10:魔王城
魔王がゆっくりと図書館で暗殺者を止める計画を練っているなか、魔王が消えた魔王城では騒ぎが起きていた。
魔王が消えた理由や、何処にいるかとかは全て噂となって流れ出た。
魔王城は、朝がやって来ないと言われている森の奥地。
もちろんクロスが倒れた日に歩いていた森である。
その森は、闇夜の森と呼ばれていた。
朝が来ない訳ではないが、魔素が濃いため太陽の光が隠れてしまうのだ。
「魔王様が居なくなったゾー!」
「魔王様はきっと俺らが人間を襲わないから呆れたに違いなイ!」
「いや、魔王様は少し強くなるための旅に出たんダ!」
「人間の国へ行ってきっと弱みをを握っているんだヨ」
ザワザワ......ガヤガヤ......。
魔王城が静まるわけがなかった。
魔物の全員が焦っていた。魔王が消えてしまった今この場所を守れるのは自分たちだと。
魔王の力なしに、一体何が自分たちにできるのかと。
「静まれ!」
魔物が静まる様子はない。しかし、声をあげた人物は諦めなかった。
(この者たちを黙らせて、自分が魔王の代わりになって魔物を支配する)
声をあげた者は魔法を使った。魅惑魔法だ。
「いいか、俺が魔王に言われて魔王城を代わりに治める者だ。
ちゃんと俺のいう事に従って、魔王なんて人間の国で遊んでるに違いない」
最初は、魔物たちも従うわけがなかった。
魔王の帰りを待って、闇の女神に願ったのだ。
一方その頃、魔王クロスはくしゃみをしていた。
「あー、俺ついに風邪ひいたかな」
「何か言った?」
「なんでもないですよ。さ、ユナ様ものんびりして行ってくださいね」
魔王は一応転生者です。あとで出てきます。
魔法紹介は後書きで書いていこうと思います。
クロスのステータス。
クロス
職業位階S
称号:転生者、魔界を治めるもの
使える魔法
基本的全部だが50年間頑張った証拠。




