表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホームレス魔法少女☆はるなのドン底貧乏ライフ☆  作者: 束間由一
Ⅳ:魔法少女新撰組!!? 編
58/59

第49話★※ごめんなさい今回はマジギレします

セレナとウラノーマは、近藤の元にたどり着いた。しかし、その力の前に圧倒された。


そのさなか、助けようとしていた母のような存在メナの変わり果てた姿を目の当たりにし、「もう手遅れ」だったことを知った局長はるなは、失われた記憶と共に激昂(げきこう)する! ガチギレはるなの力とは一体……


脳機能としての記憶は無い。

しかし、体は、私の本質は、それらを忘れてはいないのた。


だから、それらは(いか)る。

それらは、理解をしない。永遠に「母」と再会できぬことを理解できない。許せない。許容できない


ああ、燃え上がる。

四肢末端(ししまったん)血液が煮え(たぎ)る。頬を伝う涙を(しゅん)で飛ばしてしまうような、憤怒(ふんぬ)(ほむら)


ああ、

なぜ、

なぜ、


「なぜ、こんなことをした!? なぜた!! 答えろセレナっ!!」


そうよんでいたのだろう、一度聞いたか聞かないかの、彼女の名前。喧々諤々(けんけんがくがく)と意見を交わしたこともあるかもしれない。


「はるな、記憶が戻ったのか?」


「戻ってはいない! だが、わたしは今怒りに満ちている!! わたしの知らない私も同じで、だからお前に(さけ)び問いかける!! なぜだ、なぜ!! どうしてぜメナをこんな()け物に()とした!? 人の肉体を、(たましい)冒涜(ぼうとく)した!? 触れてはならぬ禁断の秘宝を持ち出した!?」


挿絵(By みてみん)


「すべては、キュベリオス様を止めるため。仕方の無いことなのだ」


「これが、正しいだと!? こんな人の肉体を、(たましい)をもて遊ぶようなの(みち)を外れやり方に正義があるものか!! 禁忌(きんき)の遂行は破滅の呼び水になるのを知らないはずないだろ!?」


「はるな、理解しろ。ハイパー・マンの制御にはメナのパスが必要だった。それに、メナは、世界を救うためならばとそれを了承してくれた!」


「そんな妄言(もうげん)を信じられるか!! それに、事実だとしても、なぜ止めなかった!? わたしにも、お前にとっても、メナは大切な人だったろうが!? なぜ冒涜(ぼうとく)(おとし)めることを許した!? 人ならぬ化け物に堕として、お前は!!」


「地球のため、ひいてはエンターライズの未来なのだ。終末観測時計(ラグナトラクロム)の予測の正確性はお前も知っているだろう? クルアス様が手を差しのべるのを待っていては、世界が滅びかねんのだ!」


「知らん! 知らない! 知っていたとしても、許さない!!」


「そうか。それならお前は」


(あやま)ちを正す! お前の(ゆが)んだ(はか)りを打ち砕く! こんな方法では世界は救えないと証明する!!」


「それは、どのように」


「 《アロンダイト》 」


私はその名を叫んだ。

そして、透明な記憶の箱からそれを掴み、引き上げる。

挿絵(By みてみん)

それは青く輝く美しい刀身を持つ、歯こぼれのない無垢(むく)なる長剣(ちょうけん)。握りしめた柄は手に馴染(なじ)む。まるでずっと使っていたかのように。


「その(つるぎ)を出してきたと言う事は、その朽ちぬ(やいば)を向けるとは、私を(さば)き斬り捨てると言うことか! 相分(あいわ

)かった! ならば、こちらも全力で抗おう!身狩(みがり)村正(むらまさ)〉!!」


セレナもまた、新たに赤い刀身(とうしん)の刀を何処からか呼び出した。ああ、あの一振(ひと)りは沢山の(たましい)(すす)って、力を増す妖刀(ようとう)に違いない。


だが、私の怒りをそんな呪物(もの)で、


「止められると思うなっ!!」


「ああ、お前とは一度本気で戦ってみかったが、このような修羅場(しゅらば)になろうとはな!」


「しゃらくさい!! 自らこの状況(じょうきょう)を作っておいて何を言うか!!」


「それもそうか!」


「あの遺骸(いがい)ともども切り捨てる!!」


「そうはさせるか!!」


セレナは、再び《グラン・ガンナ》を発動する。だが、二度同じ事が通用すると思うな。


「《シャヘル・ヴィ・ヴィアン》!!」


三途(さんず)の川の水を呼び出し、床を(おお)う。吹き出す裂光を()き止める。


神階魔法(しんかいまほう)をこうも簡単に!?」


「たぁぁぁぁぁ!!」


「くっ!!」


真正面から飛びかかり、セレナに剣を振り下ろす。さすがに刀を重ねて防がれたが、連続して攻撃を加える。


「《セイレス・ロンド》」


「非詠唱で撃つか!? だが!! ハイパー・マン!!」


「◆・。・-Δ■■ァ#ギ‡₵₱!!」


挿絵(By みてみん)


ギンと強烈な耳鳴りがする。

超音波? いやサイコキネシスか神通力(じんつうりき)(たぐ)いか!! 


頭が割れるようにガンガン痛む!!

頭をドリルで(えぐ)られるようだ!!

他力(たりき)とは汚い真似を!! 神をも殺す兵器だか進化の果てか知りはしないが、少なくともあれは既に「メナ」ではない!! 

母ではない!

ならば、迷うことはない!! 

非情のもとに(ほうむ)り去るまで!!


アロンダイトを化け物に投げつける。

その刀身(とうしん)はグサリとその頭に刺さった。私は、手に魔力をありったけの込める。


「穢れし者に、冒涜せしものに裁きを!」


「やめろ!! はるな!!」


「《ジグ・ル・トロス》!!」


挿絵(By みてみん)


(アロンダイト)を起点にして、灰色(はいいろ)雷光(らいこう)が発する。異形の者は、けたたましい声を上げて、その場に沈みこんだ。


「愚かな!! 地球の命運(めいうん)がかかっているというのにその救世(きゅうせい)(かぎ)を殺そうとするとは!! もはや全勢力をもってお前を討つこと他に無し!! 《テンペスト・ギナ・タイド》!!」


セレナは、自らの周囲に、宝石輝く曼陀羅(まんだら)のようなものを発生させ看に(まと)う。そして、輝く虹彩(こうさい)を放ちながら突撃してきた。


宝石から、自らの拳から、高速の攻撃が放たれ、そのひとつひとつが究極魔法級(きゅうきょくまほうきゅう)の超強力な威力(いりょく)を持って、私に襲いかかる!


「戻れ!!」


ピクピクと痙攣(けいれん)する化け物に刺さった剣を呼ぶ。すると、剣は自ら、再び私の右手に戻ってきた。私は再び、その()を強く握りしめる。


そして、剣より障壁(しょうへき)を発生させ防ぐが、攻撃の一部は貫通し、私の身体(からだ)を切り()く。ガラスの破片(はへん)が突き刺さるかのような痛みが無数に走る。


「やらねばならん! (われ)らはやらねばならぬのだ!! 世界の破滅(はめつ)を、終わりを食い止めるために!!」


亡者(もうじゃ)の物言いを! 今のお前のやり方は世界の(ことわり)(そむ)いたいたものだ! 例えその目的に大義(たいぎ)があろうが、許されるものではない!! 禁忌(きんき)(おか)した、冒涜を進めた先にあるのは破滅(はめつ)未来(みらい)のみ!! 誠無(まことな)き者に人に光をさせるものか!!」


「ならば、どうするというのだ!? お前はどうやって終末を回避(かいひ)する!? キュベリオスは今まさに悪性(あくせい)に変容し、星を(おか)さんとしている!! 残された時間がないと言うのに!!」


(はや)るなっ!!《ツーィン・フォール》!!」


〈スタック・レフェリー〉の上位魔法。受けた攻撃を倍返しにする。向こうの攻撃も止まないが、大幅に相殺(そうさい)するには十分な力だ。ああ、身体が、無意識に動く。知らない、だが潜在的(せんざいてき)体得(たいとく)している魔法を(とな)える。


「セレナッ!!」


「ここまでの出力(しゅつりょく)!! かつての、あの頃のお前を、遠く(はる)かに(しの)ぐと言うのか!?」


撃ち込む蒼剣(つるぎ)。押しきられぬよう村正(かたな)で受け止めようが、降る涙の雨は止まぬ。


倒すまでは。

怒りも悲しみは止まらない。


神戒魔法(しんかいまほう)《アルヴォ・ノート》!!」


「《白菊(しらぎく)》!!」


理不尽殺(りふじんごろ)しを忘れたかっ!!!」


「ぬうっ!? 魔力循環(まりょくじゅんかん)閉塞(へいそく)した!? だが、まだ!! まだ終わるものか!! 五輪奥義(ごりんのおうぎ)彼岸花(ひがんばな)》!!」


挿絵(By みてみん)


無数の赤いトゲが、身体を(えぐ)らんと襲いかかる。だが、それは、私も、使える。


さらに高位の、(わざ)として。


五輪極致(ごりんきょくち)《《彼岸花文月暮血鮮(ひがんばなふみづきのくれちのあざ)》》」


おびただしい数の紅き(とげ)

相手のトゲを圧倒し、ついに、その一部がセレナの肩に突き刺さり(つらぬ)く。


挿絵(By みてみん)


「ぐっ!!?」


致命傷(ちめいしょう)(まぬが)れたが、彼女の(ひざ)(くず)れ、その手のひらを地面につかせた。


その首もとに、私は剣先を突き立てる。


「終わりだ、セレナ」


「まさか、五輪剣(ごりんけん)最大奥義(おうぎ)までも(かたち)にしていたとは。(おそ)れ入った。私の完敗(かんぱい)だ、好きにしろ」


「なぜだ、なぜお前ほどの魔術師(まじゅつし)が、あんなものに頼らねばならなかった」


「はるな…………っ!?」


「どうした」


土方(ひじかた)っ! そこで何をしている!?」


セレナの言葉を聞き、後ろを振り返ると、ウラやんが、ハイパー・マンの頭を刀で切り裂いてその中に手を突っ込み、地にまみれながら何かを物色していた。化け物は、もう完全に死んだのだろうか、さっきまでまだ痙攣(けいれん)していたが、今やピクリとも動かない。


「見ッけた。見ツけた」


「ウラやん?」


「こレだ、これが、ワタしの求めテいたもの」


おかしい、今までのあの子のしゃべり方じゃない。それに何かノイズがかかったような、不気味な声だ。


「これだ、これで揃った」


化物から抜き取ったのは金色のルーピックキューブのような物体。あれは何だ。


「ネル・モノリスを取り出した!?」


「セレナ? なんですかそれは」


「一部では『賢者の石』などとも呼ばれる世界に(ふた)つとつない進化の秘宝だ。ハイパーマンを産み出すのには、あれを(かく)にするひつようがあった。土方はあれを求めていたのか……いや、違う」


「え?」


「お前、土方ではないな!? 誰だ、お前は!!」


セレナが厳しい声を放つ。

それに何の反応も示さず、ゆらゆらと、ウラやんは歩いてきた。その顔は、黒く、溶けている。曖昧で、ぼやけていて見えない。


挿絵(By みてみん)


あれは、あれは違う。

あれは、ウラやんじゃない。


得たいの知れない、とても不気味で(おそ)ろしい何かが、私に近づいてくる。今までの激しく燃え上がる怒りを(しず)めるほどに、わたしはそれに戦慄(せんりつ)している。


「コレデ、コレデ、セカイ、セカ、イハ、アトハ、アトハ、オマエ、ヲ」


「つっ!! そうか、そう言うことか!! 私としたことがとんだ不覚をとったものだ!!」


「どういうことですセレナ!?」


「見落としていた!! 誤算(ごさん)だ!! まさか、土方が、ウラノーマが、(すで)にキュベリオスとの融合(ゆうごう)を果たしていたとは!!」


「え? は!? キュベリオス様!?」


「そして、次にやろうとしていることは……そうか!! はるな!! (やつ)は、キュベリオスは、お前を手に入れるつもりだ!!」


「はへっ!? ち、ちょっと、な、何言ってるかわかんないんですが!?」


「それはまずい!! 思い通りにはさせんぞ!! 甲子太郎(かしたろう)!!」


その名を呼ぶと、変態仮面野郎(へんたいかめんやろう)カッシーは、ドロンと私の前に現れました★オメーもしかしてずっとここまで私たちを見とったん? ★クソ道化師ヤロウが★


挿絵(By みてみん)


「キキキ!! これはクソヤバイことになりましたねー!!」


甲子太郎(かしたろう)、頼む、はるなを連れてここから逃げてくれ! こやつは私が時間を稼ぐ」


「キヒヒッ! わっかりました!! ここでパイセンを失うのは、面白くないですからねー!!」


そう言うと「失礼~」と、カッシーは私を()(かか)えました☆いやん大胆(だいたーん)★♡★とか言ってる場合ではないマジで★


「セレナ!?」


「はるな、すまない、もう話す時間はない! こうなれば、お前が、(たの)みの(つな)だ!!」


「それは、どういう」


挿絵(By みてみん)


「さらばだ! お前なら、私が()せなかったことを成せる希望(きぼう)がある! それは道を(たが)えた私には無い(ひかり)だ! はるな、地球を、世界(せかい)を救ってくれ!」


「セレナ!」


そう言ったところで、「バイビー!」というカッシーの声と共に私は煙に包まれました。


何だかさらに大変なことになったみたいですが、感情ともどもまったく整理が付きません★★何か全てがくっちゃくちゃですよ★★


★★次回に続く★★











第4章はここまでです!

いよいよ次回からは最終章! はるなは果たして地球をを救えるのか!? 

魔法少女ばんばん(多分)出てきますのでご期待ください!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ