冥王星守備隊所属太陽系第5艦隊第45戦隊旗艦空母ホリネット作戦ミーティング室
題名が長ったらしくて済みません・・・
おもむろに司令の岡山が口を開いた。
「本星を攻撃した敵戦隊はミサイル部隊であることが判明した、それも超高性能ステルス機だ」
「ミサイル防衛軍のレーダーも捕えない素材なんて存在するのですか?」
艦長がいぶかしげに聞いた。
「どうも我々がまだ発見していない物質を使用しているようです。」
「そうすると我々が対抗する手段があるのですか?」
「ミサイル防衛軍でも無理だったのに」
「到底我々にはできない」
隊員が次々と不平を漏らした。その中一人の若者が司令の前に歩み出た。
「斉藤航空少尉であります!司令、どの様に敵と戦うのですか?」
隊員が一斉に黙った。
「目視だ・・・」
司令は静かに言い放った。
「そんなこと・・・」
少尉は愕然とした。
「少尉、お前の航空小隊は超高速迎撃戦闘のプログラムを受けているな?」
「はい」
「その要領だ」
「第1、第2飛行小隊は哨戒飛行に入れ!戦闘はレーダーに頼るな、全て目視で行うんだ!」
「は!」
「整備要員はただちに艦載機発射用意にかかれ」
「第1飛行小隊、ミーティングを行う、第3作戦室に集合しろ!」
「第2飛行隊、格納庫集合、」
「船外整備部隊も出動だ!歩哨を行え!」
「迎撃コントロールセンター閉鎖!全迎撃システムは目視または船外目視指令室の指令で撃て!」
「探照灯点灯!周囲を照らせ!」
「巡航出力から戦闘出力に上げろ!」
「地球に進路をとれ!」
「他の飛行小隊も待機しろ!」
館内は修羅場と化した、数分後第1第2小隊が発進した。
「こちら第2飛行小隊、機体コード04敵編隊発見、大型ミサイルを搭載しております。」
「増援を送れ、第3小隊、連絡のあった宙域に急行せよ!」
「了解」
「迎撃部門は哨戒を厳となせ!」
「了解!」
「うわぁぁぁ」
「友軍が火を噴いたぞ!」
「第3小隊、退避!」
「こちら第3小隊、正体不明の敵に襲撃された、レーダーは感知できず!」
「当たり前だ!敵にレーダーは通用せん!」
「目視確認成功!これより反撃を開始する!」
「迎撃部門は支援を行え、第4小隊も注意して出撃せよ!」
「了解、行くぞー!」
空母周辺は一瞬にして戦場と化した。
次回は「艦隊の危機」です!