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ホームレス魔法少女☆はるなのドン底貧乏ライフ☆  作者: 束間由一
Ⅲ:大体7人の悪魔法少女篇
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第38話☆パーペキなる変転!

偽物だった(?)杖の呪い(?)とはるなの活躍で、邪属性を破壊された魔王メロウライン。

一気にパワーダウンすると思われたが、そんなに甘くはありませんでしたよーん(´ω`)


挿絵(By みてみん)


 ゴホッ……

 はるな……でず……

 いま、うつぶせになって、たおれています……いわゆる瀕死です……


 ぐぐぐ、どうして、こうなったかを説明しなくてはいけませんね。


 あの、メロ姉さんに《《ルオーティーバ》》を当て、邪属性を破壊することはできたのですが、結果、メロ姉さんをマジギレさせちまって、城の天井が爆発するぐらいの猛烈な攻撃を食らいまくって、ドーンしてバーンしてドカーンされて、この通り語彙力(ごいりょく)もなくなってみんな(そろ)って瀕死(ひんし)の状態になってしまいました★★ホントに弱くなったんかコレ!?


 「グハハハハ!! 他愛(たあい)もない!! 随分ちょこざいな真似をしてくれたが、貴様らなんぞそもそも我の敵ではないわ!!」


 「くっ……」


 ハルちゃんとファリアちゃんは(かろ)うじて立ってますが、思いのほか服はボロボロで、特にハルちゃんは元がきわどいレオタードな関係でギリギリです★★いや、ぶっちゃけもうはみ出しピッコロポロリしてるので挿絵(さしえ)にするは無理そうです★★年齢制限つけてるからある程度は許されそうだけどBANされたらヤバいので自重とのこと★★


 「強いのね~、メロちゃんは」


 「ファリアぁ、こんなときまでよく呑気(のんき)(しゃ)りができたものだなぁ、あまっちょろいお菓子野郎(かしやろう)めが!」


 「うふふ~でも、まだあきらめないわよ? やれるだけのことは全部やっちゃいます!」



 ファリアちゃん、ポジティブで心強いナ☆

 けど、あの感じでは長くは持たなそう★なにせ回復魔法が得意なワクテルさん達もダウンしちゃってるし、次に何が攻撃を受けたら詰みですね★万事休すってやつです★


 ぐぐぐっ、たがから、立ち上がらなきゃ……

 わたしも、なにかしないと、マジで死にますんで……ウグググ動けわたしのからだ!!


 「おぃ、オメーは立っちゃダメだろぉ!?」


 あ、あぐがっ!?

 いま、右足を何かが直撃した……あ、足から血が……!! はるなの美脚が何かに撃ち抜かれてる!! これはマジでヤバい……痛みが少しづつ、う、ウギャはアアアアアお!!


 ダメだ、もう立つことができません。その場で転げ回るしかない。ちょっとめまい、してきた。出血多量で貧血になったのかな……


 「はるな!!」


挿絵(By みてみん)


 「苦しみのたうち回って死ねや小娘!! いや、オメーのようなガキはさっさとズタズタのミンチにしてやろうか!!」


 (せま)魔王(まおう)

 近づく死の足音(あしおと)

 ここは聖飢魔痛(せいきまつう)

 

 いでーよー!! こえーよー!!

 死にたくないよー!! やだー誰かだずげで!! 次回に続いて!!


 じーかーいーにーつーづーいでー!!

 

 ……


 ああ……目が霞んできた……そうですか……わたしは「ついに」……



 「《アイヌ・イヨッペ》!!」 


 「ぬ!?」


 ん、あまり聞いたこと無い声がする……

 んん? あの(わざ)の名前と、民族的な格好と、バンダナ……アイヌの人が北の国から助けに来てくれたの? あ、他にも何かいる……アクラさんもいる☆もしかして行方不明(ゆくえふめい)になってた各県代表(かくけんだいひょうの)魔法少女(まほうしょうじょ)かな☆


挿絵(By みてみん)


 「やらせない!! そこまでだメロウライン!!」


 「レソレ!? それにお前ら!! なぜあの牢屋(ろうや)から出られた!!」


 『ふぉっふぉっふぉっ、何とか間に合ったのお』


挿絵(By みてみん)


 そして、その後ろからコーモン様見たいに現れたヒゲと(かみ)が長いジジイ。なんだよ、捕まってたはずなのにピンピンビンビンして元気そうじゃねえかよ……こっちは足をやられて出血多量で死にそうなのにのんびり歩きやがってよぉクソが(`メ´:)


 「ローザルフ、貴様(きさま)……」


 「みな、よくやってくれた。いま回復してやるぞ《ヒーリング・マックス・ダイナ》!!」


 地面が輝く。そして、(いた)みが引いていく。

 おぉ、シュルシュルと傷口が閉じてく☆元気が湧いてくる☆力がみなぎる☆ビンビン物語がはじまる☆さすがは大賢者(だいけんじゃ)、ムカつくがやることが豪快(ごうかい)だぜ☆


 「あれだけの封印(ふういん)をしていたはずが、何故(なぜ)!?」


 「ウラノーマの奴がやってくれたのよ」


 「ぐっ!! あの道化(どうけ)(おど)らせよって!! 最初からお前の傀儡(かいらい)だったか!!」


 「覚悟を決めよ、メロウライン。貴様(きさま)はしくじった。見誤(みあやま)ったのじゃ」


 あー、他の用事ってそれだったか☆

 ん、でも、それなーんか違和感(いわかん)あるけど☆まあ、今は目の前のことに集中しないとですね☆


 「まだだ!! 魔王となる(われ)がこれで終わると思うなよ、()いぼれ!!」


 「フム、確かにお前は強かろう。わしよりも、強かろう。じゃが、お前は負ける……お前が裏切(うらぎ)った魔法少女(まほうしょうじょ)の手によって」


 「!!」


 ギョッ(おどろ)くメロ姉をよそに、シジイは素っ(ぽんぽん)で倒れてるアルステリアさんに近づきます。あの食虫植物(しょくちゅうしょくぶつ)ウツボカズラみたいなのはメロ姉の攻撃の巻き添えでやられちゃったみたいですね~(あつか)いが(ざつ)やな(;´д`)


 「ローザルフ様……申し(わけ)ありません……私は……」


 「すまなかったなアルステリア。お前を、お主らをこんな目にあわせてしまって」


 「なぜ……お(あやま)りになられるのですか……私は、見抜(みぬ)けなかったのです。メロウラインがあのような者でありながら、そのそばにいながら見過(みす)ごしてしまった。そのせいで、このようなことに、全ては私の責任です」


 「間違っておらん。お主は(あやま)ってはおらんよ。じゃから、それを自ら示すがよい」


 そう言うと、ジジイは天に右手をかかげ、なんかちょっとカッコいいポーズをとります☆すると、光に包まれたちょっと際どいけどオサレな服が現れました☆なんでそんなもん隠し持ってんだよクソが☆


 「秘蔵(ひぞう)の品を受け取れ。度重(たびかさ)なる研究(けんきゅう)練磨(れんま)成果(せいか)にして魔法少女の最強装備! 名付けてアルティメット・ブレイブ・ドレス、略して(UBD)じゃ!」


 な、なんだってー!? 

 OEDの新型か!? それ、はるなもほしーぞ!! なんでここまで頑張ってきたMVPにごほうびくれないんですか!? あんの変態薄情(へんたいはくじょう)エロジジィィめプンプンプンスカプン(`ω´)


 「!!」UBDは、アルステリアさんにピューッと飛んでいき、接触(せっしょく)した途端(とたん)、ピカーて強く光りました。


挿絵(By みてみん)


 「なんだと……」急展開(きゅうてんかい)についていけてないメロ(ねぇ)


 「力が……沸いてくる……!!」


 「ググググ!!」


挿絵(By みてみん)


 光の中から現れたのはツインテールに髪型が変わった。色々未来的な装飾(そうしょく)ですげー強そうなだいぶキリッとした顔のアルステリアさんでした。


 「メロウ」


 「生殺(なまごろ)しにしたツケが回ったか!!」


 「そうだね。そうか、君はやっぱりメロウなんだね」


 「何をっ!?」


 「気づいていないかい? なら、気づかせてあげるよ、この【パーフェクト・アルステリア】がね!」



 即席(そくせき)ネームクソゲダサッ☆自分でカンペキパーペキってよく言えるよな☆☆さっきまでホエーてなってたのにクルリンパして自画自賛できちゃうその自信には脱帽せざるをえない☆


 つーか、おいしいところを持ってかれたし!!

 はるなここまでスゲー頑張ったのに…………なんーてね! 実はそこまで思ってませんよ☆だってもうここまで連戦して大変な思いしたからもう戦いたくないもん☆めんどくさいもん☆しょーじきアルステリアさんが代わりに仕留(しと)めてくれるなら頑張ってーって感じです☆☆いやーわれながら寛大(かんだい)だわ☆☆嫉妬心(しっとしん)何処(いずこ)へ消えた☆



 そんなクライマックスで、次回「メロ姉をフルボッコ」に続きます☆☆よーしあとはナレーションに(てっ)しよっと☆☆

 

 

 


 

 

 

 

第3章もいよいよ次回がラストです!

今回は影だけですが、次回はちゃんとパーフェクトアルステリアの絵を載せますよ! ホントだよ!

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