第6章 勇気という人物
とりあえずその日はここで下校になった。
亜理紗が私に話しかけてきた。
「あの・・・瑠璃亜様??」
「えっ?」
まさか亜理紗が自分に様をつけてくるなんて思わなかった。
「亜理紗、いいよ。様なんてつけなくて。
いつも通りで。敬語じゃなくてもいいし。」
「本当にいいの?」
亜理紗が問いかけてきた。
「いいんだよ。」
私はそう返事をした。
亜理紗はこう言った。
「瑠璃亜が何か遠い存在に感じられたの。
あのあと担任がプラチナの偉大さについていっぱいしゃべってて。。。」
あのやろぅ…まったく。
「大丈夫だよ。うちらは親友なんだから!!うちが許せばOKなんでしょ?」
「うん。」
話はもう一人のプラチナ「勇気」の話になった。
「瑠璃亜。勇気様について何か知ってる?」
亜理紗に聞かれた。当然私は知らないので
「ううん・・・知らないの。」
そう答えた。
「瑠璃亜…勇気様の秘密探ってくれない?
あのひとどこからきているかとか家族構成とかなぞなんだって。
実は大金持ちの家の御曹司っていううわさも・・・
あっ瑠璃亜も今はそういうお嬢様だけど…」
そう頼まれたら私も知りたくなってきた。
「うちも知りたいから・・・探ってみるね^^」
亜理紗と約束をした。
つぎはついに・・・??