《一》
はじめまして。超初心者です。
お豆腐メンタルなので、誤字脱字報告以外は、ごめんなさい。
…頭関連の不調…
風の受難は、産まれた直後から始まった。
風がまだ赤ちゃんだった時、夜中に凄く大きな地震がありました。
家が今にも潰れそうに軋み、母親は寝巻のまま、風と姉を抱えて外に飛び出し、何とか避難します。
しかし、どこかでぶつけたのか、風の柔らかい頭にはデッカイたん瘤ができてしまいました。
それが影響したのか、風は一生、頭関連の不調に悩まされ続けたのです。
風が20代の頃、冬の寒い日でした。父親が酒を飲んで暴れているのを、止めようと外に出た所、薄着だったからか卒倒して倒れて、大きな敷石で頭を強打する事件(?)がありました。
それ以降、風は寒い日には頭痛に悩まされる日々をおくっていたのです。
また、40歳の時には、硬膜外血腫を発症して、急に倒れる。救急車で搬送されて緊急入院。入院治療して完治。
そして、70代の頃には、蛍光灯の灯りを異常に熱く感じる等の変な症状に悩まされ、脳神経内科を受診。
老齢になり、脳に行く血流量が減った事により、脳が誤作動を起こしたのが原因でした。薬を服用して、すぐに症状は治まりましたが、以降はずっと、薬を服用し続ける事になります。
最後は、80歳の時に、また硬膜外血腫を発症。今度は毎食後に薬を服用する、服薬治療で完治。
本当に、風は人生は頭痛と共にあったと、言えるかもしれません。
だけど、彼女は我慢強く、あまり弱音を吐かない人でしたので、こちらが思うよりも、つらくて苦しい状況だったのかもしれません。
硬膜外血腫とは、頭蓋骨と脳の間に血腫(血の塊)ができた状態の事。
治療法は血腫の範囲により、点滴・服薬・外科手術がある。