第一章〜白い牙と不死鳥〜
鉄のにおい
身体中が痛いな
やりすぎた・・か
俺の周りには数十人の侍の死体が転がっている
どいつもこいつも悪そうな顔をしている
こいつらは俺の主の宿敵のしたっぱ
弱かったがここ一週間闘いだらけで身体が悲鳴をあげている
ドサッ
しばらく横になって回復を待つことにした
第一章
〜白い牙と不死鳥〜
あぁ俺の血が地面に染み込んでゆく・・・思えば俺は何をしてんだろう
しばらく横になってると
ザッ
誰かの足音
そして聞こえた声
「誰だ・・・村潰しの役人か・・」
女の声だった、かなり怒っているのか俺をつかみあげた、目があった
すると、
「!!?お前は西の国の・・・・白い牙か!!」
かなり動揺している 当たり前だろう、俺は全国に名の知れた白い牙だからだ名前だけで逃げるやつだっている
「別に村潰しの役人ではない・・・ただの侍だ」
女は少し安心したのか、そうかといい去って行こうとした
が
「見付けたぞ!不死鳥だ!」草むらから数人の男たちがでてきた
「覚悟しろ」
一人の男が刀を振りかざした・・・
「不死鳥?」
聞いたことがあるな・・たしか不死鳥の血をすすると不死の体になるとか。
女は大きな扇子を両手に
「屍の舞」といい扇子を勢いよくふる、すると男たちは傷だらけになり倒れた
何が起きたのだろう?俺はわけが分からなくなり女に話しかけた
「お前は一体何者だ?」
女は静かに答えた
「お前と同じ者だ」
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