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とある魔王様は人間の国で家庭教師を務めます!  作者: まくら
第1章:魔王様、人間の国で働きます
14/50

14:料理革命

 市場へ来た。もちろん魔王城の帰り道。

 沢山の食材が売っていて楽しい。

 見たことのない野菜とか売ってるんだけど。


 後ろからトントン、と肩を叩かれた。



「魔導師様ですか?」


 あ、パーティーに来ていた人かな。

 あのパーティーで知名度爆上がりしましたお疲れ様です。

 おかげで外に出るたびに声をかけられるから大変で家庭教師をやめようかなと思ったことがある。


 一応頷いておく。あんまり口を聞く気にならないんだ。



「お強いですね〜」

「ありがとうございます。用事があるので失礼します」

「そんなこと言わずに......」

「行ってもよろしいでしょうか」


 有無を言わせない。俺はもう行くからな!

 さあ、どうしよっかな料理革命。何作ろうか。

 王子、子供だからな〜。


 カレー、とかいいかも。いや、この世界にカレーはない。

 買い物最中に話しておくか。俺の前世。

 まあ、前世と言ってもあんまり鮮明ではないんだけど。


 日本という国で生まれ、学校へ行き、高校生で死んだ。

 料理はそれなりに得意であった。掃除もまあまあ出来た方かな。

 魔法は当たり前だが無かった。


 これくらいしか覚えてる事がないが、日本の料理はめっちゃ美味かったため味覚が合わない。

 ブルーライズの飯は不味い!って事でカレーライスを作っていきます。

 うん、カレーでいいや。王子は絶対カレーも全然美味しく食べてくれると思う。


 あ、このスパイスってカレーに使えそうじゃん。



「このスパイスください」

「あいよ。銀貨4枚だ」


 銀貨4枚ね。400円か。

 売り人が俺の顔をまじまじと見てきた。


「あんた、ブルーライズの護衛かい?銀貨2枚でいいよ」

「いえ、申し訳ございませんよ」

「この国の姫様を守ってくださったお方ですからどうぞ」


 いや、半額なんだよな、2枚って。

 お言葉に甘えるくらいいいですかね。感謝します。



 城まで戻ってくることができた。

 王子が魔法剣!って来るかと思ったが来なかった。



「厨房を借りても良いでしょうか」

「シロさん、いつでもどうぞ」



 城の中の人は優しい。パーティーの事があってかもしれないけど。

 厨房は設備が整えられていて綺麗だった。


 カレーを作るために野菜を切っていき、ルーをいれてしばらく放っておく。

 こんなの魔法でやればいいとも思うけど!絶対に人の手で作った方が美味いのだ。

 愛がこもっているんだよ。美味しくなーれ。


 そこの扉が開いた音がした。

 シェフの誰かがきたのかな。


「あのっシロさん!」


 シェフの誰かだと思っていたがブルーライズの姫だった。

 これに答えないのは可哀想だな。



「......何でしょうか」

「昨日はありがとうございました!その......怖かったです。けど、助かりました」

「そうですか。良かったです」


 もしはこれだけを言いに来たのか。めちゃくちゃ良い子だぞこの子。

 王子だったら絶対に来ないからそう考えると兄妹のわりに全然似てないって事だな。

 姫、すげえ良い子だ。


 姫はチラッとカレーを見た。


「何を作っているんですか?」

「料理をしているのですが、食べてみますか?」

「はいっ!」


 味見として一口くらいなら食べてもらおう。

 味見してないから美味しいかも分からないし......毒味してなくてごめんなさい!


「美味しいです!」

「王子喜びますかね」

「お兄様なら喜びます」


 ならいい。姫が言うなら多分間違いないと思う。

 俺も王子の味覚が子供だと思っているから口に合わないことはわかるが。

 王族にカレーだって、日本だったら考えられないよね。


 よし、これからはカレーだけじゃなくこれから色んなのを作ろう。

 この国パンも硬いし、麺がない。パスタをとても食べたい気分だ。


 姫に連れられて食堂まで行った。


「今日はシロが作っていると聞いたが」


 シェフにでも聞いたのかな。


「はい、作らさせていただきました」

「これ美味しいの?」


 王子はカレーを物珍しそうに見た。少し黙って食べててくれ。

 お前の口に合わない訳ではないと思う。


「......うま!」

「美味しいな」

「美味しいわ」


 妃様も喜んでくださいました。

 王族でも気に入ってくれるカレーは最強。


 さあ、俺はこれからポーション作りをしたい、王子に教えるからね......。


 これからも料理革命は続けていこうか。

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