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8話-④ 消えた吸血鬼



「所でレイ、これからこの彼をどうするつもりなのだ?」


俺は行く宛ても無かったが、とりあえず認証書を貰う為に街に入ったのだ。


「とりあえずは、認証の再発行はするけど…… その後はどうしようかな?」


「ふむ…… 少年、君はまだ若くみえるが、成人はしたのか?」


「まだです……」


「そうか」


アイネさんや、レイさんはやや少し困った様子でこちらを見ている。


「んじゃあさ、シスターの所で預かって貰えば良いんじゃない?」


そう言われ俺が連れて行かれたのは、街の外れにある古びた教会だったーー






俺の村にも神を信仰する文化はあったが、他の村人同様にそこまで熱心では無かった。


維持をしていたのも、年老いた婆さんだけだ。


婆さんは、俺の家と同じ様に畑を持っており、それで生活をしていた。


そしてここを管理しているのは、どうやらシスターと呼ばれる方らしい。


シスターは、教会の管理の他に慈善事業や、避難民の支援など、奉仕活動を主に行っているとの事だ。


実の所、提案者のミレイさんが、ここの出身だという事らしい。


だから、俺も避難民として受け入れて貰うとの事だった。


「あ、シスターが居た! おーい!」


ミレイさんが、元気な声で呼びかける。


「あ、ミレイちゃん、こんにちは」


ミレイさんの声に応じてくれた方は、若い修道服を来た女性だった。


髪は透き通る程、繊細な金髪ロング、身長は俺より、若干小柄な女性だ。


「シスター久しぶりだね!」


「はい、お久しぶりですね」


ややおっとりとした話し方だが、それは彼女が生み出す、気品の現れなのだろう。


何と言うか、俺が今まであった人の中で、一番上品な方の印象だ。


「所で本日は、一体どの様なご要件でいらっしゃったのですか?」


「あぁ、それなんだけど、彼が実は帰る宛も無くてさ……」


こうやって俺とシスターマリアが出会ったーー





それからと言うもの、シスターに連れられ、施設の中を色々案内してもらった。


教会の中は以外にも広く、地下での生活が主だった。


中に入ると、妹と同じ位の年齢の子供が何人か居た。


「シスタァ、シスタァ、その人だぁれ?」


舌っ足らずな子供が話し掛けて来た。


シスターがこちらを見て微笑む。


「 俺の名前はナウスって言うんだ。 よろしくな」


「へぇぇ、変な名前」


子供とは何と正直な生き物何だろう……


「コラ! ミリア、人の名前を変とか言っちゃいけないでしょ!」


別に気にしては無いが、さっきまでのおっとりとした雰囲気から、思えない位、しっかりと叱っている。


「はぁい、シスタァ」


それからと言うもの、俺は他の子供達とも似た様なやり取りをして、地下の施設を教えて貰った。


「所で普段はシスターはここで何をしているんですか?」


「ナウスさんみたいに困ってない人が居ないか確かめたり、みんなの食事を用意したり、後はお祈りですね」


お祈りね、魔に落ちた俺が祈ってもいいものだろうか……


俺はこの人達とは違う。


人間では無いのだ。


そんな事を考えていると、何となくだが、心が沈む。


「あらあら、ナウスさん。 顔色が悪いですが、どうかしましたか?」


「い、いや。 ココ最近の疲れがありまして……」


「そうでしたか、でしたらお部屋をご案内しますので、今日はゆっくり休んでて下さい。 ご飯になったらまた、呼びますね」


そう言われて俺は寝室に案内された。


「ここで休んで下さいね」


俺は、今後の事を考え様と、横になり目を瞑っていたが、いつの間にか寝てしまった。


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