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爆縮と体温の機知(2)

他人のKKK

叩かれることがあろうと

敢えて

この口で言うのだ

全ての口が飛んで来ようと

敢えて

この口で言うのだ


銅線の色と風船の赤

肌の下と肉の裏側

腹の足しにもならぬ

地獄絵図を

高らかに歌う者

欲望と正義に

折り合いをつけれず

綿飴を中身にしたクッション

五秒しか見れない写真

幽霊にお布施をしながら

贅沢な時間を

雲の中に投げ込む

藁人形にチョコレート

架空の話に

形を付け足して

外出しにする

何も無い以外に

何も答えないロボット

雨の下で

傘を差しながら

傘を欲しがる


見えぬように

聞こえぬように

置いておけば

誰かの箱には入る

いつ開けようと

腐る物など無いから

周りを見ながら

取り出して使う

分からない物は

分からなくしておけば

分からない者には

判断が出来ない


夢見の悪さは

寝床の所為ではなく

片時も離さない物の所為だ

それでこそ素晴らしい

それだから気持ち悪い

一種の狂気に落ちながら

神経質な味を確かめ

やたらと出鱈目で

噛めば空虚なゴミにして

時間の削り節である

それでこそ素晴らしい

それだから気持ち悪い


綺麗な水の出る中で

気にもしない安心と安全

朝の顔は

誰にも見せないからこそ

誰にも分からない顔をしている

ゆっくりと作る

空気の粘土細工みたいな顔で

挨拶をしているのだ

悪くは無い

だがそれを

猫を被ると見ても良い

本性は誰も知らない

それでこそ素晴らしい

それだから気持ち悪い

そうであって心地良い


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