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とある魔王様は人間の国で家庭教師を務めます!  作者: まくら
第1章:魔王様、人間の国で働きます
3/50

3:戦闘!VS王子

 王子に出てけと言われました。


 いやいやいや、王からの命令ですからね!?

 少し腹がたつタイプだ。ボコボコにしてやりたい。

 武器創造魔法で木刀を取り出した。


 武器創造魔法は創造魔法の一種で武器を作れる。

 めちゃくちゃ想像力が必要だから王子にはまだ早いな。



「王子、これで一撃"私"に入れたらサボることを許しましょう。

10分経っても無理な場合、勉学に励んでください」


「でも、お前性別どっちなの?」



 あれ、そんなに性別分かりにくい格好してないよ。

 あっ……俺がフードを被ってるから分かりにくいのか。



「女だったら弱いじゃん」



 念のためフードを被っといているのだ。

 別に外してもいいけど魔力を抑える効果が増える。


 俺の力だけじゃ魔力は抑えられないからしょうがない。



「まあ、男ですかね。庭に行きますけど......」



 王子は木刀を奪って俺に当てようとしてきた。


 狡賢い奴だ。俺はいつスタートかも伝えてない。

 今当てようとは思わなかったなぁ。


 まあ、こんな子供の攻撃避けるけど!


 大人気(おとなげ)なくても全然良いんだよ。家庭教師だし。



「只今から私は7分間、反撃はしません」


「なんで喋って移動しながら避けてんの!」



 あれからずっと攻撃されているため体力はまあまあある方かな。



「残りの3分は反撃をしましょう」



 当たるまででも良いとは思うけど......俺がつまらないまま終わる。

 絶対にギャフンと言わせてやろう。


 訓練場まで移動したが、ずっと攻撃されていた。

 全部余裕で避けれるんだけど。

 剣術は独学っぽいな。7歳にしては出来てる方か。


 そこは認めてやろうじゃないか。



 残り5分。



「一体何者だよ。お父様を狙っている暗殺者じゃないだろうな!」


「安心してくださいよ。こんなに強かったら暗殺者なんて弱い者にならないですね」


「見てろよッ!ギガフレア!!」



 確かに魔法なしとは言っていなかった(王子魔法使えたんだね)

 だが、俺は底無し魔力だった気がするから、ずっと結界を張っている。

 魔法耐性もあるし無傷だ。


 と、いうかギガフレアか。

 炎魔法が使えるみたいだけど勇者だったら光だろ。




◇◇◇◇◇




 残り3分。反撃の開始だ。



「何も武器を持っていないじゃないか」



 戦闘の準備をしていたら王子が言ってきた。



「武器なんて要らないですからね。王子は子供で私は大人ですから、多少のハンデは当たり前です」


「僕を舐めてるだろ」



 うん、ごめん。めっちゃ舐めている。


 だって、独学だからかあんまり構えが良くないし魔法の使い方も詠唱してるから悪いよな。

 家庭教師が恐れて全然教えてなかったからだ。

 俺の手間が増えるじゃないかクソ!


 俺は体術で王子に勝とう。




「喰らえー!」


「10、9、8、7……」


「アクア!!」


 おっと、水魔法も使えるのは驚きだな。

 だけど……


「6、5、4、3、2、1……」



 俺の勝ちだな。




 0の合図が鳴った。

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