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第8章 金持ちの考え方

広い庭を潜り抜けた先に寮はあった。



・・・お城?!


庶民の私にはそんな風に見えた。

絶句している私を見て勇気は笑った。


「お前…顔がおもしれー!!」

勇気…あんたってやつは・・・


「しょーがないじゃん!!家は超普通のマンションなんだもん!!」

憤慨した。


「悪い悪い。まぁこの世界ではこれが普通だから。

 プラチナになった以上学校を背負っていくわけだし。

 まぁテストでずっと1位をとり続けることが重要だけどな。

 じゃ、入ろうぜ。」

私たちは寮の玄関へ入った。


寮とは思えない内装。

高そうなシャンデリア。

ピカピカの床。

はじめてみるようなものばかり…

しかも…靴脱がないんだ…


「行くぞ。最初はプラチナ全体でミーティングがあるらしい。

 応接室行くか。」

寮に応接室って…


「失礼します…」

応接室もこれまた豪華だ…


「全員そろったな。瑠璃亜と勇気。待ってたよ。

 じゃあ…寮でのルールを再確認しようか。

 瑠璃亜と勇気はよく聞くように。」


「はい。」


「ここの寮は様々な施設をすべて完備していて

 学校にあるもの以外に

 テーマパークや大型ショッピングセンターなども完備している。

 プラチナ専用なので好きなように利用するように。

 友達を連れてくる場合はかならずプラチナと一緒に行動すること。」


「部屋割は一人一部屋。

 同学年どうし同じ階で隣の部屋になるから。

 ただ部屋は一応つながってて

 鍵であけられるようにはなってるけど

 そこの鍵は2人のうちひとりだけが持っておくように。

 できれば女子のほうが好ましい。」


それって…おいw


「とりあえず説明は以上だが何か質問は?」


勇気が手をあげた。


「勇気。どうぞ。」


「ドアがあるということはお互いの同意があれば

 部屋に2人でいてもよいということですか?

 2人で仕事をするときなどに。」


「うーん。それは構わないが大きな仕事の場合は

 仕事室でやったほうがやりやすいと思うから

 うまく使い分けてくれ。」


「わかりました。」


「他に質問は?」

静まり返る。


「ないようだから解散。各自部屋に行くなり見学するなり好きに行動してくれ。」

みんながばらばらと席を立った。


会長ってかっこいいな…

男勝りだけどきれいだし。。。

頼りになるな…

じゃあ部屋にとりあえずはいってみようかな…


「瑠璃亜!部屋行くか?」

勇気…。


「うん。行くけど・・・?

 あ…同じ階だよね。いこっか。」


勇気と同じ階…か。

っていうか部屋ひろそう…

私に務まるのかな…

プラチナ・・・


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