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とある魔王様は人間の国で家庭教師を務めます!  作者: まくら
第2章:魔王様、家庭教師として力を注ぎます
20/50

20:王子の空飛べ大作戦!

 季節は未だ春。気候も暖かいし、とても空が綺麗だからお散歩日和だ。

 この世界にも春夏秋冬があることに驚きで、俺は昨日知ったばかりだった。

 なんせ、魔王城付近は一向に暗いままだからな。

 冬に雪が降るのを今か今かと待ち望んでいる。......まだ、春だが。


 本当に雲ひとつない快晴なため外にでも出るとするか。

 今日はきっと、何も起こらない。





 ......そう思っていた時期が俺にはありました。

 油断は禁物ってよく言うが、これは油断していた。


「王子、何やってるんです?」

「見てわからないの?」


 庭で王子が飛び跳ねているんだよ。

 こんなの見たら怖くて何処にでも行けそうだったのが急に行けなくなったじゃないか。

 今日は何も起こらない予定で俺の中では計画をしっかり立てていたのに......。


 それと、質問を質問で返すな!


「そうですね、見ていると飛び跳ねて遊んでいるようにしか見えません。

エアー縄跳びとか悲しいことをしているのかなと......」

「違うよ!いいよ、1人でやるし」



 王子の悪いところはすぐ拗ねてしまうところ。

 まあ、様子見で観察でもしとこうかな。

 そうしたら飛び跳ねてエアー縄跳びをしていないってことがわかるかもしれないし。



「浮遊魔法!浮遊魔法!浮遊魔法!!」


 もしや、空を飛びたいのか?

 俺がよく逃げるたびに空へ行くから王子は浮遊魔法を使おうと思っているのか。

 ちゃんと言ってくれれば教えてやったのに。


「王子、いいですか。魔法は想像です。空を飛んでいる自分を思い浮かべるのです」

「空を飛んでいるところ......浮遊魔法!」

「おお、ちょっと飛びましたね。......ちょっと」

「まだまだー!」


 やる気があるのはいいことなんだけど少し休憩したほうがいいんじゃないか?

 なかなか魔力消費してそうだし、王子のことだからすぐ休むと思ったけど意外とそうでは無さそうだな。

 


「シロ......空に行こう!」

「堕ちないように気をつけてくださいね」



 空の旅は......王子の魔力がなくなるまでだな。

 しょうがないから少しくらい付き合ってやってもいいか。



 春の陽気に包まれて、空を飛んだ。



 王子の空飛べ大作戦成功。

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