祖国のために
「冥王星守備隊所属太陽系第５艦隊第４５戦隊はただちに現在位置を移動し母星空襲を阻止せよ、なお３０分後にてき主力部隊は地球に到達する。４５戦隊は遠征型主力艦隊が到達する４０分後まで敵を足止めせよ。 地球連邦軍総合指令部最高司令官 木村太郎 」
「我戦隊は速力がある故２５分後には地球周回軌道上に到達します。」
航海長が進言した。
「よし、艦長、全艦載機を至急収容して下さい。航海長、最大船速進路地球。戦闘司令、全戦闘員を奇襲配置にしてください。被害は！」 指令は矢継ぎ早に指示を出した。「当艦の後部レーダー故障」
報告を聞くと指令はマイクを取った。
「総員に告ぐ。冥王星守備隊所属太陽系第５艦隊第４５戦隊はただ今より、祖国防衛に向かう。いいか、現在祖国地球を守れるのは俺たちだけだ！」
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艦長と参謀がはなしていた。
「現在の遠征型主力艦隊主力艦隊はマゼラン星雲で訓練中でしたから現在銀河系銀河に突入したころでしょう」
「そういえば、カリム討伐に向かった地球防衛艦隊主力はどうしたんだ？」
「連絡を絶ったらしいです。主力艦隊が全滅とは考えにくいですが、連絡が取れない以上何か非常事態に巻き込まれたのではないでしょうか？」
その時、艦橋に緊張がはしった。
「前方に、敵影多数！大艦隊のようです。超弩級戦艦５隻大型空母３隻小型量産空母１５隻、大型ミサイル艦１０隻小型ミサイル艇３０隻多目的駆逐艦２０隻シールド艦４０隻、大型巡洋艦１５隻、軽巡洋艦２０隻、強襲揚陸艦２０隻、警戒艦載機多数、とてもかないません」
「レーダーを封鎖しろ！今ならまだ味方のレーダーに紛れて・・・レーダーに紛れて？ やばい！！！！全艦後方に注意！」
「後方に敵大型艦！」
「全艦ワープ用意！！」
「前方に敵大艦隊があります！危険です」ワープで敵の反対側に抜ける、我々のワープで敵の隊列が乱れたところを急回頭し総攻撃を行う！」
「でも。つべこべ言わずにさっさとやれ！いずれにせよ敵はすぐ後ろだ！」
「敵艦からミサイル発射反応！」
「分かりました、全艦、ワープ目標座標を送る。全艦ワープ！」
４５戦隊が漆黒の闇の中に消え、消えた点に吸い寄せられるようにカリム帝国艦隊の隊列は乱れた。」
