1話-⑥ 絶望と絶望
ゥッ……
こ、ここは? って俺ん家じゃねーか。
さっきまでのは何だったんだ?
俺は眠る前の出来事が夢の様に感じれなかったが、自分で右腕があった事で、夢だと確信出来た。
「良かった、夢だったのか……」
「ん、どうしたのじゃ? 何か嫌な悪夢でも見たのか?」
聞き覚えがある声ではあったが、今、この瞬間では、1番聞きたくない声の持ち主だ。
「お、お前、なんでいるんだ」
「ん? おかしな事を聞くではないか? 貴様が先に妾を助けたのでは無いか。 で、あれば礼を尽くすのは当然のはずでは?」
「い、いやおかしい! お前が元気になったのはおかしいが、あの出来事は夢のはずだ! 現に俺の腕は繋がってるじゃないか!!」
「き、きっと何処かに皆隠れて居るんだろう?」
「妾の眷属になったのじゃ、腕くらいは当然、再生するのじゃ」
「さ、再生? それか、俺はトカゲのシッポみたいに生えたのか? 馬鹿言うな! 人間の腕が生える訳無いだろ!」
「ん? いや、貴様は既に人間では無いぞ」
「は…...? そんな馬鹿な事がある訳ないだろ! 現に何の変化も無いじゃないか!」
彼女は深い溜息と共に徐にに鏡ををこちらに向けて来た。
な、なんだこれ……
俺の目は真っ赤に光っていた。
人間ばなれした《ヴァンパイア》と同じ様に赤く光る瞳と同じであった。
「さて、少年。 ようこそ夜の世界へ」
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第2章開幕[本当の絶望]
次回10月7日12時更新予定。
エピローグと言うか、小話
⤵
「ちなみにだが少年、妾はこんな風に鏡には映らんのだよ」
そう言うと俺の横に来て鏡の前に向かってくれるが、そこには俺の姿しかなく、彼女は写っていない。
この時俺の横に顔を付けてくれていた時、恋人の様にぴたっりとくっついた為、妙にドキドキしたのは本当に内緒だ。
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