通り抜けの道
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:通り抜けの道
「はぁ〜、今日遅くなったなぁ、早く帰らないと」
私は都内で働いているOL 。
その日は夜遅くなり、できるだけ早く家に帰ろうとしていた。
「よし、今日は又あの近道通ろう」
公園を突っ切ったところに路地裏に出る道があり、
その道を通れば10分は早く家に着ける。
「でもあの道、夜はあんまり行きたくないんだけどな、まぁしょうがないか」
その道は普段から人気がなく、
ちょっと延々続く一本道でもあるため、
女性が夜1人で歩くにはちょっとお勧めできない道。
でも明日も仕事が早かったので
そんな恐怖を取っ払い、私はやっぱりその道を行くことにした。
その路地裏の近道は、
いつも通勤途中にある公園横の道から
向こう側の大通りへ出る道。
つまり区画の中を一直線に走っている道で、
回り道をするより要領は良い。
ただ少し長いのだけが嫌だった。
街灯も転々としててあまり無いし、
強姦魔にでも襲われたらどうしよう…
その不安はどうしても抜けきれない。
でも「明日のため」と早足でその道を歩いていたら、
向こうから1人誰かが来るのが見えた。
女性だ。
私は彼女を見て少し心強くなり、
この道に自分1人ではないと心が強まり、
少し心をあったかくしてどんどん歩いていった。
すれ違った時、オーデコロンの良い匂いがした。
「もう〜この道やっぱり長いなぁ、やだなぁ」
そうしてどんどん歩いて行って
大通りへ出ようとしたところ、
「あれえ??…いや、ちょっと何これ、嘘でしょ…」
地域の工事でその道は閉鎖される事になったのか。
通りを突っ切ることができず、
「この先、通り抜けできません」
の看板が代わりに目の前に立っている。
「うそお〜〜!ちょっと冗談じゃないわよこれえ」
また歩いて戻らなきゃならない。
でも本当の恐怖はその直後にやってきた。
その看板を恨めしく見ていると、ふとその横に
何か影の塊のようなものがあるのに気づいた。
「なんだろう」
と思いよく見てみると、黒いビニール袋?
「…でもこれ…」
日常でよく使う普通のビニール袋ではなく、
その何倍も大きなビニール袋。
業務用スーパーででも売ってるのかな?
なんて思いながら少し不思議に見ていると、
そのビニールの少し向こうに気になるものが見えた。
肌色?
向こうの街中の照明からそれが何となく見え、
やめときゃよかったのに私は少し興味本位で
それを確認しようとしてしまった。
「ひっ!……きゃあぁ…」
叫ぼうと思ったけどやめた。余計に怖くなるから。
ビニールから突き出るように出ていたのは人間の手。
その手に少し赤黒い色が付いていた。
と、私はふとさっきの女の事を思い出した。
すれ違った女。
……今私が立っている目の前は行き止まり。
「オーデコロンの匂い…?…はっ!?」
女「ひゃあぁあw」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=-o9ivK1tTUo
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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