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冬の童話集

めがね たんてい

作者: たろんぱす

平仮名多めで読み難いかと思いますが、ご了承下さい。

よろしくお願いします。

おふろにつかり、かおを洗ったところで、あれ?と思った。


「めがね、ない」




ぼくは目がわるい。

おふろもめがねしたまま入ることが多い。

シャンプーとリンスをまちがえたことがあるから。

でも、たまに外して入るときもある。

テストべんきょうがんばった日とか。

目がつかれるんだ。


今日はいつ、めがね外したんだっけ。


むいしきで外したのかも。


おふろから上がったぼくは、タオルのたなの上をさがした。

手でぺたぺたさわりながらさがす。


ないな。


じゃあ、ぼくのタンスの上かな?


はだかのままで自分のへやのタンスへ向かう。


ぺたぺた。ないな。


一体どこで外したんだっけ?


リビングにもどってウロウロしてると、ママが言ってきた。


「早くパンツをはきなさい!」


むしだ、むし。

今いそがしいんだ。

だいたい、めがねないなんて言ったら、またガミガミ言うんだ。


さがしても全然見つからない。

ぼくはおふろに入る前を思い出す。


とくべつなことはしなかった。

ただ服をぬいで………あっ!もしかして!




ぼくはだついじょにもどって、ぬいだ服をひっぱった。

ひっくりかえった服をもどすと…。


カラン…!


あったーー!!


やっぱり、上の服をぬいだときに引っかかって外れちゃってたんだ!


ぼくはめがねをかけて、うでを組んだ。


ふっふっふ。

ぼくたんていみたいだった!


めがねたんていだ!


ぼくすっごーい!と思っていると、ママがガチャリとドアをあけた。


「まーだ、はだかなの!?早くパジャマきちゃいなさい!かぜひくわよ!」


やれやれ。

まったくママにはロマンがない。






読んで下さりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 無意識にメガネを置いてどこにいったかわからなくなって探す。 眼鏡族あるあるですね! 今回のぼく君は少し違ったようですが、眼鏡が無事でよかったです。
[一言] メガネがないのは一大事。服を着ている場合じゃないのもわかります(着ますが)そしてそれを家族に伝えると、「また失くしたの。なんで決められた場所に置かないの」と言われてしまうのまでお約束ですよね…
[良い点] 可愛いらしいお話で楽しく拝読しました♪ めがね、自分もよく探しています(^_^;)
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