバレる事だけは避けたいので、幽霊と言うのは好都合だった。

でもこの子を騙すのはなんだか忍びないので、聞かれた時はあやふやにしておいた。


あれ?今一瞬目があったような…

いや、俺が見えるのはこの子だけ、じゃ、ない、はず。

でも、よくよく思い出すと、前に無鉄砲に話しかけた時、何人かこっちを見た時があった。

その時はこの子とだけと話す事が出来たのだが。

いや、

違う、

この子だけが俺の話を聞いてくれたのかもしれない。

そう考えた時、ふと、あの日に目があったこの子と同じくらいの子供と目を合わせたな。

それが

いや、それからだ!

それからじゃないか、思い出せなくなったのは!

意識を引き戻し、目的の子供たちに目を向ける。

記憶が蘇る。

それに少し遅れて記憶が消えていく。

思い出した途端に忘れる。

行動しようと立ち上がった瞬間に忘れる、という現象に似ている。

それが何度も起きているような。

思い出しては消え、さらに別の事を思い出しても消える。

どんどん俺の中から、目的に関する記憶が消されていく。

それとついでかのように大事な記憶まで消えていく。

消えたくない、消したくない、消させたくない。

嫌だ、自分がどんどん違う人間に変わっていくかのような感覚。

前の時とは全然違う。

頭が、痛い、、、

堪らず、

近くにあった電話BOX内に入って悶える。

ここから外に出ると、記憶が霧散していくような気がして、

霞む視界と記憶。

何度も思い出しては消えていく記憶の中で何度もここに似た公園と、視界に映る子供たちが観えた。

視界に映る聞こえないはずの子供たちの声が聞こえた。

嫌だ、

「懐かしい声がするな。」

ダメだ、

「昔聞いた笑い声だ。」

クソッ!

「昔か、」


「俺の過去は…どんなんだっけな…」




俺のやるべき事は、何だっけな?

でも、今はいいような気がする。

そうだ、

出来るだけこの子の傍に居て大人になるまで見守ってやろう。

そうしたいと俺の魂が言っている。

そうするべきだと俺の心が言う。

そうしようと俺の脳が決断する。


それから俺は

大変遅れて申し訳ございません。

予めペースダウンを予告したのをいい事にまたしてもこれほどまでの遅れ、すみませんでした。


今回はちょっとした総集編見たいになってますが、

そのおかげでただでさえ時間が無いのに色々振り返ったり見直したりして、思いついたこともすぐに忘れてしまい、なんかいろいろこう、まあやりたい事は出来たんですが、それを全部は消化仕切れてないって感じですかね。

とりあえずこのまま行って綺麗に終われる事を頑張ります。

次回の方も、構想はある程度決まってるんですが、まとめられるかは…と言うわけでまた遅れそうです。

なるべく早めにしたいですが、

頑張ります。


いつも読んで頂きありがとうございます。

次回も楽しみに待っていただけるとありがたいです。

今回の話は遅れてすみませんでした。


後書きで言いたい事をまとめるとこんな感じです。

もう眠くて眠くて、

ミスする前に寝ます。


それでは

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ