表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある魔王様は人間の国で家庭教師を務めます!  作者: まくら
第1章:魔王様、人間の国で働きます
12/50

12:暗殺者

 「本日は......」


 直後、暗転__。


 この時にくるとは思わなかった。如何にかして移動手段を確保しよう。

 もともと、魔王城周辺が真っ暗だったから暗いのには耐性があるし強化魔法で暗視をつけた。

 やっと自由に動けるようにはなったが急に視界が明るくなった。


 暗視しちゃったから眩しいんだけどッ!


「うわぁぁぁぁああ!」

「逃げろ!!」


 人が、騒がしかった。

 何があったかと思ってステージの上を見たら、そこに立っていたのは暗殺者とこの国の姫、マリア様が人質となって捉えられていた。



「嘘だ......マリア!」

「王子、落ち着いて。下手に動くぞ死ぬぞ」

「シロ......?」


 子供なんて咄嗟の判断に身を任せかねない。

 止めなければ姫のところまで行って王子が手に持っている短剣で刺されたかもしれない。


 しっかし、どうするか。

 相手はブルーライズで執事をしており、俺に仕事を教えてくれた張本人。名前はレーヴ。


「ねえ、シロ。何とかしてよ。マリアは絶対に救えるよね?」

「さあ、どうでしょうか」



 まず俺は騒いでるものを静まらせないといけなかった。

 闇魔法だ。闇魔法を使って声を出せないように......動けないように......。

 いいやこれは闇魔法ではないな。呪魔法だ。絶対に守ってみせよう。


 リリー家には背負った罪と失ったものが多すぎる。

 ユナ様との婚約が決まったのは1年前らしく、その前からレーヴはいた。

 つまり、この計画は1年以上前から立てられていたものだった。



「お願い、シロ。マリアを助けてよ」

「......少々、お待ちください」

「おいそこ、黙れ!」



 やっぱり下手に動くと懐に隠している銃で撃たれかねない。

 魔法で倒すこともできるが......被害が大きくなってしまう。

 王と王子、ユナ様の周りに結界を張っておく。

 魔法武器で100回攻撃をされても壊されることはないだろう。


 レーヴは王の方を向いてから口を開いた。



「今すぐ有りっ丈の金を用意しろ!それと、その王子を渡せ!さもなければ殺すぞ」

「なんとも物騒な事をしてくれますね。暗殺者、レーヴ」



 ドワーフが教えてくれた情報は確かだった。


「金は私が用意でもしましょう。どのくらいですか?

銅貨1枚?銀貨2枚?大銀貨3枚?金貨4枚?まだ足りないですか?ならば大金貨100枚でもいいですよ。

しかし、王子を渡せというのは聞き捨てなりませんね。理由を伺っても」


 王子を守る。人間を守る。今、このことが出来るのは家庭教師の俺だけだ。

 此奴を刺激してはいけない。チラリと姫の方を見ると顔色は最悪だ。恐怖で目を瞑っている。

 とっとと救ってやらなければ駄目だな。王子に頼まれちまったんだ。


「そこにいる奴との引き換えだ。

お嬢様が王子のことを好いてしまったから王子をもらおう」

「ふむ......ユナ様と交換ですか。つまらぬことをよく思いつきますね」



 姫の首近くまで短剣が運ばれる。刃が当たると、血が流れた。


「こうなったのも貴様の所為だ!王子が勉強をするようにならなければもっと簡単だったんだ。

姫は人質にする必要なんてなかったんだ!」

「早くしろよ!シロ、マリアを救えよ!!」

「さて、王子に次習ってもらう魔法剣について説明しましょうか」



 漆黒の劔と呼ばれた剣を取り出す。

 フードなんて被ってたら魔力なんて出ないか。しょうがない。顔は見せたくなかったのだが。

 これから沢山の魔力を必要とするから出来れば制御、したくないんだ。


 漆黒の劔に怯えたのか、恐れたのか、レーヴはジリジリと後ずさった。


「くっ、来るな!」

「それは何故だ?俺が怖いかレーヴ」

「殺すぞッ!」



 時空間魔法。姫を此方の空間へ呼んだ。

 こんな人間が通れるくらいの大きな空間をつくり、姫だけを呼ぶなんて細かな作業はなかなか出来るもんじゃなかろう。と、いうより魔力を凄い使ってしまう。



「姫をどうやって其方にやった!」

「そう言えば貴様、魔法が得意と言っておったな。魔力の欠片もない癖して見てて飽きたぞ」

「魔力さえあれば暗殺者なんてやってない。全ては俺の魔力を奪った魔王の所為だ」


 俺は決して魔力を奪ったわけじゃない。もともと無かったんだから。

 魔力のない人間が珍しいわけではない。

 だが、魔力なしは職業を剥奪されるくらい差別が酷い。


「さあ、どうするレーヴ。つまらんぞ」

「死ねぇぇぇぇええ!!」


 短剣を持ったまま走ってきたところで殺せるわけないのに。


「避けて、シロ!」

「俺が此処で終わるわけないだろ」


 劔は短剣をスパッと斬ってしまった。

 斬ってしまったというよりかはドロドロに溶けてしまった。

 闇属性の魔法武器なだけある。魔力を与えるだけで触れたものは闇に飲まれてしまうのだ。


 そのまま避けて足を漆黒の劔で引っ掛けた。

 こんなに弱いのであれば使うまでも無かったな。



「惨めだ。見ていて不愉快だ。貴様は生きている価値が無いのではないか?

俺に着いて来い。これから拷問を始めるぞ。基礎から叩き込んでやる」


 そして、善き心の持ち主としてやる。(此処で働かせたい)


 全てが終わった。

 フードを深く被り、この場を去る事としよう。


 王子が、走るわけではなくちゃんと歩いてきた。


「ありがとう!」

「当たり前のことですよ王子」



 さあ、どうやって罪を吐かせるか。

 魔法紹介。


 ・強化魔法。

 五感、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚を強化する。

 もちろん身体能力も上がる。


 ・呪魔法

 他人を呪うことが出来る。呪縛など、色々とある。

 闇魔法からの派生。


 ・時空間魔法

 時と空間を操ることが出来る。


 銅貨が10円、銀貨が100円、大銀貨が500円、金貨が1000円、大金貨が1万円です。

 属性と魔法は違います。魔法は細かなものですが、属性は大まかです。

 例えば氷魔法は水魔法から派生してるので水属性です。

 属性は基本的、炎水風土と光闇、それから無です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ