第15話☆【1回戦第7試合】~戦場に開花(ひら)く雪百合(スノゥリリィ)~
メロウラインとアルステリア。
幼馴染の2人の運命の対決がはじまる。
生まれ持っての天才と努力の天才、勝つのはどっち!?
こ、んに、ちわんこ☆☆
へんなとこに間を入れて楽しんでる一人遊びの達人、魔法少女はるなです☆☆今日は、メロお姉ちゃんの戦いを応援しに来たよ☆☆
ワーーーーーッ!!
ウォーーーーッ!!
キターーーー!!
モヘーーーー!!
ブヒーーーー!!
今までの戦いと比べてひときわ大きい声援☆☆
なんつーか、お客さん自体が今までの比にならないくらい多いんだよね。(どっかに豚いるし)早めに来て何とか観客席の最前列に陣取った私とぴりんですが、前に押されてコロシアムに落ちないか心配になるレベルです☆☆まあ、落ちないようになってるんだけどね☆☆
「おねーちゃーん! がんばってくださーい」
お姉ちゃんが現れると、すぐさまエールを送る私ですが、他の声でかき消されて……あっ、こっちに向かってにこにこ手を振ってくれましたよ☆☆流石はお姉ちゃん、感受性が鋭いです☆☆
『さあ、注目のカードがやって参りました!! 300年に1人の大天才魔法少女、青森代表のアルステリアさんと、努力の秀才にして国民的お姉ちゃん、長野県代表のメロウラインさんの対決です!!』
うわ、やっぱりそうですか国家的に姉キャラ認定されてますか☆☆そんなメロお姉ちゃんと戦う相手の大天才さんは、まるで某タカラヅカ歌劇団的な服装をした男装の麗人っぽい子で。少し白みがかった金髪とすらりと長い足が大人びた印象を与えます。カワイイと言うよりカッコイイ系魔法少女ですね☆☆☆☆見るからに強そう☆☆☆☆
さて、この試合の模様ですが、ガチ試合のため拾音魔法(この種の生活魔法だけは昔から得意なんです)であの2人と実況以外聞こえないようにして、この天才司会者はるなが解説を行いたいと思います☆☆いつもより星少な目で真面目にやるよ☆☆
「メロウ。よもや、お前と戦うことになるとはな」
「そうね、アル」
あれ、早速二人は話をはじめましたね。
しかも、お互いあだ名で呼んでいます。どうも、親しい間柄のようですね。
「私の後ろで、いつもビクビクしていたあの泣き虫が、随分と成長したものだ」
「ふふっ、いつもの事だけれど、上から目線で話しますね。同い年なのに子供扱いなんだから」
「褒めているつもりなんだがな」
ん、何か昔を懐かしんでますよ。
幼なじみフラグ成立ですね☆
「あなたは、いつも私の味方だった。でも、同時に越えられない壁でもあった。だから今、私はあなたを越えてみせる」
「ほう、それは面白い。美しくなったのが見た目だけでない事を証明しようてか」
「茶化さないで。本気で言っているのよ! 」
お、お姉ちゃんがいつもよりキリッとしましたよ。それにしても、何か、この二人の関係ってもしかして友情以上の……
「そうか、まったく相変わらず真面目なやつだな。では、はっきりさせるとしようか。できる限り傷つけずに白黒をつけたいものだが」
「アル!」
「わかってるさ。お前が望むなら、私は本気で行く。ただ、わかると思うが、如何なる事になろうとも責任はとれんぞ! 覚悟は良いな?」
「そんなことは承知の上よ、もう昔の私じゃないことを見せてあげるわ!」
うわー、少年マンガ的な言葉を恥じらいもなく言い放ってます☆☆努力して強くなってライバルを見返そうって王道な展開だけど、実際にはなかなかお目にかかれないんですよね☆☆お姉ちゃんにはなるべく早く敗退してほしいんですか、こんなムネアツアツモリなやりとりされると勝ってほしい気持ちになってきましたね☆☆あー、でも、よく考えたら、お姉ちゃんが勝ち残ってくれると、もしどこかで対戦することになっても、うまく負けてくれるか、あるいはもしお姉ちゃんが優勝したら賞金の一部をくれるかもしれませんね☆☆よし、ここは是非ともアルステリアさんをぶっ倒していただきましょう☆☆天才とか言うフレーズ正直ムカつくんで☆☆
『それでは、試合開始です!!』
開始の音と共に、両者は互いに後退し距離をとりました。魔法少女でも近接攻撃が得意なのや遠距離からかの攻撃が得意なタイプ、或いはその両方など個々で戦い方は違いますが、間合いは大事ですね。最初から不用意に近づく猪突猛進な戦法は、手の内をある程度知っていようがハイリスクです。ちなみに先に負けたぴりんは、それをやってしまったんですよね。まあ、痛ーいカウンターをくらってましたよ☆☆
「いくわよ! あまねく蔦よ、向かう者に絡み付け! 〈ソーン・バインド〉!!」
先に攻撃したのは、メロお姉ちゃん。
お得意の植物魔法です。この前は、あの魔法で助けてくれたんだよね☆☆
シュルシュルと蔦があらわれて、アルステリアさんに絡み付きます。普通の人なら振りほどくのは絶対不可能、格闘家さんレベルでも何とかするのは至難のワザでしょうね。ただ、魔法使いや魔法少女となると話は別ですね☆
「そんなもの、牽制にもならん」
ピキッ
ピキピキピキ
わ、蔦が、みるみる凍ってしまいました!
バリーン
植物は凍ったらもろくなますからね。アルステリアさんがちょっと力を入れただけで、簡単に崩れ落ちてしまいました。なるほど、もしかしてこの方、氷の魔法使いでしょうか。だとすれば、まずいですね★★
「ならないかどうかしら! 〈ガトリングシード〉!!」
前置きなしにお姉ちゃんの右手からにょきにょきと蕾が生えてきて、その口のようなところから黒くて丸い種みたいなものがガガガガッと次々に発射されます。何かどこかのアニメの青い新型機動兵器みたいな攻撃だね☆☆更に桜の花びらのようなものをブーメランみたいに投げつける怒涛の連続攻撃っぷり☆☆
「当然!! 〈アイスシールド〉!」
でも、アルステリアさんはすぐさま氷の盾を作り出してすべての攻撃をカンカンカンと全て防いでじまいました。やっぱり、そうだよね。
ここで豆知識。
植物の魔法は、氷の魔法には非常に不利なんです。
炎にも弱いんだけど、それと同じくらい相性が悪いのは魔法世界では超常識レベルなんですよ! ちなみに、2つの魔法は両方とも2つの属性を合わせたもので、氷の魔法は光と水、植物魔法は土と水の二重属性なのです。もしかすると、いや多分確実に、2人とも二属性所持者ですね。私はるなの罪属性ほどじゃないにしろ2つの属性に高い才能があるのは非常に稀有な存在ですから、天才と言われるのもうなずけます。
「お見通し、ですか」
「お前の魔法は見飽きるほど。相も変わらず生易しい。あれだけ、優しいだけでは駄目だと言っているのに」
「でも、優しいのは前提。違うかしら?」
「フッ、返すようになったか。だが、私の凍てつく冬に言葉を超えて敵うかどうか。試すとしよう」
ほんと、アルステリアさん上から目線ですね~ただ、なんか年不相応に貫禄あるからそこまでイラッとしないですよ。
「白銀の世界に震寒せよ!! 〈ダイヤモンドダスト〉!!」
ヒヤッ
うわ、なんか寒気が……
観客席まで冷気が漂ってきましたよ。大魔法使い様の技術で観客に魔法が届かないように超強力な結界が張られてるのにそれをすりぬけるなんて★★うわ、お姉ちゃんのいる辺全域はキラキラ輝く猛吹雪になってるよ!! 早い段階で氷系の高等魔法を使うなんて流石は天才魔法少女☆☆あんな広範囲魔法使われたら、回避もクソもないですよ★★
「つっ!?」
魔法少女が着ているオルタナティブ・エンハンスド・ドレス(略してOED)には魔法防御効果があり、魔力の高さに比例するかたちで軽減はできますが、厳しいですね……植物の魔法ではすぐに無効化されてしまうし……お姉ちゃん、大丈夫でしょうか★★何か反撃の手段があるのでしょうか★★
「この攻撃からは逃れられまい」
「みくびらないで!」
「まだ抵抗の意志ありか」
「アル! 手の内を知るのは貴女だけではありません! それは私も同じことよ!!」
「何をする気だ」
「出よ、燦然と輝く大輪の向日葵達! 〈サンフラワー・パラダイス〉!!」
ピカッ
うわ、眩しい! な、何ですかあの光は!?
吹雪いていた視界が、クリアになっていきます☆☆
そこに見えるのは、え、お花畑? 戦場がひまわりだらけなってるよ☆☆何かエモい☆☆
「なにっ、この吹雪を打ち破るだと?」
「〈ダイアモンドダスト〉は確かに効果範囲が広い。けれど、その反面威力を犠牲にしている面がある。だから、火の魔法でなくとも、熱を発する手段を使えば対抗できるわ」
「なるほど、その花、太陽の力でも借りたか」
「そう、このひまわりたちは夏の陽気を創り出す」
「まったく、難い魔法を使うものだ」
「もちろん、これだけでは終わらないわよ! 私の魂の炎であなたの氷を溶かしてみせます!」
お、85点くらいの秀逸な決めゼリフですね! 魔法の応酬もあり、なかなか見所のある戦いになっています。先の私とエメリスの戦いとはえらい違いだね☆☆☆☆
「〈ダンデライオン・デプスチャージ〉!」
お姉ちゃんの周囲からたんぽぽの種みたいな無数のふわふわしたワタんぼがたくさん現れて、それが風に流されてアルステリアさんに向かい、BOOM!BOOM!BOOM!!と爆発しました☆一気に畳み掛けるつもりなのでしょうか? そのあとも次々に魔法を連発して戦場をさながら庭園のように彩ります。もっとも、これくらいの応酬でやられてしまうほど天才魔法少女は甘くないでしょうが。
「少しお手入れしたくらいで調子に乗るなよ、メロウ! 〈アイスソード〉で伐採してくれる!」
氷の剣をビキビキと作り出し、植物を切り払い始めるアルステリアさん。冒険おじさんが念願の末やっと手に入れたアレを無詠唱でいとも簡単に作り出すなんて、うわー報われない★
「それは、読んでいたわ!」
「何?」
「〈ドレイン・エグザンシウム〉!!」
お姉ちゃんがバラッと投げたのは、イガイガした植物の種らしきもの。いわゆるくっつきボンボンってやつですね。それがアルステリアさんに当たると、服にピタッとくっつきました。あれみたいなのは、長良川の河原とかに生えることあるたけど、取るときチクチクして痛いいんですよね~ちなみに、煮れば何とか食べられます。雑草イコール食料それがビンボーの常識なり!
「くっ!? また、子供じみたことを!!」
「ただの実とはわけが違うわよ。その種子はあなたの魔力を徐々に吸っていく」
「自分からネタばらしか、こんなもの…………つっ!!」
アルステリアさんがその実を取ろうとしますが、イガイガが思いのほか尖っているのか、はたまた毒でもあるのか、取ることができず、手を放します。そして、くっつきボンボンに魔力を吸われたせいなのか、アイスソードが形を保てず溶けてしまいました☆☆これは見た感じスキだらけですね☆☆お姉ちゃんにとって格好のチャンスです☆☆
「アル、勝負をつけさせていただきます! 私の最大にして、究極の魔法で」
「お前、完成させていたのか!」
「次元を漂う偉大なる世界樹、その神に並ぶ生命の潮流よ、その大力の元に澱みを帰せ!〈ユグドラシル・ギャラクシアス〉!!」
戦場に、光の槍が天に向かって次々と伸び、そのいくつかがアルステリアさんの体を貫き串刺しにします。いや、正確には、全て貫通しているようですね。物理的には傷ついていません。しかし、この魔法はお姉ちゃんが言った通り、「究極魔法」ですね。
それは、数ある魔法の中で最高ランクに位置する、それはそれは強い魔法のことです。500年生きた大魔道師様や大賢者様のような長らく魔法に携わってきた人ですらほとんど扱えない程の超難度を誇り、必要な魔力も膨大なのため、普通の魔法少女ごときにはとうていどころか絶対レベルで習得できないはず。それを、お姉ちゃんはあの年で習得したなんて……やっぱり、私が尊敬に値する人は格がちがいますね☆☆横にいる1回戦負けしたヤツと召喚しかしなかった千葉代表はスルメでも噛んでてとーぞ☆☆
みるみる光の槍たちは1つになりはじめ、アルステリアさんをのみこんで、1つの大きな木になりました。あれが、世界樹ユグドラシル。伝説の神木にして、数ある平行した世界をまたにかけて根をはると言う不可思議の樹齢を持つと言う。あの盆栽みたいな姿は、おそらくは、その一部。その幹の全てを合わせれば、それは1つの宇宙ほどの大きさがあると、古文書には書いてあったりします。なので、植物の魔法では最強と言って良いのかもしれません。
樹木に取り込まれて、反応が無くなるアルステアさん。
魔力も吸われてそうですし、このまま、世界樹の肥料になって勝負ありですかね☆☆さすがの天才でもこれは無理でしょ☆☆
「ああ、よくやったよ。お前の努力は認める。しかし、まだまだ、詰めが甘い」
え!?
嘘でしょ!?
「アル!」
「こちらとて、惰眠をしていたわけではない。悪いが、打ち砕かせてもらう」
ビシイッ!!
うわ、盆栽もとい世界樹が一瞬にして氷づけになったよ!?
「植物は水の塊でもある。たとえ、それが神木とて変わらぬ」
「いえ、そんなはずはありません! ユグドラシルに流れているのは普通の水ではない……っ! つまり、そういうことですか」
「究極魔法を使えるのは私も同じ」
バリーン!
世界樹が内側からはじけて、中からアルステリアさんが飛び出しました!! 究極魔法を受けてぴんぴんしてるなんて、やっぱ只者じゃないですね。
「アル……」
「あれが、お前の全力か?」
「そんなことは!! まだ、終わったわけではありません!!」
「本当に残念だが、メロウ、閉幕の時が来たようだ」
ええっ!? これぶっ殺す宣言だよね!?
これはヤバイよヤバイよ!! お姉ちゃん逃げてーー!!
「させないわ!! 〈ファイアーアロー〉!!」
「得意属性でもない魔法か。最期まであきらめぬ気持ちは美徳だな。だから、その美しさを、私はとどめておきたいと思う……神の氷よ、彼の者の時を永久に封じたまえ! 神階魔法《ミリオンリバース・アブソリュート〉!!」
「ぁ!!」
う!!
う、うぎゃぎゃぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!
お姉ちゃんの体が一瞬にして氷づけになっちゃったよー!! お姉ちゃんアイスの出来上がり!! なんて言ってる場合じゃねー!!! うわーー!! あと、神階魔法って究極魔法の更に上のヤツ!?
『おおっと、これは!! メロウラインさん動かない! 戦闘不能でしょうか!? カウント開始します! ワーン、ツー』
「……」
『……ナイーン、テーン! どうやら、そのようですね! この戦い、勝者は、アルステリアさんで決定ですっ!!』
沸き起こる歓声。アナウンサーと言い観客と言い対応軽いなぁ★★お姉ちゃんはカチンコチンで凍死(凍死)しかねない状態なんですが★★
「お姉さま!!」
試合終了後ぴりんと私はすぐさま、メロお姉ちゃんが搬送された救護室にむかいました。そこには、全く溶ける様子もない永久凍土状態のお姉ちゃんが立ったまま置かれていて、その側にはアルステリアさんが立っていました。
「お前たち、心配になって駆けつけた口か?」
たどり着いた私たちに向かって、アルステリアさんは落ち着いた口調で話しかけます。
「アルステリア!」
「ぴりん、お前はすぐに熱くなるな。だから1回戦で負けるのだ」
「んぐっ! こ、こんなの見て落ち着いていられるあんたの方がおかしいのよ!! まさかこのまま放置するつもりじゃないでしょうね!」
「そのつもりだが何か?」
「ち、ちょっと見殺しにする気!? このままじゃ、死んじゃうでしょ!?」
「いや、死にはしない。この氷は時をも凍らす。永久にこのまま眠るだけだ」
うわ、クソ残酷やな★★
この人の血は氷でできてるんでしょうか★★
「小さいの、君は、わかるな」
「……」とりあえずうなずく私。
「物わかりが良い奴。そう、この戦いは遊びではないのだ。例え親しい間柄とて妥協も容赦もしない」
「それ、魔法少女としてあるべき姿かどうかは、わかりませんけどね」
「フフッ、在るべき姿か。まさかメロウのあの戦い方が正しきものであると言うつもりではなかろうな」
「そうですね、ですが」
「何が言いたい?」
つーか、この流れになったら言えないけど、唯一のバー……じゃなくて理解者であったメロお姉ちゃんがこのままだと私にとってはスゴーい痛手なんですよ!! ホンネは、ぴりんと変わんないかそれ以上に激オコビンビン丸だっつーのクソがっ!!
「あなたの戦いも正しいとはトーテー言えたもんじゃないですよ!」
「ほう、ならばどう示す?」
「それは、戦って示します」
うわー、流れ的にポイ事言っちゃいました★★かたきうちフラグを建てちゃったよ★★でへっ★★も、もーこれで後には退けねーわ★★★やっちまったけど何か悔いは無い感じ★★
「面白い、流石はメロウが目を止めただけはある。良し。小さいの、私と当たるまでに負けるでないぞ」
「はい」
まー、お姉ちゃんがこうなった以上、どのみち負けられませんからねー★★つーか、下手したら人生終了だし★★
「楽しみにしている」
「アルステリアさんも、この先ご武運を!」
「フフッ、安心しろ。君と当たるまで負けはしないさ」
正直、私と当たるまでに負けてくれるとありがたい~と言いたいところですが、ひょっとしたら氷像になったお姉ちゃんを元に戻す方法を知っている可能性があるので下手に死なれたら困るんですよ☆☆それに、なんつーか、こう言う展開になると私の手で倒したいって言うアツいジャンぷい気持ちが湧いて来てるのも確かです☆☆おー、わがはい主人公感出てきたよ☆☆☆☆☆ミ
去っていくアルステリアさんを見送ると、すぐにぴりんがポンと私の肩を叩きました。
「はるな」
「なんですか?」
「アルステリアは強いわよ。私達の中でもトップの実力は、ある」
「そんなこと、十分わかってます」
「ふん、だからさ、お姉様のかたきをとるため少しでも特訓しようよ! 協力するからさ!」
「うーん」
「な、何よ!? 私じゃ頼りないとでも言いたいの?」
はい。
まったくその通りです☆
よーくわかってるじゃないですか☆関心感心☆
でも、今は贅沢は言ってられません☆できる限りの努力をするのみです☆
「いやいや、よろしくお願いします~」
「ん、何かいつもより素直すぎてキモいんだけど。ま、お姉様のように優しく教えないから覚悟してよね!」
そのあと、ぴりんと私は訓練所で4時間くらいトレーニングをしたのでした☆☆お姉ちゃん見ててください☆☆はるなは必ずアルステリアさんを倒しますっ☆☆☆☆打倒・超天才魔法少女☆☆☆☆
……ちなみに、ぴりんの教え方は意外と優しかったのですが、こそばゆいので本人には言わないことにします☆